2019年6月
■2019年6月24日(第1365号)
- 安倍「官邸」農政・日米FTAストップ!!
- 農民連は参議院選挙の公示(7月4日、21日投票予定)が3週間後に迫った6月13日、都内で全国代表者会議を開き、37都道府県から78人が参加しました。
- 日米FTA反対で共同声明
- 日米貿易交渉・日米FTA(自由貿易協定)について、日米農業界の対立として描くメディアが存在する中、農民連とアメリカの農民団体・全米家族農業者連合(NFFC)、アメリカのシンクタンク、農業・貿易政策研究所(IATP)がこのほど、これに反対する共同声明を発表しました。
- 日米FTAを許さない!
- 緊急集会「ストップ!日米FTA〜私たちの暮らしを守ろう」が6月11日、参議院議員会館で開かれました。主催は、「TPPプラスを許さない!全国共同行動」。
- 憲法生かし希望ある社会を
- 若者が憲法を学び、命と自由のために声をあげた若者憲法集会が6月9日、東京・都立青山公園で開かれ、1200人が参加しました。
- 農のこころ
- 安曇野の大地と空と麦の秋
- 中四国・九州で税対部員養成講座
- 5月29日、岡山県倉敷市内で農民連中四国ブロック税金対策部員養成講座のスクーリングが開催され、香川、愛媛を除く7県から26人が参加しました。今回で3年目になります。
- 参院選用の新聞「農民」号外
- 参議院選挙の公示(7月4日予定)が間近に迫りました。今回の参院選は、日米FTA、消費税増税、安倍「官邸」農政をストップさせるのかが問われる選挙です。
- みつばちかだんプロジェクト
- ネオニコチノイド系農薬の影響で、世界的に減少していると言われるミツバチを増やすため、蜜源になる植物を育てようという「みつばちかだんプロジェクト」に、農民連女性部と農民連食品分析センターが共同で取り組んでいます。呼びかけに応えて、花壇づくりにチャレンジした茨城県西農民センター事務局の久保幸子さんの中間報告です。
- 自慢の逸品
- 宮城県蔵王町で兄とハーブ園を経営しながら、農民連青年部の部長をしています。今回、僕が紹介したい「自慢の逸品」は、わが家で育てたハーブを使った「ディルドレッシング」です。このドレッシングはまさに蔵王の広大な地域と自然の恵みを最大限に生かした、ハーブ生産者でなければつくれないおすすめのドレッシングです。
- ミニミニ学習会でクイズに挑戦
- 愛知県農民連で毎年取り組んでいる田植え交流会が6月8日、新城市で開催されました。
- 旬の味
- 和歌山県で4番目に高齢化率が高いわが町では、高齢の農家ができるだけ農業を続けられるよう、農業用機械の購入に補助金を出す支援がされてきました。制度の内容は、認定農業者が10万円以上の動力式農業機械を購入することに対し、10%(限度額10万円)の補助金を交付しています
■2019年6月17日(第1364号)
- 外米に踏みつけられる日本の稲作
- トランプ大統領との日米首脳会談で安倍首相は、「参議院選挙が終わるまで公表しない」ことを条件に農産物で大幅譲歩を「密約」しました。トランプ氏は「TPP(環太平洋連携協定)にはしばられない」「すべての障壁の撤廃が目標だ」「8月によい発表ができるだろう」などと明言し、安倍首相はこの発言を黙認しました。
- 農民連関東ブロック 茂木経済再生大臣に申し入れ/全国食健連が署名を提出
- 農民連関東ブロック協議会(代表=大木傳一郎・千葉県農民連会長)は6月5日、安倍内閣で貿易交渉を担当する茂木敏充経済再生大臣の栃木県足利市の事務所を訪ね、「アメリカとの農産物自由化交渉を中止し危機的状況の日本農業を守れ」と要請行動を行いました。地元栃木の代表をはじめ埼玉、群馬、千葉県から6人が参加しました。
- 5・24中央集会/消費税増税中止の署名行動
- 5月24日、「消費税 いま上げるべきではない5・24中央集会」が東京・日比谷野外音楽堂で行われ、全国から1500人が集まりました。主催は、「消費税10%ストップネットワーク」です。
- 農のこころ
- 草取りの夙(つと)に腕肘土の色
- 沿岸漁民を大切にする漁業政策に
