「農民」記事データベース20230220-1541-02

昨年結成の阿波支部(徳島)

支部結成と会員拡大で
取り組みの幅が広がる


市・農協など要請先が増え
税金学習会をチラシで宣伝

 徳島県阿波市を中心に昨年4月に結成した阿波支部は、新しい会員も含め10人で活動しています。

 「支部ができ仲間が増えたことで取り組みが広がりました」と川人義朗支部長は話します。

 「毎月の県連の役員会議の翌々日に支部の会議を設定しています。県の方針を受けて行動の提起ができます。近況報告も含め、会議ではそれぞれが発言する時間を必ず設けています。学習や要求を出し情報交換の場にもなっています」

 昨年は支部結成後に阿波市への要請行動に取り組みました。食健連の秋のグリーンウエーブ行動では、農協との懇談でも支部の仲間の力が発揮されました。

 「今回、阿波市の隣の美馬市に会員ができ、美馬農協との懇談が新たに実現し、成果を上げました」

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昨年11月の美馬農協との懇談

 持続化給付金など色々な支援金等の取り組みも積極的に行いました。

 「県の物価高騰対策応援金は支援機関が商工会等ということもあり、農協は積極的な姿勢を見せていませんでしたが、県連会長の働きかけで、集荷場へのポスター掲示が実現しました。支部の活動が、こうした変化を生み出しているのだと思います」

 仲間を増やそう
 会員から提起が

 また、阿波支部では税金の取り組みでも新しい一歩を踏み出しました。「今年の税金学習会は2月2日に行ったのですが、初めて地元紙に折り込みチラシを1000部入れました。組合員から『仲間を増やさないとだめだ。費用がいるならカンパする』など、意見が出て思い切って取り組み、会員以外に5人が来てくれました。そのうち2人がチラシを見ての参加でした」とさらなる仲間づくりにも力を入れます。

 阿波支部では食料増産を呼びかけるのぼりも全世帯が購入し、それぞれの自宅や畑に掲げてアピールしています。「のぼりの写真や署名の進ちょくなどはライングループで共有しています」と川人支部長。今年も対市交渉など、積極的に取り組む計画です。

(新聞「農民」2023.2.20付)
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2023年2月

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