消費税いま上げるべきではない5・24中央集会山形県農民連 小林茂樹会長が決意
5月24日、「消費税 いま上げるべきではない5・24中央集会」が東京・日比谷野外音楽堂で行われ、全国から1500人が集まりました。主催は、「消費税10%ストップネットワーク」です。 呼びかけ人、野党各党代表のあいさつに続いて、日本全国で次々に結成されている10%増税ストップ地域ネットワークからの報告が行われました。 山形県農民連の小林茂樹会長がそのトップバッターとして発言しました。 小林さんは、「販売する農産物は8%なのに購入する資材や機械は10%になり、自ら価格を決定できない多くの農家にとっては増税になるばかりだ。委託販売では手数料を引いた残りのを販売代金とするのが現在の国税庁通達だが、10月からは手数料も含めた販売代金となり、新たに課税業者になってしまう農家が数万戸になるといわれている」と述べました。
さらに「10月からの消費税10%への増税と複数税率により、課税農家・免税農家を問わず大きな負担になり、経営と生活を破綻させかねない」と危機感を訴え、「国連『家族農業の10年』の趣旨を日本で実現するためにがんばりたい。国民の食料と命を守り、夢と希望に満ち満ちる日本の再生のために皆で力を合わせましょう」と訴えると会場からは熱い拍手が送られていました。 その後参加者は「ストップ、ストップ10%!」のサウンドカーとともに銀座を通り東京駅近くまでパレードを行いました。 (農民連本部 坂本一石)
消費税増税中止の署名行動山形 庄内農民連山形県の庄内農民連は6月1日、鶴岡市のコープ大山センター前で10月からの消費税増税中止を求める署名行動を行いました。行動には4人の会員・賛助会員が参加し、1時間で56人分の署名を集めました。買い物に訪れた人に署名をお願いすると、多くの人が署名に応じました。署名に応じた人からは「年金が増えないのに消費税だけ増やされては困る」「10%はつらい。増税を止めてほしい」などの声が寄せられました。中には「署名を集めてくれてありがとう」と感謝の言葉を口にする人もいました。
「消費税反対イエローマン」の姿で署名行動に参加した梶昇司税対部長は、「何年も署名行動をしているが、こんなに強い反応が返ってきたり、感謝されたのは初めて。情勢は変わっている。がんばれば増税を中止できると確信した」と感想を述べました。 この署名行動は、消費税廃止田川地区各界連絡会が同日市内5カ所で一斉に行った署名行動の一つで、5カ所合計で394人分の署名が集まりました。 また、同日から3日まで開催された「生命の源にふれる旅・田植え交流会」に訪れていた横浜市の小雀みどり保育園と戸塚みどり保育園から80人分の署名が届けられました。同園の関係者は「保育『無償化』は、給食費実費負担を伴うまやかしだ。それと引き替えに増税するのは許せない」と増税への怒りを口にしていました。
(新聞「農民」2019.6.17付)
|
[2019年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2019, 農民運動全国連合会