農のこころ丸山美沙夫
喜雨ありて地の香山の香応へをり 清水紀美子 俳誌『朱鷺(とき)』から。旱が続くと畑の作物は萎れ、水田の水不足も大変なことになる。待望の雨はまさに「喜雨」である。地が湿ってゆく匂いとともに生気をとりもどしていく作物に、農びとの瞳も輝く嬉しさだ。この句の「地の香山の香」に、恵みの雨が潤す地域全景を汲み取っている。暮す人々と自然のもたらす明るさ。
(新聞「農民」2013.8.5付)
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[2013年8月]
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