- JCFU全国沿岸漁民連絡協議会(以下、漁民連)と「21世紀の水産を考える会」は6月3日、「沿岸漁民を大切にする漁業政策を求めて」と題した漁民フォーラムを国会内で開催。また3、4の両日で水産庁や全漁連(全国漁業協同組合連合会)、マルハニチロなどの大手水産企業、各政党などに要請行動を行いました。
- 被災者切り捨て許すな!/原発・石炭火力やめて
- 全国災対連(災害被災者支援と災害対策改善を求める全国連絡会)は5月29日、「被災者切り捨て許すな! 国の責任で復興を5・29国会行動」を行いました。被災地などから160人が参加しました。
- 米と農業を守るエールを交換
- 大阪農民連と新日本婦人の会府本部の田植え交流会が5月12日、河南町の田んぼで行われました。新婦人からおとな37人、子ども27人と、農民連から生産者11人が参加し、田植えを通じて生産者と消費者が一緒になって日本の米と農業を守るエールを交わしました。
- あらぐさのつどい/光り輝くビワの実
- 5月30日に千葉県農民連女性部の「あらぐさのつどい」が行われました。
- 旬の味
- たまには親孝行をしようと思い、実家を訪れました。89歳の母は「ボケ防止に」と言って、野菜づくりをし、近くの直売所に少しずつ出荷しています。先日はせっかく育てたジャガイモをイノシシに掘られてしまったと言っていました
■2019年6月10日(第1363号)
- 新自由主義農政とのたたかい
- 国際農民運動組織ビア・カンペシーナの東南アジア・東アジア地域の年次総会にあたる地域会議が5月21〜24日、千葉県佐倉市などで行われました。日本で開催されるのは2006年以来2度目です。
農民連の代表のほかインドネシア、マレーシア、タイ、カンボジア、東ティモール、ベトナム、オーストラリア、韓国の8カ国から10団体32人の海外代表が参加。「農民の権利宣言」や「国連家族農業の10年」など国際社会の変化を力に、農業破壊の新自由主義農政に対抗するため力を合わせることを確認しました。
- 日米貿易交渉 選挙終わったら大きな譲歩が…
- 「8月には大きな譲歩を期待している」「すべての貿易障壁を取り除き、アメリカ産農産物に市場開放しろ」――5月25〜28日に来日したトランプ大統領は、安倍首相に日米貿易交渉の早期妥結を迫りました。衆参ダブル選挙の可能性もはらむ7月の選挙をはさんで、事態は正念場を迎えています。
- 日米FTA反対/全国食健連が宣伝行動で訴え
- アメリカのトランプ大統領が来日し、安倍首相と日米貿易協定の交渉を進めていることを受けて、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は5月26日、迎賓館近くの東京・四ツ谷駅前で抗議の宣伝行動を行いました。
- 農のこころ
- 田水張りこの村生きる夕灯す
- BSE規制 成長ホルモン 二重に不安な米国産牛肉
- 厚生労働省が5月17日、BSE(牛海綿状脳症)の発生を受けて規制が行われていたアメリカ産牛肉の輸入について、月齢制限をすべて撤廃することを発表しました。
これは内閣府の食品安全委員会が昨年11月に出した、「(月齢制限を撤廃しても)リスクは非常に小さく、無視できる」とした答申を受けての措置。今回、2003年の輸入禁止以降、16年ぶりに月齢の制限がなくなることになります。
アメリカ産牛肉をめぐってはBSEだけでなく、EU(ヨーロッパ連合)などでは使用禁止となっている成長ホルモン剤の懸念もあります。
こうした問題について、東京大学教授の鈴木宣弘さんに寄稿してもらいました。
- 日米FTA緊急パンフ/間近に迫った参院選で活用を
- 日米FTA緊急パンフ『日米貿易交渉をやめさせ日本の食・医療・暮らし・主権を守りましょう』ができました。
- 国連家族農業の10年・農民の権利宣言を考える(1/2)/(2/2)
- 農民連、国際農民組織ビア・カンペシーナ東南・東アジア地域、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は5月25日、東京・明治大学リバティタワーで国際フォーラム「国連家族農業の10年・農民の権利宣言を考える」を開き、350人が集いました。明治大学教職員組合が後援しました。
- 税対部員養成講座始まりました
