農のこころ丸山美沙夫
春あられ整然として畝占めし 矢島 井声 俳誌『みすゞ』から。三月の下旬ともなれば早い地方では桜も開花するが、この時期の寒暖差もあり、雪や霰(あられ)が降ったりもする。「霰」は冬の季語で、この頃に降るから「春霰」という。もう蒔き付けの畦立てがすっかり準備されている。整然とした畝の景は鮮やかだが、自然の変化に向き合う農と畑の構えを感じさせる。
(新聞「農民」2018.4.2付)
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[2018年4月]
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