2018年4月
■2018年4月30日(第1309号)
- 安倍首相は日米FTA隠すが2国間交渉合意は明々白々/休刊のお知らせ
- 北朝鮮問題と貿易をテーマにした日米首脳会談が4月17〜18日に開かれ、トランプ大統領は、北朝鮮の非核化とともに、朝鮮戦争の終結と朝鮮半島の永続的な平和への道筋をつけることへの意欲を表明しました。今後の展開次第では、歴史を前に進める一歩になる可能性があります。同時に貿易問題では、トランプ大統領が「アメリカ第一」の立場から“恫喝(どうかつ)”と“取引”に終始しました。
- 歩きやすそう 牛爪切り終わり
- 今日は削蹄(さくてい)師さんが牛の爪切りに来ています。放牧に行く前に足元を整えてもらって、牛たちも歩きやすそうです。
- 怒りの声5万 国会包む/安倍政権退陣 憲法守ろう
- 4月14日、森友・加計学園問題での公文書改ざんや、自衛隊の日報隠しなど、安倍政権の国民をないがしろにする姿勢に怒りの国民5万人が国会正門前に集結し、抗議の声をあげました。
- 中津市耶馬渓(大分)土砂崩落事故
- 4月11日午前4時、大分県中津市耶馬渓町の下郷地区金吉(かなよし)で大規模な土砂崩落が起こりました。幅200メートル高さ100メートルの膨大な土砂が、その下の岩盤とともに一気に押し寄せ、4軒を飲み込みました。
- 農のこころ
- 後継ぎのなく腕を組む農具市
- 担い手づくり
- 農民連ふるさとネットワークの担い手づくり視察研修交流会が4月12、13の両日に行われました。今年の視察は、昨年の奈良県明日香村で行われた交流会のときに報告を受けた、かみなか農楽舎(福井県若狭町)を12日に訪問。13日は石川県内で先進的な営農をしている生産法人3件を視察しました。
- 卸売市場法「改正」で今後どうなる(1/2)/(2/2)/卸売市場の役割と私たちの生活
- 卸売市場法「改正」法案が閣議決定され、今国会に提出されています。生産者や消費者、市場関係者にとって「改正」法案はどんな意味があるのでしょうか。
- ふるさと よもやま話
- 私が物心ついた頃は、昭和14、15年頃であったろうか。西暦年号に直すと、1939年、40年頃である。この頃の社会の情勢は、二・二六事件、日華事変、国家総動員法発布、第2次世界大戦の勃発、大政翼賛会発足、紀元二千六百年記念式典など。
- 農家が得する税金コーナー(33)
- 2018年度も税金対策部員養成講座を行います。この機会に税金運動をぜひマスターしましょう。
- カツオ漁と食文化守って漁村の未来をつくろう/うまいもん市に5000人
- 本格的な初カツオシーズンを前に、カツオ漁が盛んな全国の自治体が集まり、初めての「全国カツオまつりサミット」が、3月24、25の両日、和歌山県すさみ町で開かれました。和歌山県内の各市町村と鹿児島県、宮崎県、高知県、千葉県のカツオ産地の共同開催です。
- 黙阿弥作「人間万事金世中」
- 『白浪五人男』『三人吉三』をはじめ多数の傑作を世に残した歌舞伎の大作者・河竹黙阿弥【文化13(1816)年〜明治26(1893)年】。その黙阿弥が、明治12年、維新後の激変する世相を見据えて放った一作が『人間万事金世中』。
- 梨の“花”文化を創って地域と農業を守りたい
- 梨は桜や梅、桃などと同じバラ科で、春になると、可憐な白い花を枝いっぱいに咲かせます。この梨の花の美しさを多くの人に知ってもらい、梨の花を楽しむ文化を醸成して、地域おこし、ひいては地域の農業振興にまでつなげようと奮闘している住民グループがいます。奈良県大淀町の「梨の花プロジェクト委員会」の皆さんです。
- 旬の味
- 先日の午後、夫と二人でゆず畑の草取りをしていると、偶然知人が家族連れでワラビ採りに来ました。よく生える場所を教えると、「採れたよ。ありがとう」とうれしそうにワラビを抱えて出てきて、そのあとひとしきり国会の話題に花が咲きました
■2018年4月23日(第1308号)
- TPP11 TPP12以上に危険
- TPP11をめぐる情勢が緊迫しています。3月8日のチリでの署名を受け、安倍政権は3月27日、承認案と関連法案を閣議決定。今国会で批准ゴリ押しを狙っています。政府は、農業への影響は軽微だと言い張りますが、その中には、TPP12以上に危険な内容が含まれます。農業への深刻な打撃は避けられません。
- 新玉ねぎ
- 5月下旬の収穫を控えて、新玉ねぎの生育が順調です。
- エネルギー基本計画の見直しを/自然エネへの転換を 脱原発運動も大きく
- 原発をなくす全国連絡会は4月11日、エネルギー基本計画の見直しを訴えるイレブン行動を東京・新宿駅前で行いました。1時間ほどの宣伝で署名38人分が集まりました。
- TPP協定が引き継がれる/ウソ・隠ぺい内閣総辞職を
- TPPテキスト分析チームは4月11日、都内で学習会「このまま批准・発効させてはいけない! TPP11の問題点」を開きました。
- 農のこころ
- 山羊を飼ふ小学校の薹立菜
- 農家が得する税金コーナー(32)
- 新聞「農民」の税金のコーナーは、昨年6月12日付(1266号)以来、『農家のための税金対策の手引き』を解説した「農家の税金対策」と「農家が得する税金コーナー」の連載で毎号掲載してきました。
- ドキュメンタリー映画/「未来を耕す人びと」上映・学習会にぜひ
- 世界の食料の8割を生産する小規模・家族農業とは、どんなものなのでしょうか? また実際には、小規模・家族農業に従事する人びとはどんな状況に置かれ、どういった課題に直面しているのでしょうか?
