2023年2月
■2023年2月27日(第1542号)
- 日本の酪農・畜産守れ!酪農家・消費者が大集合/畜産農家の「直訴状」野村大臣に提出
- 2月14日、院内集会「酪農・畜産の危機は、国民の“食”の危機!――日本から畜産の灯を消すな」が、一般財団法人「食料安全保障推進財団」と、安全安心な国産牛乳を生産する会、国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)、農民連の4団体の共催で開催され、オンラインを含めて500人が参加しました。
- 農民連アグロエコロジー宣言(案)
- 農民連第25回定期大会で提案された「アグロエコロジー宣言」(案)についてまとめたパンフレットが完成しました。手に取って読みやすいA5判です。新聞「農民」2月13日号に掲載された全文や図表に、さらに図表やコラム、写真を加えて収録しています。
- 2・14酪農・畜産集会から
- 生産者の発言から/生産者の発言から
- 農のこころ
- 荒廃や農土の病める春立てり
- 今すぐ現金で支援を
- 酪農の歴史始まって以来の厳しい状況です。私たちが昨年12月に実施したアンケートでも98%が赤字。7月から急激に悪化しています。「今すぐにやめる」と答えた農家は11%。「今年の3月をめどに」は16%です。
- インターネット署名が始まりました!
- いま、日本の酪農・畜産は、史上最悪の危機に直面しています。
- 2・14集会の賛同団体
- 2・14集会の賛同団体/2・14集会に参加した国会議員(敬称略)
- 定年就農は希望がいっぱい
- 「最初は『なんで私が、農業をやらなきゃいけないのか』と思っていたけど、すっかりはまっちゃった」。徳島県板野町の高原久美さん(73)は笑顔で語ります。
- 子育てしながらの就農に不安はあるが「人間が生きていくのに食は欠かせない」
- 大阪農民連・阪南支部協議会(山下博会長)は、自然農、新規就農の青年の入会が続いています。昨年暮れに入会した塩谷和奏さん(35)=泉佐野市=を紹介します。
- 旬の味
- 飼料価格の暴騰から酪農が成り立たないというニュースを連日のように耳にする。酪農家の卵モドキの自分の考えを述べたい
■2023年2月20日(第1541号)
- 高知県農民連大会
- 高知県農民連は1月31日、高知市内で6年ぶりに県連大会を開催しました。大会に向け役員会で新体制、会員拡大について討議を重ねて会員3人と新聞「農民」3部を拡大し、大会を迎えました。
- 支部結成と会員拡大で取り組みの幅が広がる
- 徳島県阿波市を中心に昨年4月に結成した阿波支部は、新しい会員も含め10人で活動しています。
- 酪農・畜産危機特集「農民」号外を発行!
- 酪農・畜産危機特集の「農民」号外(2023年春)ができました。
- 農民が育ててきた種子を守り子どもたちが飢えない未来を/オーガニック学校給食フォーラム
- 「主要農作物種子法(種子法)」が2018年、当時の安倍政権のもとで廃止されたのは憲法違反である―。
- 敵基地攻撃能力保有と防衛費増大に反対する
- 主婦連合会と日本消費者連盟は2月6日、都内で記者会見を開き、両者が敵基地攻撃能力(反撃能力)の保有と防衛費増大に反対する共同声明を発表したことを報告するとともに、共同声明への賛同を呼びかけました。
- 農のこころ
- 雑穀に染まるごはんや春淡し
- DVD紹介/「希望の給食―
食と農がつむぐ自治と民主主義」(アジア太平洋資料センター制作)
- 日本全国の小中学校で提供されている学校給食は、子どもたちの健康と成長を支えるだけでなく、食について学ぶ生きた教材の役割も担っています。近年では、給食への地場農産物や有機農産物の導入が注目を集めています。
- 農家のための税金コーナー(32)
