「農民」記事データベース20190603-1362-10

旬の味


 時代は平成から令和へ、そして10連休が過ぎ、季節は立夏を通り越し、1枚1枚の田んぼに苗が植えられていき、緑色化していく▼懸念されていた水不足。冬に雪が降らなかった分、“水がなくて代かきができない”の声が聞かれる。田植えはしたけれど水がなかったり、ダムの貯水量の大幅減少だったり。でも片や50年ぶりの局地的大雨のところも▼祖母に教えられた八十八の手間をかけて作るという米、その米づくりが1年うまくいきますようにと祈りながらの田植え真っ盛りのわが家。補植作業もあり、忙しい日々だが、田んぼオーナーさんとの交流もあり、若夫婦が手植えしている光景がほほえましく感じる▼これからも何組かのオーナーさんや農業体験の学生達を受け入れる予定の5月後半。田んぼや民宿、加工所を行ったり来たりの超多忙な時間が待っているが、人との交流、一期一会を感じながら楽しんでやりたい。自然の中で、農と触れ合って笑顔になって帰ってもらったら…そう願いながら今日もがんばろう。

(ま)

(新聞「農民」2019.6.3付)
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2019年6月

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