政権への怒りぐーんと広がる
共同センターで660万人突破
安倍9条改憲NO!3000万人署名
全住民を対象に
署名を大きく広げよう
全国でとりくまれている「安倍9条改憲NO!3000万人署名」の3月末の到達点が憲法共同センターの構成・賛同団体と都道府県共同センターの合計で660万人(目標1500万人)を突破していることがわかりました。
安倍昭恵氏らの証人喚問を拒み、国民共有財産である国有地売却の真相を隠し、公文書まで改ざんした安倍政権の責任は重大です。内閣支持率は、朝日新聞の調査では31%まで下がり、街頭で署名行動にとりくんでいると、「安倍首相をやめさせる署名ですか?」とサインしてくれるなど、安倍政権への怒りから署名が広がっています。
かつてないとりくみで3000万人署名を達成しようという動きも大きく広がっています。地域全住民を対象にした署名戸別訪問活動で、1人で1000人以上の人から署名を集約した経験や、憲法を気軽に語る「憲法カフェ」など、戦争法廃止署名に匹敵するようなとりくみになりつつあます。
3月25日に開催された自民党大会では、改憲条文案を決定することはできなかったものの、9条に自衛隊を明記するなどの方針を確認し、今国会での発議をめざしています。自衛隊が明記されれば、海外での無制限な武力行使に道を開くものです。絶対に許してはなりません。
3000万人署名を軸に、「国家権力と政治を私物化する安倍内閣は総辞職を」「海外での無制限な武力行使に道を開く安倍9条改憲阻止」の運動と世論をさらに広げ、安倍政権を退陣させ、憲法9条改悪を葬り去りましょう。
新潟
組作って集落全戸訪問
動けば署名が集まる
県農民連阿賀野市
京ケ瀬支部
佐藤 博
私の活動する新潟県阿賀野市京ケ瀬地区は、人口約8000人の田園地帯です。戦争法廃止の署名では、組をつくって集落をくまなく回る地域ローラー作戦で、1000を超える署名を集めました。
今度の3000万人署名も昨年11月から、3人の農民連会員が中心になり、計9回、のべ29人が参加して、日曜日の統一行動を柱にした取り組みを進めました。現在615人分の署名の到達となっています。
|
玄関先で署名を集める佐藤さん(右) |
行動を始めた当初は、関心も薄く、署名を書いてもらっても、本人一人だけの署名とか、断られるところも一定数ありましたが、次第に断られるところが減り、家族全員の方からの署名も増えてきています。最近では、森友学園の文書改ざんに対する怒りで、激励してくれる人も多くなっています。
私は、「うそとごまかしの安倍政権の手による9条改憲はノーと、多くの著名人が声をあげています。3000万という大きな目標ですので、家族を含めて書いてください」とお願いして訴えています。
北朝鮮の核ミサイルの不安を抱えながらも、安倍改憲のうさん臭さを感じて署名してくれる人も多いようです。個人集計すれば405人分を1人または2人で集めたことになります。
1月の学習決起集会に参加してくれた、農民連の会員でない人が集落全戸を回って、31人分集めてくれたのも大きな励ましとなっています。
足を踏み出す前は、いつも腰が重いですが、動けば必ず成果があり、対話も広がり、達成感が生まれるのが今度の署名です。
宮城県の被災地支援会場で
被災者が署名次々と
3月25日に石巻市内で行われた宮城災対連の炊き出し・なんでも相談会「炊き出し&お茶っこ会」に農民連本部からも2人が参加。支援行動とともに3000万人署名に取り組みました。参加者や被災者の協力で42人分が集まりました。
呼びかけたほとんどの人が快く署名に応じました。「戦争は絶対ダメだよね」という高齢者や、子ども連れの若い女性などさまざまな人が署名に協力してくれました。
支援行動では山形・庄内産直センターの豚汁炊き出しや、長野の白毛餅を使った突き立てお餅、みそおでんの提供、全国から寄せられたお米と山形のリンゴ、生活物資の配布などが行われました。
(新聞「農民」2018.4.16付)
|