- 申告をしていると、さまざまな収入・所得の判定が出てきます。「非課税年金を含むのか」「専従者控除を差し引く前か後か」など、場合によって異なる判定基準が適用されます。混乱しやすい収入、所得判定の基準をまとめました。
- 学生たちと楽しく餅つき
- いつもは静かなわが家(福岡市西区)の庭。ワイワイ、ガヤガヤとお祭りみたいににぎやかでした。12月28日に学生たちとの餅つきが行われました。
- 上田香織さんの訴えを棄却
- 奈良地方裁判所(寺本佳子裁判長)は2月7日、政府がコロナ対策の一環として進めた持続化給付金の申請を不許可にした決定の撤回を求めて裁判闘争を進めてきた上田香織さんに対して訴えを棄却する不当な判決を下しました。
- 旬の味
- みそ作りのシーズンです。今年は麹(こうじ)作りからやってみたいという、消費者グループの要望で、一緒に取り組んでいます
■2023年2月13日(第1540号)
- ジェンダー平等を実現し誰もが生きやすい農村に/院内集会「酪農・畜産の危機は、国民の“食”の危機!」
- 農民連女性部は1月29日、第34回総会をオンラインで開催し、全国から130人が参加しました。
- 農家の要望に応えて組織を大きく
- 1月17、18の両日に開かれた農民連第25回定期大会に向けて大阪では、会員6世帯、新聞6部の仲間づくりに取り組んできました。
- 養豚守り評価、農業予算充実を
- 埼玉農民連は1月25日、埼玉県庁内で大野元裕埼玉県知事へ2023年度農林部予算要求交渉を行いました。当日は生産者ら10人が参加、県農林部からは唐橋竜一副部長はじめ各担当課が対応し、村岡正嗣日本共産党県議が立ち会いました。
- 原発回帰は再エネ普及に逆行
- 原発ゼロの日本を実現するための全国組織「原発をなくす全国連絡会」第11回総会が、1月25日に開かれました。都内の会場とオンラインをつなぎ33人が参加しました。
- 戦争に向かう岸田政権の暴走許すな
- 第211期通常国会が始まって、最初の国会前定例行動が2月1日に行われました。主催は国民大運動実行委員会など。
- 農のこころ
- 切り干しの甘さ陽にあて風にあて
- 今、政治を変えないと日本は滅んでしまう
- 私は、東京で生まれ育ち学校に通い、そのまま学校に就職して定年まで務め、今は、横浜で暮らしている。ずっと都会生活である。
- 農民連のアグロエコロジー宣言(案)(1/2)/(2/2)
- 農民連は1月17、18の両日、第25回定期大会を開き、「アグロエコロジー宣言」(案)を提案しました。宣言(案)の全文を紹介します。
- 若手農家、消費者が日本の農業を語る
- 北海道の農民連北見地区協議会は1月28日、全国農民連副会長の根本敬さん(福島県農民連会長)を招いて「食料と農業の未来を考えるシンポジウム」を、訓子府(くんねっぷ)町公民館で行いました。
- 農家のための税金コーナー(31)
- インボイス制度(適格請求書等保存方式)の登録期限はこれまで3月31日でしたが、12月末の閣議決定で9月30日まで延長されました。
- 畜産・酪農緊急署名推進 インボイス導入反対確認
- 島根県内各地の代議員が雪の舞うアイスバーンの中をかけつけ、1月28日、出雲市湖陵町の湖畔の宿「くにびき」で、島根県農民連第32回大会が開催されました。来賓の大国陽介島根県議は県内の酪農・畜産農家を訪問した感想を述べ、「農業の窮状に心を痛め、農民連の皆さんとともに農業危機打開に取り組みたい」と決意表明しました。
- 循環型農業を実践する池田牧場(東近江市)を訪ねて
- 酪農危機突破中央行動に向けて、政府への要望書を届けるべく久しぶりに古くからの親しい友人、滋賀県東近江市の池田牧場を訪ねました。
- 旬の味
- 泥沼化する戦争、戦争ができる国に姿を変えようとしているわが国、そして温暖化との関連が言われている各地の大雪大寒波。資材高騰で営農が窮地に追い込まれる
