農業と運動の継承が課題
「種を守る運動」の学習も
神奈川県農民連女性部
「いちょうの会」総会
神奈川県農民連女性部「いちょうの会」の総会が2月25、26の両日、静岡県伊豆半島の畑毛温泉で開催されました。
泊まりがけで開催するのは久々で、6人が参加しました。議案討議では、学習や消費者との連携をつよめ、自給率向上や食糧主権に立った農政への転換を進めていくことが強調されました。また今年はいちょうの会発足から30周年です。農業と運動の後継者づくりに尽力することも確認されました。
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畑毛温泉の旅館前でパチリ |
参加者からは、「天候不順で玉ネギが育たない」「鳥獣被害が深刻」「県の農政が後退している」といった話や、家族の問題なども出され、お風呂に行く時間もなくなるほど、話題が尽きませんでした。
総会後、「種を守る運動」について学習しました。「主要農作物種子法」が廃止され、「長年農家などで守り継いできた伝統野菜や在来種などの固定種はどうなってしまうのか」、農家にとっては不安が尽きません。私たちも遺伝子組み換えの種子を持ち込ませず、在来種を守る取り組みを強めていく必要性を感じました。
この後、おいしい料理を味わい、温泉につかって、心が洗われました。
翌日は、有志で三島大社を散策。有意義な時間を過ごすことができました。
(神奈川県農民連女性部 小島八重子)
(新聞「農民」2018.4.16付)
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