2018年11月
■2018年11月26日(第1337号)
- 違法なGM(遺伝子組み換え)ワタを検出/被った損害を補償せよ!/国は規制と厳格な検査を
- 食用や飼料用、衣料などに利用されているワタ。なかでも海外から多く輸入されている遺伝子組み換えワタは、法律(カルタヘナ法)上、一般の畑では栽培できないことになっています。しかし、農民連食品分析センターの調査で、国内で栽培されているワタに違法な遺伝子組み換え品種が混入している可能性があることがわかりました。
- 日欧EPAの批准強行するな
- 日欧EPA(経済連携協定)の批准案をめぐり、安倍内閣は11月20日に本会議で、28日には外務委員会で審議を開始し、まともな審議もせずに今国会で成立させようと狙っています。
- 種子守る新法の制定を
- 今年4月に廃止された「主要農作物種子法」に代わり公共品種を守る新しい法律の制定を求めてきた「日本の種子(たね)を守る会」は11月13日、同趣旨の国会請願署名を提出する集会を議員会館内で開催しました。約100人が参加し、野党各党の国会議員にこれまでに集まった署名約17万人分(第1次)を託しました。「日本の種子を守る会」は農民連も団体会員になっており、この集会に合わせて4052人分の署名を提出しました。
- 被災者・被災地の声生かした人間復興を
- 災害被災者救援と災害対策改善を求める全国連絡会(全国災対連)は東日本大震災から7年8カ月たった11月11、12の両日、岩手県大槌町で「岩手のたたかいに学ぼう 被災者・被災地の声を生かした人間復興 災害対策全国交流集会2018inいわて」を開催。岩手、宮城、福島の各県を中心に全国20都道府県から約180人が参加しました。
- 農のこころ
- 葱囲う手もとを照らす厨の灯
- フィリピンのバナナ農園労働者弾圧するな/スミフル本社前で連帯行動
- 日本でもっとも食べられている果物、バナナ。2004年以降、年間消費量はりんご、みかんを抑え堂々の第1位で、ここ20年ほどは毎年約100万トンものバナナが輸入されています。その8割はフィリピン産。なかでも日本向けフィリピンバナナの大部分は、南部のミンダナオ島で生産されています。
- 農家が得する税金コーナー(46)
- 安倍政権は消費税の10%増税と「軽減」税率が来年10月1日からスタートする方針です。一方で、消費の停滞を招く、「軽減」税率で大混乱、大企業や富裕層には大盤振る舞いなどの声が強まり、反対運動も強まっています。
- 東海第二原発の再稼働反対決議
- 11月6〜7日に茨城県鉾田市で開かれた関東ブロック秋季研究交流集会には、1都8県から74人が参加しました。
- 見沼田んぼ(さいたま市)見学ツアーと研修会
- 11月3日、農業・農協問題研究所首都圏支部と埼玉県南食健連(埼玉県南都市近郊・見沼田んぼ 農業・食糧・健康を守る連絡会)との共催による見沼田んぼ(さいたま市)見学ツアー・研修会が約40人の参加で行われました。
- ふるさと よもやま話
- 私の住む新潟県三条市は、新潟県のちょうど真ん中くらい、越後平野の中央部にあり、県央地域と呼ばれています。農業生産の最大のものは米で、コシヒカリを中心として、早生(わせ)のこしいぶきや晩生(おくて)で新しい品種の新之助などが栽培されています。
- 旬の味
- 年が明けて1月1日、主人の母は98歳の誕生日を迎えます。5年前、体調を壊した母をわが家の近くの施設に入れていただきました
■2018年11月19日(第1336号)
- 日米FTA
- 日米FTA(自由貿易協定)は、農産物市場への打撃とともに、農業以外の分野でも大きな問題があります。アジア太平洋資料センター(PARC)共同代表の内田聖子さんに聞きました。
- 日米FTA反対!
