「農民」記事データベース20230227-1542-05

酪農家「乳代で餌代が払えない」

今すぐ現金で支援を

安全安心な国産牛乳を生産する会
事務局長 加藤博昭さん(獣医師)

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昨年7月から急激に経営悪化
4軒に1軒が「3月までにやめる」

 酪農の歴史始まって以来の厳しい状況です。私たちが昨年12月に実施したアンケートでも98%が赤字。7月から急激に悪化しています。「今すぐにやめる」と答えた農家は11%。「今年の3月をめどに」は16%です。

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 乳代で餌代が払えないということは、酪農家はたいへんな経費を払っていることになります。

 農水大臣に「乳代を上げてほしい」と要望したら、大臣は「酪農は乳代が自由に上げられる産業だ。関東生乳販連は何をしているんだ」と他人事のようでした。

 しかし、力関係があまりに大きく、乳価交渉ができない構図があります。国に助けてもらわなければなりません。いますぐにでも現金補助を行ってほしい。酪農家は、先が見える何かがあれば何とかがんばれます。消費者の皆さんも物価高の中、大変ですが、ぜひご理解とご協力をお願いします。

(新聞「農民」2023.2.27付)
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2023年2月

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