2018年6月
■2018年6月25日（第1316号）
  農民連結成30周年に向けて たたかいと組織拡大のうねりを
- 農民連は6月13日、全国委員会を都内で開き、41都道府県から全国委員、オブザーバー含めて約100人が参加しました。
- TPP11反対の声を強め国会承認を阻止しよう
- TPP11関連法案が参議院で審議中です。承認案は成立しましたが、関連法案が成立しなければ国内手続きは完結しません。引き続き、反対の声で国会を包囲し、関連法案の成立を阻止しましょう。
- 卸売市場法強行採決に怒り！TPPは廃案！
- 通常国会の最終盤、参議院では6月13日にTPP11の承認案が本会議で可決されました。TPP関連法案や、卸売市場法の改正案の審議が緊迫している中、14日に全国食健連と「TPPプラスを許さない！全国共同行動」は国会議員会館前で緊急の座り込み行動を行いました。
- 安倍政権・9条改憲ともに葬り去ろう
- 森友疑惑をめぐる財務省の公文書改ざん、加計疑惑での事実を隠す答弁、自衛隊の「日報」隠し、厚生労働省の裁量労働制をめぐるデータねつ造など、政治腐敗が続くなか、安倍政権の退陣を要求する国会前大行動（主催・大行動実行委員会）が6月10日に行われ、2万7000人が参加。大雨のなか「憲法改悪絶対反対」「森友・加計疑惑徹底追及」の怒りの声をあげました。
- TPP11国会審議を傍聴して
- 6月13日午前の参議院本会議でTPP11承認案が可決されてしまいました。
- 農のこころ
- 正座せる牛の咀嚼や雲の峰
- 20周年迎えた「百姓百品」
- 愛媛県農民連に団体加盟している、西予市を中心とした産直グループ「百姓百品株式会社」（生産者登録人数506人）が20周年を迎え、5月30日に西予市野村町公会堂で、生産者らによる株主総会と祝賀会が開かれました。
- 農家が得する税金コーナー（38）
- 住民税が非課税になったことで、思いがけない負担軽減になったことがありました。
- 田植え交流会に400人
- 5月20日に京都市右京区「京北森林公園」を中心にして、新日本婦人の会京都府本部と京都農民連との第28回田植え交流会が開催されました。京都丹波高原国定公園の一角、自然ゆたかな地域に400人が集まって様々な交流・体験を楽しみました。当日は、爽やかな好天でした。開会前から、各テントでは、春の野菜や山菜などのほか、郷土料理や産直で取り扱われている商品が並び、さっそく参加者が買い求めていました。
- ふるさと よもやま話
- 私の住む愛知県豊橋市南東部地域は、野菜をはじめとする農業の一大生産地帯です。一方で産業廃棄物処理施設やリサイクル処理施設が乱立し、排ガス、異臭、ほこり、騒音などの問題が各施設か度々引き起こされている地帯でもあります。
- 旬の味
- 阿武隈の山間（やまあい）も、緑が日一日と濃くなっていく。今年の田植えツアーは2回とも天候に恵まれ、参加者の皆様に、美しい里山の緑の風景とカエルの鳴き声、鳥のさえずり、澄んだ青い空などもプレゼントできて本当によかった
■2018年6月18日（第1315号）
- TPP11 なんとしても廃案に
- 「TPPプラスを許さない！全国共同行動」は6月6日、TPP11の参議院への審議入りに抗議して、批准反対の院内集会と国会前行動を行いました。
- 市民と野党の共同候補 池田千賀子さんが大健闘
- 新潟県知事選挙は6月10日に投開票され、元県議で市民と野党の共同候補、池田千賀子さん（57）＝立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の野党5党と「無所属の会」推薦＝が50万9568票を獲得し、大健闘しましたが及びませんでした。当選は、自民、公明両党が支持する前海上保安庁次長、花角英世氏（60）＝54万6670票＝。
- 青年後継者が帰ってきた！
- 組合員の半分以上が20〜40代という高知・土佐文旦産直協同組合（以下、産直組合）に、また一人、青年が帰郷し、「地域農業を引き継ぎたい」と、がんばっています。
- 9条改憲NO！3000万人署名1350万人分（第一次分）を提出／安倍政権は総辞職を／市民連合が緊急街頭宣伝
- 「安倍9条改憲NO！憲法を生かす全国統一署名（3000万人署名）」の署名提出集会が6月7日、国会で行われました。
- 安倍改憲政権から9条守れ