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は11月2日、東京・有楽町で「日米FTA反対、家族農業を大事にする農政への転換、食料自給率の向上」を求める緊急の署名宣伝活動を行いました。農協労働者など40人が参加し、道行く人に訴えました。
- 安倍改憲NO!国会包囲
- 日本国憲法の公布から72周年の11月3日、安倍政権が進める憲法改悪策動を阻止し、憲法を守り生かす政治を実現しようと、国会包囲行動が行われ、1万8000人が集結して声をあげました。「総がかり行動実行委員会」と「安倍9条改悪NO! 全国市民アクション」の共催です。
- 農のこころ
- 新米を辺野古の塩で結びけり
- 「水産改革法案」緊急フォーラム
- 安倍政権が今国会での成立を狙っている「水産改革法案」をテーマに、JCFU全国沿岸漁民連絡協議会が11月5日、国会内で緊急フォーラムを開きました(漁業法改正案に反対する漁業経済研究者の会、21世紀の水産を考える会が共催)。緊急の呼びかけにも関わらず、資料も足りなくなるほどの参加者で、熱気にあふれた討論が繰り広げられました。
- 写真・詩・俳句・短歌コンクール/グリーンウエーブ12・7中央集結行動
- 新聞「農民」は、農民連結成30周年を記念して、写真・詩・俳句・短歌コンクールを次の要領で募集します。
- いも掘り収穫祭
- 新日本婦人の会東京都本部と東京農民連が共催する「まめちゃんプロジェクト」のいも掘り収穫祭が11月4日、東京都清瀬市の小寺農園(園主は小寺理一東京農民連会長)で行われ、約70人が参加しました。
- 柿の生産現場を視察
- お天気に恵まれた10月17日、福岡県のエフコープ生協(組合員49万人)直方支所の方々11人が、柿の生産現場が見たいと視察に見えました。
- ふるさと よもやま話
- 私は、いま沖縄県南城市で酪農を営んでいます。1960年代当時は玉城村でしたが、61年に私の父が村の集落に本土から農家1戸につきホルスタイン牛1頭を導入し、集落で集団的に酪農業を導入したのが、酪農を始めるきっかけでした。
- 旬の味
- 地元の大山(だいせん)に先日初冠雪があり、朝夕が冷え込むようになりました。今紅葉が見ごろで、大山周辺は連日、紅葉狩りに訪れる車でいっぱいです
■2018年11月12日(第1335号)
- 世界の穀物市場の動向 国内農業生産の課題
- 農政ジャーナリストの会が10月29日に都内で開いた研究会で、「資源・食糧問題研究所」の柴田明夫代表は、「世界の穀物市場の動向と国内農業生産の課題」のテーマで講演しました。
- 関税撤廃で自由化の荒波に
- オーストラリアが11月31日、TPP(環太平洋連携協定)11協定の国内手続き完了の旨を寄託国(事務局)のニュージーランドに通知したことにより、TPP11は12月30日に発効することが確定しました。
- 日米FTA断固阻止
- 国民大運動実行委員会など3団体は10月31日、国会前行動に取り組みました。
- 日米FTA協議に応じるな
- 第64回日本母親大会実行委員会は10月25日、大会決議で確認された母親・女性たちの切実な要求を政治に反映させるため、各省庁への要請行動を行いました。農水省への要請には、農民連女性部の役員の他、東京や千葉の代表者ら7人が参加しました。
- 農のこころ
- 牛病みし牛舎小暗き良夜かな
- 安全安心な食料に高い関心、対話も弾んで
- 日本共産党のサポーターが集まる初イベント、JCPサポーターまつりが10月28日、東京都内で開催され、約5000人が参加しました。
- 紅葉に感激、温泉にも
- 埼玉農民連女性部は10月26日、初参加の7人を含め総勢21人で山梨県にある絶景自慢の温泉へ秋のバス旅行に行きました。
- 2018冬季産直カタログ
- 農民連ふるさとネットワークの2018年冬季カタログができました。
- 大阪の青年農家と交流しました in 大阪・能勢
- 大阪農民連は10月21日、2回目の「大阪の青年農家と交流しよう」を開き、快晴の青空のもと能勢町交流会館に女性7人、男性10人が集いました。25歳から45歳の青年たちです。事務局とサポーター4人を加えて総勢21人。皆で黒枝豆の収穫、餅つき、しし鍋パーティーをしました。
- ふるさと よもやま話
- 私の住む宮城県栗原市は、明治初期に人権尊重の思想を強くにじませた私擬憲法草案「五日市憲法」起草者の千葉卓三郎の生誕地です。
- 旬の味
- 近年、農家宅で農作業体験型の民泊事業が、国の勧めによって田舎の農村部に広がりつつある。今回は中・高校、専門学校の課題研修や、修学旅行の一部分での取り組みとして、学生を2泊3日で受け入れた
■2018年11月5日(第1334号)
- FAO(日本事務所長)と懇談
- 農民連と全国沿岸漁民連絡協議会(漁民連)は10月25日、横浜市のFAO(国連食糧農業機関)駐日連絡事務所を訪れ、来年から始まる国連「家族農業の10年」について和やかに懇談しました。
- 農民の権利を保障することが家族農業の10年の具体的目標
- 2018年10月15〜19日の間、第45回世界食料保障委員会(CFS)がローマの国連食糧農業機関(FAO)で開催されました。農業・食料政策に関わる政府、市民社会組織、研究・教育機関、民間団体等の代表が世界各地から集まり、5日間の熱い議論を交わしました。今年のCFSでは、来年から始まる国連の家族農業の10年(2019〜28年)の運営や具体的な行動計画が重要なテーマの一つです。
- 日米FTA許すな!日欧EPA批准阻止!