■2023年2月6日(第1539号)
- 自主申告運動を今こそ広げよう/「自主申告運動の擁護・発展をめざす緊急集会」での発言(要旨)から
- 申告納税制度だけでなく、憲法13条の自己決定権をも踏みにじる改悪――。1月26日に農民連や全国商工団体連合会(全商連)などが呼び掛けて「自主申告運動の擁護・発展をめざす緊急集会」が開催されました。集会の中で昨年12月23日に閣議決定された政府の「2023年税制大綱」改悪の憲法違反のあくどさが明らかになりました。
- 軍拡許さず命と暮らしを守ろう
- 通常国会が開会した1月23日、国会前に400人の市民が集まり「安保3文書や原発・コロナなどの問題から生活と権利を守る国会にしよう」と声をあげました。主催は総がかり行動実行委員会と全国市民アクション。
- 各界連が全国活動交流集会を開催
- 消費税廃止各界連絡会(各界連)は1月20日、全国活動交流集会を開催し、消費税減税とインボイス(適格請求書)導入中止を求める全国の取り組みを交流。さらなる運動の活性化を意思統一しました。会場に25人、オンラインで36カ所の参加がありました。
- 「大軍拡・大増税NO!連絡会」を結成
- 国会開会日の1月23日、衆院第一議員会館内で、「平和、いのち、くらしを壊す戦争準備の大軍拡・大増税NO!連絡会」(略称・大軍拡・大増税NO!連絡会)が結成され、院内集会には120人が参加しました。安保破棄中央実行委員会、国民大運動実行委員会、憲法共同センターが呼びかけて結成したもの。「平和、いのち、くらしを壊す大軍拡、大増税に反対する請願署名」に取り組むことを提起しました。
- 農のこころ
- 寒風は親しき友よ剪定す
- 道農政部、北農中央会、ホクレンに要請
- 北海道農民連(山川秀正委員長)は1月25日、道農政部をはじめJAグループ北海道の北農中央会、ホクレンへの要請行動を行いました。飼料や肥料など生産資材高騰による農業経営への大打撃に加え、かたくなに輸入は進め、国内農産物は削減しようとする国に対して意見をあげることと、グリホサートやネオニコチノイド系農薬が残留している実態を示して改善を求めました。
- 農家のための税金コーナー(30)
- 「大工さんでないのに、金づちやのこぎりが経費になるの」「衣服や洗濯洗剤も経費になるの」と、よく聞かれます。経費になるかどうかは、その人の事業に必要かどうかです。必要な経費は、自信をもって経費にしましょう。
- 第17回GMOフリーゾーン運動 全国交流会in東京にご参加を/第17回GMOフリーゾーン運動全国交流集会in東京
- 昨年、日本で初めてゲノム編集トマトが栽培・市販され、さらにトラフグやマダイまでも養殖・販売が始まりました。米国で栽培されていた大豆が撤退に追い込まれ、日本だけが突出した栽培国になりました。遺伝子組み換え(GM)作物では、アルゼンチンで小麦の栽培が始まり、フィリピンでゴールデンライスの栽培が始まろうとしています。これまで手付かずだった主食の稲や小麦の栽培が進められています。
- 豪雪・土砂崩れで会員の農業施設・農機具が被災
- 昨年12月、山形県鶴岡市の降水(降雪)量は12月としては過去最高の500ミリで、30日までの10日間の降水量は平年の2倍となりました。そんな状況の中、庄内農民連の会員2人の農業施設・農機具等が豪雪や土砂崩れの被害に遭いました。いずれも被害は深刻で、新聞・テレビで報道されました。
- 初参加の若者4人が農民連を語る
- 農民連第25回定期大会(1月17、18日)では、初参加の代議員の発言も注目されました。4人の発言要旨を紹介します。
- 旬の味
- 正月は親せき兄姉が集まるのが慣例で、10数年前は、農業で生活していた叔母たち、義叔父、兄の家族、姉夫婦が集合。夜中まで農業、社会を語り合っていました
|