- 来年春の大運動に向けた「税金対策部員養成講座」が始まりました。
- 税金対策部員養成講座テキストができました
- 『税対部員養成講座テキスト』(153ページ・会員外には非売品)が完成しました。『テキスト』を活用し、各ブロック・各県での「税対部員養成」を具体化しましょう。
- タネちゃん
- タネちゃん
- 「学校給食を考える会」設立
- 「栃木県の学校給食を考える会」の設立総会が5月12日、宇都宮市の栃木県弁護士会館で開かれ、市民ら約30人が出席しました。
- 前進座「佐倉義民伝」を観る
- 千葉県農民連の単組、東総農民センターと印旛農民センターは5月20日、合同でバスを出し、国立劇場(東京都千代田区)で公演された前進座の「佐倉義民伝」を観劇しました。「佐倉義民伝」の舞台となっている印旛地域は組合員も多く、大変親しまれているお芝居であり、農民運動の歴史です。
- 土佐文旦の花かけ
- 高知県土佐市の文旦の産地では、5月上旬から花かけ(交配作業)が始まりました。
- 直売所だより/イラスト2点
- 大阪産直センターは、昨年の5月に八尾市老原から大阪市内の農民会館内に移転しました。そのビルの玄関スペースが木曜日、直売スペースに変身します!
- 旬の味
- ビア・カンペシーナ東南・東アジア地域会議が千葉県佐倉市の草笛の丘で行われ、女性会議に参加した。草笛の丘はすばらしいバラの花が咲き誇り、とてもきれいだった
■2019年6月3日(第1362号)
- “ワクチン接種早期に“と決議
- 岐阜県で昨年9月に豚コレラの感染が確認されてから9カ月がたちましたが、5月25日にも24例目の感染が確認されるなど、岐阜県、愛知県を中心として、いまだに収束が見通せない現状が続いています。
- 早期出荷は農家の意向前提に
- 岐阜農民連は5月16日、県に対し豚コレラ対策について要請を行い、農政部家畜防疫対策課の課長が対応しました。
- 反モンサントデー/緊急集会「ストップ! 日米FTA 〜私たちの暮らしを守ろう」
- 種子や農薬を扱う世界的な巨大企業、バイエル=モンサント社に対し、途上国・先進国に関わらず食糧主権を取り戻そうと、毎年5月に世界各地で「反モンサントデー」の行動が取り組まれており、今年もフランスやチリ、アメリカなどでデモ行進などが行われました。18日には、東京・丸の内にある両社が入居する丸の内北口ビル前でも「反モンサント・バイエル 世界同時アクション@東京」が行われ、200人が「多国籍企業に農業・食料を支配させるな」と声を上げました。
- 安倍9条改憲阻止国会行動/消費税10%増税反対
- 総がかり行動実行委と、「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」は5月19日、安倍政権による9条改憲阻止など求めて国会議員会館前行動に取り組み、1900人が参加しました。
- 農のこころ
- 棚田代成り太陽に近づけり
- グリホサート削減めざす
- 日本の食の安全・安心を危惧して活動してきた団体や個人が集まり、昨年12月14日、アメリカで遺伝子組み換え食品や農薬から子どもたちを守るための活動を成功させている全米母親団体「マムズ・アクロス・アメリカ」のゼン・ハニーカットさんの講演会を都内で開催しました。
- 29回目田植え交流会
- あっぱれな五月晴れのもと、今年でなんと第29回となる「新日本婦人の会京都府本部と京都農民連の田植え交流会」を5月21日に京都市京北町森林公園で開催。親子連れや生産者など400人の参加で大盛況でした。
- 田んぼアートの種まきに小学5年生4人が挑戦
- 山口県岩国市で、農民連の仲間を中心に地域の小学生たちと田んぼアートに取り組んでいます。5月14日は、田んぼアートの種まきに5年生が挑戦しました。
- 田植え交流会 昼は伝統食「めった汁」
- 新日本婦人の会石川県本部と石川農民連の田植え交流会を、5月18日に行いました。
- 旬の味
- 時代は平成から令和へ、そして10連休が過ぎ、季節は立夏を通り越し、1枚1枚の田んぼに苗が植えられていき、緑色化していく
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