新自由主義農政とのたたかいビア・カンペシーナ
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会議の冒頭に行われるミスティカ(寸劇) |
昨年国連総会で採択された「農民の権利宣言」について、公式の翻訳と組織内の学習の強化、民衆のためのマニュアルを作ることが呼びかけられました。グループ討論では「農民の権利宣言の実施のための各国の活動」「どの条項が地元の農業を守るために必要なのか。その実施に何が必要なのか」について議論がされました。
韓国では、市民と共同で国会に対し「権利宣言」を審議することを請願。タイや東ティモールからは、「権利宣言」の実施の重要性を確認し、市民に知らせるため、法律にも反映させる取り組みが話されました。
最終日の行動計画の策定では、来年行われる世界貿易機関(WTO)の閣僚会合や日米FTA(自由貿易協定)などに向けて新自由主義貿易協定とのたたかいの強化が呼びかけられました。
また25日には国際フォーラムを開催(詳細は4、5面)。農民連食品分析センターの見学と農民連役員との懇談、農協に関するセミナーも行われました。
韓国女性農民会(KWPA)のユン・グンスンさんを講師に、農村の女性の現状を学ぶ学習会を行いました。
市民エネルギー千葉では代表の椿茂雄さんがソーラーシェアリングによる耕作放棄地の解消や売電事業の収入による地域振興、新規就農支援などを解説。あいにくの雨模様でしたがパネルの下のほ場も見学しました。
雨の中、ソーラーシェアリングのほ場を見学 |
参加者からは発電した電気の使い道や、耕作する農家の収入など、太陽光発電でどのように営農を支えているのか質問が相次ぎました。
栄営農組合ではライスセンター内で代表理事の伊藤秀雄さんが組合の成り立ちや事業の概要を説明。海外代表は大きな田植え機の前で、組合の運営方法や実際の作業の詳細などについて熱心に質問していました。
栄営農組合では田植え機が一行をお出迎え |
さんぶ野菜ネットワークでは有機野菜生産による新規就農者の育成と地域の維持などを下山久信事務局長から聞きました。新規就農者の土地の所有形態などが質問として出されました。
参加者はそれぞれの地域と農業を守る取り組みに対して、その仕組みや運営方法などを熱心に学んでいました。
[2019年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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