農のこころ丸山美沙夫
ひとたびは捨てたる故郷麦を踏む 田畑 豊涼 『ザ・俳句歳時記』から。故郷を離れるには、いくつかの理由がある。大志をもって自分の道を求めていく者。また、今の農業で暮らせないために他の職業に就く者、などさまざまな思いや事情がある。この作から感じるのは、後者の故郷を離れて知る故郷の良さ、農を守る大切さに立ち向かう決意か。里の麦を踏みしめる。
(新聞「農民」2020.3.30付)
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[2020年3月]
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