2010年2月
■2010年2月22日(第913号)
- カタログハウス 食の安全にこだわった通販/安全情報提供の手助け 農民連食品分析センター/農民連食品分析センター検査機器拡充のためのカンパ
- 農民連食品分析センター(分析センター)は、株式会社カタログハウス発行の雑誌『通販生活』に掲載される食品の検査機関のひとつに指定されています。安全にこだわった食品を販売するカタログハウスに対し、分析センターがその手助けをする――。両者の二人三脚が消費者に安心を提供し、農家を応援する力強いエールになっています。
- 守ろう!食・農と暮らし/備蓄米買い入れが米価下落に拍車!
- 「暮らしと食・農を守ろう」―労働組合や民主団体は2月12日、鳩山内閣に国民の要求実現をせまる中央行動を開き、約7000人が参加しました。
- 畜産・酪農/このままではやっていけません/全国の畜産農家の皆さんに訴えます
- 2月下旬に、今年の畜産を方向づける食料・農業・農村審議会畜産部会が開かれます。畜産の現情は…。
- 農のこころ
- 剪定の一枝一音雲ひらき
- “野焼き”は農作業の一つ
- 田畑で煙がたなびくのは農村の風物詩です。ところが、兵庫県西脇市では昨年6月、畑や庭先で枯れた草などを野焼きしていた人が、警察官に「これは廃棄物で焼却は禁止されている。今度やったら検挙するぞ」と脅されたり、警察署で長時間調べられ調書をとられたりする事件が相次いで起こりました。
- ICA総会で全会一致採択
- 昨年11月20日にジュネーブで開催された国際協同組合同盟(ICA)総会は、農協・漁協・森林組合・生協など日本の協同組合が共同提案した「協同組合と経済危機」に関する決議案を全会一致で採択しました。
- 炭焼き がんばる農民連会員の親子
- かつて日本各地で行われていた炭焼き。しかし石油やガスが取って代わるにつれて炭焼きは姿を消し、今やその技術も失われようとしています。山里に暮らす技術と知恵を引き継ごうと、農業のかたわら、炭焼きに取り組んでいる農民連会員の親子がいます。福島県郡山市石筵地区に住む安田大介さん(72)、剛さん(40)親子の炭焼き窯を訪ねました。
- 旬の味
- いま、税金申告に向けた計算会や相談会の真っ最中だ。今年は、きびしい農業情勢を反映して、深刻な内容になっている
■2010年2月15日(第912号)
- 花の生産はいらないのか!/麦や大豆などと同様の支援あっていいはずだ
- 民主党農政の柱、戸別所得補償制度。来年度は米を対象にモデル事業を行い、水田利活用自給力向上事業で麦や大豆など転作作物の生産を支援し、自給率向上をめざすとしています。しかし、こうした対策で農家の経営を守れるのか、農村を再生できるのか、不安と期待はずれの声が急速に広がっています。そんななか、富山県のチューリップ球根生産者は、「民主党に潰(つぶ)される」と悲痛の声をあげています。
- 米価下落に歯止めを 共同して米守る運動進めよう
- 農民連は2月3日、全国農業協同組合連合会(全農)をはじめ、米卸・販売業者の団体を訪問し、下落する米価に歯止めをかけ、米を守る運動への共同を呼びかけました。写真は全農役員と懇談する農民連役員。
- 農民連の米扱い客ふえた/みんなで作ろう、もの言う「農民」
- 農民連関東ブロックの埼玉・千葉・茨城の代表は、昨年12月中旬、米販売店と交流するため沖縄を訪問しました。
- 大手卸売にできないことを
一丸となってやっていきたい/生産者、 消費者と手を携えて7年
- 1月24日、大阪農民会館で大阪あすなろの会と農民連の交流会を行いました。農民連ふるさとネットワークと、近隣府県の農民連のみなさんが参加し、さまざまな意見交換を行いました。
- 農のこころ
- 寒暮光花芽きわだつ果樹の枝
- 椿林の下に自生する高級山菜しどけ 出荷もうすぐ
