「農民」記事データベース20190610-1363-12

「学校給食を考える会」設立

栃木


ともに力を合わせて
給食の無償化をめざそう

 「栃木県の学校給食を考える会」の設立総会が5月12日、宇都宮市の栃木県弁護士会館で開かれ、市民ら約30人が出席しました。

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結成総会に集った人たち

 同会は、栃木農民連などが昨年10月から準備会を立ち上げ、準備を進めてきました。

 設立趣意書には「今こそ『義務教育は無償』の立場に立ち、少子化や子どもの貧困対策としての教育費の保護者負担軽減、子どもの食育の特別の重要性にかんがみ地産地消推進事業などへの公的財政支援の拡充に向けてともに力を合わせてとりくんでいく」ことがうたわれています。

 設立総会では、会則・設立趣意書・活動方針・予算・役員などが決められました。

 今後は、県や市町への要請行動、講演会・学習会、現地見学・給食体験などに取り組みます。

 総会後、「なぜ今 学校給食の無償化か」と題して竹下登志成先生(自治体問題研究所常任理事)による記念講演が行われました。「新自由主義が経済格差だけでなく食の乱れももたらした」「安価な食品ほど脂肪分とカロリーが高い」「隣の群馬県では学校給食を無料にすることが県内の世論になっており、すでに10市町村で完全無償化、一部補助が13市町村となっている」と報告しました。

 会長には、宇田靖・宇都宮大学名誉教授、世話人には、近藤康弘・栃木県労働組合総連合事務局長、福田典子・新日本婦人の会栃木県本部委員、宮本進・栃木県民主医療機関連合会事務局長の3氏が就任しました。事務局長を野村和史・栃木農民連事務局長が務めます。

 団体会員・個人会員を募集中です。

 運営協力費は1口当たり団体が年間2000円、個人は1000円です。連絡先は、栃木農民連(電話0285・51・2005)まで。

(新聞「農民」2019.6.10付)
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2019年6月

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