「農民」記事データベース20200316-1400-07

「大運動」各地で奮闘続く

確定申告 一緒に学び入会広がる


各支部で確定申告が佳境に入る
大阪

 大阪農民連の各支部では春の大運動で確定申告の書き込み会が佳境に入っています。

 2月15日、阪南市で開催された書き込み会では、農民連の『記帳簿』を使って、経費をきっちり出して計算。自分と妻を息子の扶養に入れることができ、自分の税金だけでなく息子の所得税、住民税が20万円ほど軽減されたと大喜びでした。

 売り上げは漏らさず、経費はしっかり計上して申告しましょう。自分の所得税だけでなく、国保や介護、子どもたちの所得税、住民税の軽減につながります。

31歳の新規就農者が入会
「農民連のやっていることは、
関心のあることばかり」
奈良

 2月18日に奈良県山添村で開催された「なんでも相談会」には31歳の新規就農者が参加。税金の申告や労災保険・出荷説明に熱心に聞き入り、「農民連さんのやっていることや考えていることは関心のあることばかり。『労災には入らないと』と思っていたので、早速入会して一緒に勉強したい」と意気投合。一緒に参加していた紹介者のOさんも「喫茶店で知り合って農民連の話をしたら、すごく関心を示したので参加してもらった」とのことです。

 また、宇陀市や御所市でも入会した人が「農民連で申告したら介護保険や国保税が10万円以上下がるから助かるよ」と友人や兄弟に話して入会が広がっています。

パソコン簿記講習が好評
「1人も挫折者を出さない」
青色申告部で入会
山形・庄内

 2月17日に山形・庄内農民連が開いた青色申告部会には、会員でない農家2人が参加し、2人とも来年の確定申告に向けて農民連に入会しました。2人とも「パソコン簿記をきちんと教えてくれるところを探していた」とのこと。

 2人からは、他のパソコン簿記・複式簿記の学習で挫折した経験談が出され、「過去にただの1人も挫折者を出さなかった」庄内農民連青色申告部会のパソコン簿記・青色申告講習会の実績が、2人の入会決意のポイントになりました。

 20日も非会員の農家2組3人が参加しました。うち1人は息子への移譲に向け、パソコン簿記に興味を示していました。農業共済組合が水稲共済をやめ収入保険に一本化するとの話もあり、青色申告の要求はますます高まっています。

 「農民連はできるまでみんなで教え合う」ことをアピールし、さらなる拡大を目指しています。

(新聞「農民」2020.3.16付)
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2020年3月

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