- 利島は伊豆諸島のひとつで、東京から南へ約140キロの海上に浮かぶ小さな島です。人口は300人、農家戸数はは50世帯ほどですが、主な農産物は椿(つばき)油と「しどけ」です。
- 林業再生には山村を元気に
- NPO法人バイオマス産業社会ネットワークは1月15日、東京都新宿区の早稲田大学大久保キャンパスでシンポジウム「日本の森林バイオマス利用を進めるには〜日本林業復活のための提案〜」を行い、木材自給率が2割程度で輸入材に依存している林業の現状と再生の方策、いま注目されている森林由来バイオマスの可能性について話し合いました。
- 本の紹介/高橋淳子著『東京「農」離島』
- 交通の便も限られる東京の離島。そこにも、島で暮らす人々の生活に根付いた「農」がある―農業をテーマに写真を撮り続けている写真家の高橋淳子さんが、3冊目の写真集「東京『農』離島」を出版しました。
- COP16へ向け世論・運動の強化を/存在感大きいビア・カンペシーナ
- 「待ったなし! COP15からCOP16へ」―農民連も参加する公害・地球環境問題懇談会(公害地球懇)のCOP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)代表団の報告会が、1月30日、東京都内で開かれ、80人が集いました。公害地球懇は昨年12月、COP15に26人の代表団を派遣。農民連、全労連、新婦人、公害・環境運動団体などが参加しました。
- 春の訪れ 顔を出した土筆
- 1月13日、九州地方も大雪で初めてチェーンをつけて走行しました。
- ハイチ大地震/人道支援の妨げになる外国派遣軍/ハイチ救援募金訴え 農民連
- 1月21日、ハイチの隣国、ドミニカの社会運動組織を筆頭に、キューバやカリブ海の諸国などビア・カンペシーナ加盟組織を含む社会運動組織の代表15人が、地震後のハイチを正確に把握するため、首都ポルトープランスを訪れ現地の社会運動組織と懇談しました。その報告がビア・カンペシーナの公式サイトに公開されていますので紹介します。
- 旬の味
- 季節の移ろいは早いもので、もう立春を過ぎてしまった。1月上旬から始まった手作りみその仕込みもピークを迎えている
■2010年2月8日(第911号)
- 正確な計算 キチンと学び出足早く取り組もう/税金学習会を計画し仲間づくりに正面から/「手引き」大変わかりやすい
- 昨年に続いて、今年も減価償却資産の償却方法が変わりました。いま、確定申告にむけて、各地で税金相談会や記帳会が取り組まれていますが、「計算のやり方がわからない」など「改正」に伴って多くの質問が寄せられています。
- 民主党の農政をどうみるか(1/2)/(2/2)
- 農民連の全国委員会で真嶋良孝副会長が「民主党農政をどう見るか」と題して報告しました。(一部加筆)
- 農のこころ
- 長芋に荒縄結ぶ寒見舞い
- 食べて比べて 採点どうぞ
- 神奈川県の「土づくり研究会」(諏訪部明会長)と「生産者と消費者が手をつなぐ会」(高橋康雄会長)は1月16日、伊勢原市の神奈川農畜産物供給センターで、農産物比較検討会を行い、生産者や消費者ら約30人が参加しました。供給センターに出荷している生産者の農産物の栄養成分を調べ、参加者に試食、採点してもらうイベントです。
- 土佐文旦の季節が来た/村人の幸せ願って鳥井野獅子踊り
- 早春の味、土佐文旦の季節がやってきました。土佐文旦産直センター(高知県土佐市)は1月24日、2月上旬からの出荷を前に「目(め)馴(な)らしの会」を開き、良質な文旦の玉型や見分け方などの研修を行いました。
- 旬の味
- 1月中旬、南の国、鹿児島にもこの冬一番の寒気がやってきた。雪が積もったのは何年ぶりだろうか
■2010年2月1日(第910号)
- “変革の時代”切り開く運動と組織づくり 国民とともにまき起こそう