- 第197臨時国会が10月24日に開会しました(12月10日まで)。安倍首相が開会前に憲法改正に意欲を燃やし、消費税増税を表明する中で行われ、水道法や漁業法の改悪なども狙われています。農業分野では日米FTAや日欧EPAの批准、TPP11の発効などの更なる自由化推進反対、災害の復興予算などが争点となります。総がかり行動実行委員会は同日昼に国会前開会日行動を呼びかけ、1200人が議員会館前に集結し、安倍政権の無法を糾弾。退陣を求めました。
- 総がかり行動全国市民アクション 国会前行動
- 臨時国会開会直前の10月19日、「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」と「安倍9条改憲NO! 全国市民アクション」は国会議員会館前で、「安倍9条改憲NO! 沖縄・辺野古新基地建設は断念を! 安倍政権退陣! 10・19国会議員会館前行動」を開催。小雨の降る中、2900人が結集し、「辺野古新基地建設反対!」「みんなの力で政治を変えよう」と声を上げました。
- 愛知、長野から被害訴え 台風24号も早急に対応を
- 農民連本部は10月19日、台風24の被害対策を求め農水省交渉を行いました。愛知と長野の被災地からも参加し、被害の現状を訴えました。
- 農のこころ
- 新米の一椀賑わし里灯る
- JA概算金引き上げも 農家の減収は確定的に!
- 「異常気象」続きの2018年。収穫期を迎えても治まらず各地で懸命な収穫作業が続いています。政府が米の需給安定から「完全撤退」した初年度になる2018年、米の価格と需給は、霧の中を手探りで歩むような状態になっています。
- 消費税増税・「軽減」税率・インボイス制度導入 阻止!(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 自民党総裁選で3選を果した安倍首相は、「力強く背中を押してもらった」とし、9条改憲への野望をむき出しにすると同時に、2019年10月の消費税10%増税や「軽減」税率・インボイス制度(適格請求書保存方式)の導入も「予定通り」と言明しました。
- 世の中、えらいことになるでえ
- 有機農業や家族農業、持続可能な農業や社会とは何かをテーマに国内外の作品を上映してきた国際有機農業映画祭が開催されます。開催日は11月18日(日)、会場は法政大学市ヶ谷キャンパス(東京・市ヶ谷)。もう1カ月を切りましたが、今から日程を調整してみてはいかがでしょうか。
- 小寺体験農園 秋の収穫祭
- 東京農民連会長の小寺理一さん(86)の農場で、10月21日に秋の収穫祭が行われました。
- 本の紹介/ジャスト・プロポーション 新しい農業経営論の構築に向けて
- 「風土に生かされた酪農」をモットーに、輸入飼料に依存した大規模酪農ではなく、自給牧草に依拠した酪農をめざして、北海道根釧地方の酪農家を中心に交流活動を続けている「マイペース酪農」。このマイペース酪農を、農業経営論の視点から学問的に体系化しようと試みた本がこのほど出版されました。
- タネちゃん
- 4コマ漫画
- 米カレンダー2019できました
- 「残したい」「伝えたい」日本の原風景――。棚田ブームの元祖、富山和子さんがつくる「日本の米カレンダー」2019。
- 田んぼアート2018
- さわやかな秋晴れの10月15日、山口県岩国市で小学校5・6年生の子どもたちが1キロメートルの道のりを歩いてやってきました。
- ふるさと よもやま話
- 特産品は、歴史的にも明治中頃から「二十世紀梨」を中心に栽培されてきました。大阿太高原の赤土は、粘土質でミネラル分が多く含まれ、梨の糖度を高めています。明治35年に札幌農学校出身の奥徳平氏が大淀村薬水に入植し、それから二十世紀梨(当時は凱歌梨と命名)の栽培が始まり、周辺の農家に広がっていきました。
- 旬の味
- 収穫の秋到来。棚田のオーナー達が続々と訪れ、稲刈り作業に汗を流していった。稲刈り体験をするために埼玉から来て下さった障害者施設の方達は、がんばって2枚の田んぼのハセがけを終えた
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