2013年8月
■2013年8月26日(第1082号)
- 365日24時間 死ぬまで働け ワタミ「理念集」から/外食チェーン各社のノミネート理由
- 低賃金、長時間労働、セクハラ、パワハラ、いじめ、残業代未払い――労働法などの法律を守らず、過酷な労働条件を意図的・恣意的に強いる「ブラック企業」を選定する「ブラック企業大賞2013」の授賞式が8月11日、東京都内で開かれました。
- 低価格競争のもとで深刻化する外食産業の低賃金・長時間労働
- ブラック企業大賞の実行委員で、首都圏青年ユニオン青年非正規労働センター事務局長の河添誠さんに、話を聞きました。
- TPP交渉から撤退せよ/長野・飯伊で 26団体が幅広く共同
- 「STOP TPP !! 官邸前アクション」実行委員会は8月6日、月1回恒例の行動に取り組みました。官邸前行動が始まってから1年がたち、参院選挙後、また日本がTPP交渉に参加してから初めてのアクションとなりました。
- “核兵器は非人道的”と断罪 1日も早く核ゼロの社会を/運動発展させる決意新たに
- 原水爆禁止2013年世界大会長崎が8月7〜9日に開催され、7日の開会総会には世界各国から6500人が参加しました。開会総会で田上富久長崎市長が「核兵器の非人道性が大きく取り上げられるようになってきました。一日も早く核兵器のない社会を実現するために、ともにがんばりましょう」とあいさつ。
- 農のこころ
- 風足のすき間に見えて稲の花
- 語り継ぐ満蒙開拓(中)
- 今年も暑い夏がやってきました。私はこの暑い夏が訪れると、強烈な思い出がよみがえります。昭和20年(1945年)8月、今を去ること68年前、旧満州(現在の中国北東部)の奥地で、ソビエトとの国境からほど遠くない嫩江(ノンジャン)というところで、太平洋戦争の終結を迎えました。換言すれば敗戦でした。
- 全農研 定期総会と地域研究会開く
- 全国農業教育研究会の第43回定期総会兼地域研究会が8月3、4日、長野県小諸市で開催。全国から22人が参加しました。
- さかな産直バスツアー
- 7月30、31の両日、京都府新日本婦人の会と京都北部・丹後地域の農民連による「丹後・蒲入漁港さかな産直バスツアー」が3年ぶりに行われ、子ども10人を含めた40人がバスツアーに参加しました。久々の開催とあって、朝からバスはワクワクした雰囲気でいっぱいでした。
- 農家招いて収穫祭
- 福島の農産物を提供するオーガニック・カフェ「ふくしまオルガン堂下北沢」(東京都世田谷区)は8月3、4の両日、生産者を招いて収穫祭と銘打つ産直市を開きました。
- 輸入時の検疫はいい加減
- 茨城県西農民センターは8月2日、横浜港・輸入食品実態見学ツアー横浜港見学に行きました。バスは小山、八千代、水海道と、総勢23人の参加者を乗せて早朝に出発。全国税関労働組合(全税関)の高野広志さんと合流し、港に向かいました。
- 旬の味
- 愛媛も暑苦しい毎日が続いています。ニワトリたちも夏バテなのか卵をあまり産まなくなってしまい、夫は悪戦苦闘しています
■2013年8月12・19日(合併号)(第1081号)
- 市民発電「わたしのでんき」スタート/米屋さんと生産者をつなぐ交流会
- 産直運動とともに自分たちの使う電気を自分たちの手でつくり出す取り組みが始まりました。千葉県の多古町旬の味産直センター(高橋清代表)の精米所「市民農園わたしの田んぼ米工房」には、精米時に消費する電力量1時間あたり約40キロワットの太陽光発電装置を8月中に設置する予定です。それに先駆けて、交流施設「しんのみくうかん」に1時間当たり約15キロワットの発電装置が設置され、7月26日に発電がスタートしました。
- TPP参加は憲法違反/北海道 各地で集会や宣伝・パレード