- 『いいことひとつもなし!TPP11』
- リーフレット『いいことひとつもなし!TPP11』が発行されました。
- GMナタネ調査 in 千葉
- 世界では遺伝子組み換え(GM)ナタネが3カ国で栽培されており、日本にも油脂原料として輸入をされています。国内輸送の過程でこぼれ落ちたナタネが自生しているのが2004年に見つかって以降、全国各地で自生が見つかっています。
- ふるさと よもやま話
- 青森県の津軽西北五農民組合は、西津軽郡、北津軽郡、五所川原市の頭文字を取って命名した組合で、23年前に津軽農民組合から独立し、五所川原税務署の管轄地で税金運動を中心に活動しています。
- 旬の味
- 春になり、新茶のシーズンが近づいてきた昨今、お茶の初市の日程がほぼ決まった。お茶生産農家にとって初市の日程はとても重要で、その年の価格帯に大きく影響する
■2018年4月16日(第1307号)
- 共同センターで660万人突破
- 全住民を対象に署名を大きく広げよう/組作って集落全戸訪問 動けば署名が集まる/宮城県の被災地支援会場で被災者が署名次々と
- 田んぼに堆肥まき/5・3憲法集会2018
- 10日近く晴天が続き、堆肥を田んぼに広げています。積み込みは重労働なのでパワーショベルを借りますが、散布は人力です。今年の堆肥は裏山の落ち葉をたくさん混ぜたのでミミズがいっぱい。
- 春のグリーンウエーブ中央行動/安倍政権倒そう
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は3月30日、春のグリーンウエーブ中央行動を開催しました。
- 自由貿易協定は民主主義の脅威に
- ドイツ最大の環境団体の一つ、BUND(ドイツ環境自然保護連盟、FoEドイツ)の代表者ら3氏が来日したのを機に、日欧EPA(経済連携協定)の現状に関連して意見を交換する院内集会が3月27日に開催されました。
- 地域から共生・共助のシステムを
- 「通商交渉・グローバリズムを考えるシンポジウム」が3月31日、東京・明治大学リバティータワーで開かれました。
- 農のこころ
- 雪形爺の蒔き時急かす安曇晴
- 農民連ブックレットできました
- 来年は農民連が結成されて30年。いま、農民連がスタートした原点と運動の発展を振り返り、どんな政策と運動が求められているか、世界の流れはどうなっているかを改めてつかみ直すことが求められています。
- 農家が得する税金コーナー(31)
- 「税金を払えるだけの収入がない」というときに、最大限活用するべき制度として「納税の猶予」があります。
- 私たちも種子法廃止に反対!!
