「農民」記事データベース20190610-1363-16

旬の味


 ビア・カンペシーナ東南・東アジア地域会議が千葉県佐倉市の草笛の丘で行われ、女性会議に参加した。草笛の丘はすばらしいバラの花が咲き誇り、とてもきれいだった▼農民連は、運動方針のなかにジェンダー平等を掲げ、農村のなかで女性達も家族農業の担い手と位置づけている。会議では、万人が平等に権利を行使できる社会の実現を目的とする思想、運動がフェミニズムであることを学んだ▼農村女性の朝は、洗濯から朝食の準備、後片付け、そして農作業などさまざまな仕事をこなしている。男性からの指示の下にある状況がまだ多いなか、今では少しずつ先に動いている面もある。家事、育児など女性の役割だというものから、男女もともに役割を担うようになっている。若い家族のあり方も変わってきた▼真に女性が輝く社会であることが、農村女性の地位を確立することにつながる。「家族農業の10年」と「農民の権利宣言」を学び、女性農民の語り合う場、共有し合う場をつくり、広げていきたい。

(Y)

(新聞「農民」2019.6.10付)
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2019年6月

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