山形豪雨
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土砂に埋まった渋谷さんの田んぼ |
一方、鶴岡市の平野部でも畑の水が抜けず、特産のだだちゃ豆のさやが変色したり、根腐れで株が枯れるなどの被害が広がっています。
庄内農民連副会長の渡部正一さん(62)は「この災害で農業をあきらめてしまう人が出ないか心配です。困ったときこそ農民連の出番。励ましあってがんばりたい」と力をこめて語りました。
いずれも中山間地域に位置し、主に川沿いの田んぼやリンゴ畑、家屋などに被害がでています。特に、港に集中して民家のある須佐町は、ほとんどが床上浸水し、家財が使えなくなり路上の両側にうずたかく積まれていました。まだまだ家の中が泥だらけです。
川の氾濫で田んぼと線路の土砂が削られました(山口市阿東徳佐地域) |
農民連ふるさとネットの準産直に出荷している法人嘉年ハイランドの農家は、スキー場もある十種ヶ峰に降った豪雨で土砂が川を埋めてしまいました。激流が土手を壊し、多くの田んぼに被害が出ているそうです。残念ながら、道路が通行止めとなり、現場には行くことができませんでした。
8月1日、被害地域の組合員を回りました。むつみ地域の組合員で80歳になる老夫婦のところへ立ち寄ったところ、裏山の土砂崩れで、台所が半分土砂に埋まっていました。
さっそく仲間に連絡を取って、2日と4日に台所と家の周りの土砂を取り除く作業をしました。「もし立ち寄ってくれなかったら、1〜2カ月このままかもしれなかった。また来てくれ」と老夫婦は喜んでいました。
[2013年8月]
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