被害は深刻、このままでは経営は困難
豪雪・土砂崩れで会員の
農業施設・農機具が被災
山形・庄内農民連
昨年12月、山形県鶴岡市の降水(降雪)量は12月としては過去最高の500ミリで、30日までの10日間の降水量は平年の2倍となりました。そんな状況の中、庄内農民連の会員2人の農業施設・農機具等が豪雪や土砂崩れの被害に遭いました。いずれも被害は深刻で、新聞・テレビで報道されました。
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朝日支部・遠藤さん宅での豪雪被害
12月23日午後1時すぎ、朝日支部関谷班の遠藤初男さんの居宅母屋に隣接する農作業小屋が屋根に積もった雪の重みで損壊しました。1階車庫の軽自動車が雪とがれきでつぶされました。
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損壊した遠藤さんの農作業小屋 |
前週末に大雪が降った後に母屋の雪下ろしをしましたが、小屋までは手が回らなかったため、24日に小屋の雪下ろしを行う予定をしていた矢先の被災でした。
本人はかなり落胆しており、「今年の作付けをどうしようか」と話しているといいます。
鶴岡支部・阿部さん宅の土砂崩れ
12月31日の未明、鶴岡市西目字斎藤地内で土砂崩れが発生し、8世帯が被災し、男女2人が死亡する重大な被害となり、テレビの全国ニュースでも報道されました。
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鶴岡市西目の土砂崩れ現場の様子 |
その中で、鶴岡支部の阿部佑一さんの農機具倉庫も被災しました。阿部さん自身や家族は現場から数キロ離れたところに居住しているため無事でしたが、倉庫は周辺が再度の土砂崩れのおそれがある危険な状況のため、はじめは土砂の片付けが手につけられない状況で、被害状況を正確に把握できていませんでしたがが、その後、ほぼ全壊に近い状況だと判明しました。
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ほぼ全壊状態の格納庫 |
倉庫の中に昨年10月に購入したばかりの薬液散布用のブームスプレーヤー(購入価額230万円)を数日前に格納したばかりのタイミングでの被災であったため、本人はかなり落胆しており、「このままでは経営を続けられない」と話しています。
(山形・庄内農民連ニュースから)
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(新聞「農民」2023.2.6付)
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