- 「TPPに反対する弁護士ネットワーク」が宇都宮健児弁護士、岩月浩二弁護士、伊澤正之弁護士を共同代表として7月29日に発足しました。午後1時から東京・霞ヶ関の弁護士会館で、立ち上げの記者会見が行われ、10日前に呼びかけがスタートしたにもかかわらず318人の賛同者が集まり、同日午前には交渉からの撤退を求める要望書を内閣に提出したことが発表されました。
- 福島県農民連 東電・省庁と交渉
- 福島県農民連は8月1日、約80人が上京し、全国の農民連とともに東京電力本社前での抗議行動、省庁や東京電力との交渉に取り組みました。
- TPP阻止たたかいはこれから消費者へ安全・安心な農産物を/19人が多彩・活発に発言/感想
- 農民連ふるさとネットワークの第10回総会が7月30日に東京都内で開催され、102人が参加しました。TPP交渉参加反対と、農業と農村を守るふるさとネットの意義と役割について討論し、決意を固めあいました。
- 農のこころ
- 敗戦の日のように沸く田水かな
- 語り継ぐ満蒙開拓(上)
- 中国東北地方に1932年から45年まで存在した「満州国」。ここに日本から約30万人の農業移民が国策として移って行きました。これが「満蒙開拓団」です。この歴史を風化させず、語り継ごうと長野県阿智村に「満蒙開拓平和記念館」が建設され、4月25日に開館しました。
- 京丹後(京都)に米軍レーダー配備
- 2月下旬の日米首脳会談で、北朝鮮の核ミサイルに対応するとして、京都府京丹後市にある経ヶ岬航空自衛隊基地に、米軍専用Xバンドレーダー(弾道ミサイルを追尾する高性能レーダー)の配備が、突然、持ち上がりました。その後、詳細が明らかになるにつれ、ますます問題と不安が募っています。
- 焦がし深谷ねぎ餃子
- 埼玉県深谷市の特産品、深谷ネギを絶妙に焦がしたうまみがたっぷりの「焦がし深谷ねぎ餃子」。他のギョーザに比べ、ネギやキャベツなど野菜をたくさん使用しているのでさっぱりとした味わいで、子どもから年配の方まで安心してお召し上がりいただけます。
- 山形豪雨 各地で被害続出/山口豪雨 裏山土砂流れ、田んぼに濁流
- 各地で大雨による被害が報じられています。山形県内では農業への被害も多発。農民連は復旧に向けて行動を始めました。山形県農民連の花烏賊義廣会長と農民連本部の町田常高さんが、現地を視察して見舞金を届け、激励しました。町田さんのリポートです。
- シリーズ 食品表示を考える[6]
- 食品表示法が6月に制定・交付され、今後2年以内に施行されます。それまでの間、内閣府令などで定めている個別の表示基準が見直されます。
- マレーシアTPP交渉会合に参加して
- マレーシアのボルネオ島コタキナバルで7月15日から25日まで第18回TPP交渉会合が行われ、日本からNGOの代表として、アジア太平洋資料センター(PARC)の内田聖子事務局長が参加しました。31日に「TPPを考える国民会議」と「TPPを慎重に考える会」が主催して国会内で行った内田さんの報告の大要を紹介します。
- TPP反対広げなくては
- 岐阜県食健連再建の取り組みをすすめている食健連・準備会は4月に続き、第2弾として、7月28日に「TPPは国民生活に何をもたらすのか」をテーマにしたシンポジウムを岐阜市の県立図書館研修室で開きました。
- 米価下落歯どめかからず
- 自民党は「農業所得の倍増」を掲げて参議院選挙で大勝しました。しかし、新米の価格がとんでもない暴落状態で始まり、農家の所得は倍増どころか大幅な持ち出しの事態になろうとしています。東日本大震災以来、米価は不足感から高値が維持されてきましたが、4月ごろを境に業者間取引の価格が急落しています。標準的な価格帯の関東産コシヒカリは昨年秋に比べて1俵3000円以上も下落し、いまだに歯止めがかかりません。
- 米先物取引 試験上場の延長申請