- 福岡県田川郡香春(かわら)町の香春町民センターで3月21日、新日本婦人の会田川支部(松村奈留美支部長)の「春のつどい」が行われ、みのう農民組合の井上永太郎組合長以下3人で参加してきました。
- 農業と運動の継承が課題
- 神奈川県農民連女性部「いちょうの会」の総会が2月25、26の両日、静岡県伊豆半島の畑毛温泉で開催されました。
- ふるさと よもやま話
- かつてどの田舎でもたくさんの子どもたちが育ち、教室は目いっぱいの児童であふれかえっていました。農政の後退や地方切り捨ての政治が続き、中山間地の農村では、子どもの数が激減しています。
- 旬の味
- 東日本大震災そして原発事故から丸7年。福島の復興、再生というけれどまだ元には戻っていないという現実がある
■2018年4月9日(第1306号)
- 地方から安倍「官邸」農政に反乱
- 米、麦、大豆などの種子の安定的な供給を国や都道府県に義務づけてきた「主要農作物種子法」(種子法)が3月末で廃止されました。これに対し、「なぜ廃止するのかわからない」「地域に適した品種の維持は行政の管理が不可欠」として、全都道府県で従来通り種子事業を続ける方針です。自治体や農協、市民からも「種子を守れ」の声が広がっています。
- 新潟では知事提案の条例
- 種子法の廃止を受けて、新潟県は2月定例会で、米山隆一県知事が「主要農作物種子条例」を提案し、議会で議決されました。
- 田植えがスタート
- 宮崎県高鍋町では田植えが始まっています。今年1年の豊作を願って、田植え機のハンドルを握る手に力が入ります。写真は、橋口卓史さん。稲の品種はコシヒカリ。
- 森友究明・政権延命許さない 3000万署名と結び運動強め
- 国民大運動実行委員会など3団体は3月28日、定例の国会前行動を行いました。
- 国民の財産・種子守る
- ドキュメンタリー映画「種子―みんなのもの?それとも企業の所有物?」完成記念上映会&トークが3月25日、都内で開かれました。
- 漁師の声に背向け盛岡地裁不当判決
- 岩手県の小型漁船漁業者が刺し網によるサケ漁の許可を求めて県を相手に起こした「浜の一揆訴訟(さけ刺し網漁不許可取消・許可義務付請求訴訟)」で、盛岡地方裁判所は3月23日、原告の請求を棄却する判決を下しました。原告の漁師たちからは「不当判決だ」「県も裁判所も、漁師に魚をとらせないというのか」と怒りの声が上がっています。
- 農のこころ
- 村中の声を集めて田水張る
- 農家の税金対策(9)
- 農業所得は事業所得の一種です。所得税が課される所得の種類はいろいろありますが、どの種類に区分するのか迷うものもあります。なかでも農家が時々ぶつかるのが、事業所得と給与所得の区分です。
- DVD紹介/『種子――みんなのもの? それとも企業の所有物?』
- 食の源である種子。農業も豊かな食文化も、すべては1粒の種子から始まりました。しかし「緑の革命」以降、工業化された大規模農業が推進される中で、種子は知的所有権の対象となり、グローバル大企業による支配が進められてきました。
- 今年で15回目 ひなまつり交流会
- 滋賀県農民連女性部と新日本婦人の会県本部は、3月2日に15回目となる「ひなまつり交流会」を26人の参加で行いました。会場は、滋賀県近江八幡市の八幡堀で時代劇など撮影にもよく使われるところです。築200年のお屋敷で郷土料理を楽しみました。野菜ボックスやお米の利用者である新婦人のみなさんと生産者の方との交流です。毎年この時期に実施しています。
- ふるさと よもやま話
- 私の住む群馬県北部の利根沼田地区は、5市町村で人口約9万人を抱え、日本でも典型的な河岸段丘の一つで、実に風光明美なところです。
- 旬の味
- 仲間たちと米軍基地と世界遺産城址(じょうし)巡りをした。沖縄本島南部を出発して高速道路で嘉手納基地の見える道の駅に着いた
■2018年4月2日(第1305号)
- 人のつながり、絆で営む農業/いま再評価される家族農業 「農民の権利」確立に期待
- 小規模・家族農業とは何か、なぜ見直されてきたのか、農民連に寄せる期待などについて、「小規模・家族農業ネットワーク・ジャパン」呼びかけ人代表で、愛知学院大学准教授の関根佳恵さんに聞きました。
- 今年の稲作開始!
- 3月15日の今日から、2018年度の稲作開始。
- 充実へ引き続き要請を/豪雪被害・農水省の主な支援策
- 農水省は3月16日、北陸地方を中心とした大雪による被災農林漁業者への支援策を発表しました。
- 森友疑惑の徹底追及・安倍内閣は退陣せよ
- 「総がかり行動実行委員会」と「安倍改憲NO!全国市民アクション」は3月19日、森友疑惑の徹底追及、安倍内閣総辞職を求めて、国会議員会館前で行動しました。
- 地域守る人材の確保を!/西根農民組合が18年総会ひらく
- 食糧の生産と消費を結ぶ研究会(生消研)は3月17日、東京都内で総会と第44回シンポジウムを開催しました。
- 農のこころ
- 春あられ整然として畝占めし
- いぐねの庭
- 表題の「いぐね(居久根)」とは、庭・畑まで取り囲み、様々な樹木が植えられた仙台市近郊農家の特徴的な屋敷林のことで、奥羽山脈から吹き下ろす強い風から家屋を守ってきました。
- 農家が得する税金コーナー(30)
- 所得税・消費税の確定申告、お疲れさまでした。
- 安倍改憲ノー3000万署名 今年もがんばりましょう/イラスト1点
- 山形県農民連女性部の第24回総会が3月1日、山形市の村木沢コミュニティーセンターで行われました。
- ふるさと よもやま話
- 私は、和歌山県の北に位置し、紀ノ川流域の中央にある紀の川市に住んでいます。東部には、世界遺産になっている霊場「高野山」「丹生都比売(にうつひめ)神社」など熊野古道関連の神社仏閣があり、西部には、根来忍者で有名な根来寺などもあります。
- 旬の味
- 健康に良い、安全安心な食材。日本の食料自給率を上げるためには国産にこだわる生活。本物の調味料を使いたい。今まで自分の食への考えを貫きながら料理をしてきた。家計が許すから何とかできたが、年金生活者になったわが家の家計を圧迫してきているのは確かである
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