農民連大会での発言から
初参加の若者4人が農民連を語る
農民連第25回定期大会(1月17、18日)では、初参加の代議員の発言も注目されました。4人の発言要旨を紹介します。
奈良
栢下(かやした)江里さん
夫婦で就農してから10年目になります。お茶の無農薬栽培で伝統的自家用茶を生産しているほか、合間に野菜づくりをしています。
出荷・販売先は、農民連の直売所などです。冬から春の間は、出荷作業や朝市の売り子のアルバイト、お弁当づくりなどもしています。
得意のパソコンで農産物のラベル作成やチラシのデザインの考案なども手がけています。私の得意なことを生かして農民連をもっとアピールしていきたい。
奈良
林大輔さん
産直センター職員として5年目になります。県連と産直センターが農家の悩みを聞きながら税金の学習会や営農相談、産直事業、直売所、学校給食、消費者との交流の取り組みに奮闘し、参加していることにやりがいを感じています。
職員として働き始めて3日後に、台風被害を受けた農家を訪問し、電線に巻きついたトタン外しを手伝いました。このとき、「農民連って何でもやらなければいけないんだ」と感じました。生産者同士が知恵を出し合い、困ったときに協力し合って、人情味あるのが農民連だと思っています。
宮崎
〓山優作さん
北は北海道から南は沖縄まで、全国から参加していることに驚きました。みなさんは日本の宝。農民連が飛躍するためにはもっと人を増やすしかありません。
そのためにも若者向けにSNSやユーチューブなどを活用しながら、農民連のことを発信する必要があります。入会特典を充実させ、農産物のブランド化などができればいいですね。
大阪
笠井亮さん
コロナ禍のなか大阪産直センターの職員になりました。この間、大阪府連は6人の仲間を多様な要求で増やしてきました。
何でも相談会を開き、税金、労災、産直出荷など多様な要求で生産者と結びつき、生産者のもとに足を運び、作付け計画や営農相談にのるなどの体験をしてきました。一般紙への折り込みチラシも力になりました。
これからも生産者と一緒に組織をつくっていきたいです。
※〓は「吉」の異体字。
(新聞「農民」2023.2.6付)
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