- 米の先物取引の試験上場が2年間の試験期間を経て8月7日に終了します。大阪堂島商品取引所は、まともな実績を残すことができなかったにもかかわらず、試験期間の延長を申請しました。認可に前向きとみられる農水省の姿勢が問われています。
- 若い力で関西の農業盛り上げるぞ
- 7月27日に和歌山、奈良、京都の青年24人が和歌山県紀の川市に集まり交流会が行われました。
- 肥育農家の農場へ行って来た
- 宮城農民連青年部は7月19日、川崎町の肥育農家、高橋義則さんの農場で視察会を行いました。
- 旬の味
- 青森の空は今日もど〜んと曇っています。参院選の間に伸びてしまった田んぼや畑の草取りに大忙しの毎日。TPPや原発や消費税、そして憲法のことを話すなか、こんなに話を返してくれる選挙も初めてでした
■2013年8月5日(第1080号)
- TPP交渉から即時撤退せよ
- 日本がTPP交渉に参加した7月23日、東京・新宿駅東口で、全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)と「STOP TPP!! 官邸前アクション実行委員会」が、TPP交渉参加に抗議する宣伝行動を行いました。雨に負けず、熱のこもったスピーチが相次ぎました。
- 賃上げで景気回復・消費税増税中止…/農業守れ・原発事故の全面賠償を
- 7月25日午後零時15分から日比谷公園・野外音楽堂で「解雇自由化許すな!全国一律最賃1000円以上、公務員賃金改善、国民本位の予算実現、7・25中央総決起集会」が行われ、2000人が参加。農民連から白石淳一会長や笹渡義夫事務局長など多数、参加しました。
- TPP交渉への参加に抗議し、即時、撤退を要求する
- 一、政府は7月23日、TPP交渉への参加を強行した。地方議会の8割が反対や懸念する決議を上げ、各界各層の広範な団体が強い反対の意思を表明するなど、国論を二分する状況下での交渉参加は絶対に容認できない。
- ジャカルタからの呼びかけ(下)
- 土地収用をめぐる紛争や戦争、軍事基地の拡散、抵抗運動の犯罪扱いが増大している。こうした暴力は、支配、搾取、略奪を基盤とする破壊的な資本主義制度に固有のものである。われわれは、尊敬、尊厳、平和に尽力する。
- TPP交渉参加許さない
- 群馬農民連は、TPP交渉参加抗議全国いっせい宣伝の取り組みとして7月23日、県内6カ所の駅頭でいっせい早朝ビラ配布を行いました。15人が参加し、のぼりを立て、「TPP参加は危険です!」「TPPで国益は守れません!」などと声をかけながら、約1000枚のチラシを配りました。
- 農のこころ
- 喜雨ありて地の香山の香応へをり
- ビア・カンペシーナ第6回国際総会に参加して(続報)
- インドネシア・ジャカルタで行われたビア・カンペシーナ第6回国際総会参加者の感想の続報です。
- GM(遺伝子組み換え)ナタネ全国に汚染広がる
- 「遺伝子組み換え食品いらない!キャンペーン」と「食と農から生物多様性を考える市民ネットワーク」(食農市民ネット)は7月6日、東京・明治大学で2013年遺伝子組み換え(GM)ナタネ自生調査全国報告会を開きました。
- コシヒカリを超える高温障害に強い米を…
- 日本学術会議が7月に東京都内で、「気候変動がもたらす農林業への影響とその対策を考える」をテーマにシンポジウムを開きました。このなかから、水稲の高温障害に強い品種の育成に取り組んでいる、福井県農業試験場(以下、福井農試)主任研究員の小林麻子さんの報告の一部を紹介します。
- 旬の味
- 近日猛暑が続いているが、いかがお過ごしだろうか。私は夏バテ気味で少し食が落ち気味である。こんなときこそ夏バテに効く食べ物をと昨日、食材を購入しに行った
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