畜産・酪農緊急署名推進
インボイス導入反対確認
島根県連が大会
島根県内各地の代議員が雪の舞うアイスバーンの中をかけつけ、1月28日、出雲市湖陵町の湖畔の宿「くにびき」で、島根県農民連第32回大会が開催されました。来賓の大国陽介島根県議は県内の酪農・畜産農家を訪問した感想を述べ、「農業の窮状に心を痛め、農民連の皆さんとともに農業危機打開に取り組みたい」と決意表明しました。
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熱心に講演を聞く代議員 |
地元在住の長谷川敏郎・全国農民連会長から情勢報告を受けました。
ミニ講演は島根大学法文学部の関耕平教授、藤本晴久准教授の2人。島根県農業のリアルな実態について統計数字を挙げながら解説し、日本農業の主力である「小さな農業」を守ることの大切さや農民連が進めるアグロエコロジーへの強い期待を表明しました。
大会では各地の取り組みの報告や意見交換が活発に行われました。
なかでも、酪農家が離農し、日本の牛乳が消える最悪の事態を想定し、緊急署名を集めること、インボイス制度反対、税金の自主申告運動に対する攻撃を阻止するたたかいに取り組むことを確認。県内6カ所のJAしまね肥育センターの廃止方針撤回を求める運動についてなど、島根県連のこれからの活動の柱として重点的に取り組もうと意思統一しました。
大会の最後まで同席した二人の講師が「今日は農民連の皆さんのお話を聞けて、とても有意義な時間を過ごせた」とのコメントを寄せました。
(島根県農民連会長 田食道弘)
(新聞「農民」2023.2.13付)
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