日野まちづくり研究会
滋賀県農民連日野支部
地域の食と農を考える学習会
滋賀県農民連日野支部と日野まちづくり研究会の共催で印鑰智哉(いんやくともや)さん(日本の種子〈たね〉を守る会アドバイザー)を迎えた学習会が2月15日に、日野町の町立日野公民館で行われ、99人が参加しました(写真)。日野まちづくり研究会の会長、東正幸さんは、日野支部の支部長でもあります。藤沢直弘・日野町長も参加いただきました。
印鑰さんは、「化学肥料を投入することで植物は土中に炭水化物を放出しなくなり、炭素が大気に放出され、気候変動が激化。植物は病虫害に弱くなり、土壌は水を保てなくなる。土壌が流出するなど自然災害も激甚化する。世界の土壌はこのままではあと60年で失われてしまう」と衝撃的な話から始めました。
世界では、遺伝子組み換えに反対し、有機市場が増加しているにもかかわらず、日本では、大手ビール会社が発泡酒の糖類で遺伝子組み換えをこっそり使い始め、粉ミルクも遺伝子組み換えの原料が使われていることなどを告発。「日本は遺伝子組み換え食品のゴミ捨て場になる」と述べました。
遺伝子組み換えゲノム編集学ぶ
最後に、遺伝子組み換えから、「ゲノム編集」=遺伝子を破壊するだけのゲノム操作食品が規制の抜け道として作り出されて、表示等もなされずに知らないままに市場に出回るのではないか(もうでているのか?)という話もありました。
当日は、1面に日野支部の紹介記事が掲載された2月10日付新聞「農民」の宣伝紙を配布し、4人の方から購読申し込みがありました。
(滋賀県農民連 野田美代子)
(新聞「農民」2020.3.9付)
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