- 「地域再生の担い手となって生産拡大の先頭に立ち、“変革の時代”を切り開く国民運動を巻き起こし、自公政治にノーの審判をくだした農民・国民とスクラムを組んで強固な組織をつくろう」―農民連は1月18〜19日、東京・豊島区で、全国から100人余りが参加して全国委員会を開きました。総選挙後、農協が自民党支持を見直すなど新たな情勢のもとで、農業・農山村を再生する共同の運動が広がっていることや、民主党政権の戸別所得補償制度が自由化促進の条件づくりであること、そして税金申告と準産直米を柱にした「春の大運動」での組織づくりなど、リアルで意気高い発言が続きました。
- 救援カンパを大使館に届ける
- 1月12日に中米ハイチで発生した大地震は、甚大な被害が連日報じられています。農民連関東ブロックの有志らは21日、緊急に集めたカンパをもって在日ハイチ大使館を訪問し、ジャン=クロード・ボード代理大使に手渡しました。
- 今も悩み、苦しむ被災者多数/出足早く税金学習会始めよう
- 身体を突き刺すような冷たい朝。諏訪山公園の眼下には、神戸市内の明かりがキラキラと光ります。6434人の尊い命を奪い、40万戸の住宅を破壊した阪神・淡路大震災発生から15年。1月17日朝5時46分、松平晃さんが吹奏するトランペットの追悼曲が静かに流れるなか、15周年メモリアル「早朝追悼集会」の参加者300人は、新しく作られた「希望の鐘」を静かに打ち鳴らし、犠牲者に黙とうをささげました。
- 国民の声響かせ政治変えよう/リスクにさらされる資産 なお5兆762億円も
- 通常国会が開会した1月18日、東京・霞が関の官庁街から国会議事堂まで、「軍事費削って、くらしと福祉・教育の充実を」国民大運動実行委員会主催のデモ行進が行われ、農民連をはじめ全労連や国公労連などから約300人が参加しました。
- 農のこころ
- 雪積んで一枚となる千枚田
- “変革の時代”を切り開く農業・農山村を再生する国民運動と、強固な組織づくりを(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- 結成20周年を迎えた農民連は、2009年1月に開催した第18回定期大会決議に基づき、食料自給率の向上や価格保障、総選挙で自公政治に審判を下し、農民の要求が通る政治の実現、会員と新聞「農民」読者の拡大運動などに全力をあげてきました。
- 本の紹介/吉岡吉典 著「韓国併合」100年と日本
- 本書は、昨年3月1日、「韓国3・1独立運動90周年記念の文化交流の旅」の途中、ソウルで急逝した吉岡吉典氏(元日本共産党参議院議員)の“渾(こん)身(しん)の遺作”です。
- 国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)に参加して(下)
- COP15の期間中、公害地球懇(公害・地球環境問題懇談会)の代表団もコペンハーゲンを訪れ、さまざまなアピール行動に取り組みました。
- 食の安全と農を考えました
- 神奈川農畜産物供給センターの五十嵐順一さん、濱田明美さん、中塚ひとみさんは1月12日、横浜市神奈川区の神奈川学園を訪れ、高校3年生の家庭科特別講座授業で、焼きベーコン、無添加ウインナー作りを実演し、生徒たちも一緒に調理しました。
- やらなきゃ損そん 教育ファーム
- 生産者の指導を受けながら農業体験などを行う「教育ファーム」がひろがっています。全国の実践を集めた「教育ファーム推進全国大会」が1月16日、東京国際フォーラムで開催され、全国から約50団体が出演・出展。一般参加者も多数つめかけて、ステージや展示に熱心に見入りました。
- 旬の味
- 全国委員会では、各地からの発言が豊かで元気が出るものだった
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