- 2014年の安倍政権による集団的自衛権容認の閣議決定に対し、「声を上げよう。命と自由のために」と始まった若者憲法集会も、今年で5回目を迎えました。6月3日に、全国各地から1100人の青年が東京都内に集まり、声を上げました。
- 家族農業の重要性認めながら政府の政策は逆行
- 家族農業の重要性を認めながら、実際の政策では逆行――日本政府の欺まん的態度が改めて浮き彫りになる国会論戦がありました。「国連家族農業の10年」に関する日本共産党の田村貴昭衆院議員の質問への斎藤健農相の答弁です。
- 農のこころ
- 夕風の花合歓へ鍬休めては
- 企業への漁業権解放は沿岸漁業を崩壊させる
- 安倍首相は2013年の施政方針演説で「世界で一番企業が活躍しやすい国を目指し、聖域なき規制改革を進め、企業活動を妨げる障害を一つひとつ解消する」と公言し、農業関連の悪法を次々と成立させてきました。次に狙っているのが林業・漁業関連法の改悪です。
- 食の安全・安心へ機能発揮（1/5）／（2/5）／（3/5）／（4/5）／（5/5）／イラスト2点
- 「いま、食と農を守る砦（とりで）、農民連食品分析センターが大活躍！」――。安全な食を確保することは国民の権利です。農民連食品分析センターは、あふれる輸入食品の残留農薬や遺伝子組み換え食品などを分析し、情報を広く国民に提供してきました。この間も、みなさんのカンパで遺伝子組み換えの精密機器や、高性能で農薬を分析するLC／MS／MS（高速液体クロマトグラフ質量分析計）などを導入し、みなさんの期待に応えて活躍中です。最近のデータをもとに分析センターの活躍を特集します。
- “わーっ やった” “ちごうた”
- 農民連本部の吉川利明事務局長が正解を告げると「わーっ」「やったー」、「なんで違うのん」、少し時間をおいて正解したグループに大きな拍手が送られました。
- 農家が得する税金コーナー（37）
- 6〜7月、国保税や介護保険料、住民税の通知が来ましたか？ 所得税よりも重税感が大きいのが、国保税であり、住民税です。
- 9条田んぼで今年も田植え
- 6月3日、毎年恒例の9条田んぼの田植えをしました。郡山市熱海町石筵の会員さんの田んぼです。地元の農民連、新日本婦人の会、医療生協などから参加者は20人ほど。とんでもなくいい天気で、さりとてさわやかな風が吹くなか、もち米の田んぼに黒米の苗を植えて文字を描く田植え。うおー！燃えるぜー！日焼けするー！
- バイオマス発電の消化液でジャンボタニシ駆除に挑戦
- 西日本を中心に、水稲に大きな被害をもたらしているジャンボタニシ。千葉県匝瑳（そうさ）市でも近年、ますますその被害が深刻さを増しています。そんなジャンボタニシの被害を、畜産たい肥を使ったバイオマス発電の消化液を活用して軽減できないかと挑戦している人がいます。千葉・東総農民センター会員で、株式会社「エコ・フード」会長の熱田正行さんです。
- 「大地のめぐみ」発足
- 茨城県南農民組合の2つの産直組織「阿見産直センター」と「県南筑波農産センター」が3月に合併し、この5月、新法人「農事組合法人大地のめぐみ」としてスタートしました。
- ふるさと よもやま話
- 今、宮崎は「黒霧島」などの焼酎甘藷（かんしょ）の植え付けと、普通作の田植えで一番忙しい時期です。
- 旬の味
- 友人の誘いで沖縄県本部（もとぶ）半島の北部、今帰仁（なきじん）村まで出かけた。名護市街を通り越して右手に大小の岩の島々のある海岸線を通り過ぎた。しばらくして友人の軽トラックが待っていて、海岸線から山林の中へと進入した
■2018年6月11日（第1314号）
- 福島第二 柏崎刈羽（新潟）含む全原発を再稼働？ 原発推進のエネルギー政策はやめよう
- 国のエネルギー政策を定めた「第5次エネルギー基本計画」の原案が先日、経産省から発表され、パブリックコメント（国民からの意見募集）が始まりました（6月17日まで）。しかし計画案の内容は問題だらけ。国民の圧倒的多数が求める「原発ゼロ」にも、今や世界のすう勢となっている「再生可能エネルギーの拡大」にも背を向けた計画案となっています。
- 新潟県知事選挙 最終盤
- 大激戦・大接戦となっている新潟県知事選挙（6月10日投票）は、安倍官邸直結の花角英世候補と、原発ゼロと女性が輝く県政を掲げる、市民と野党共闘の池田ちかこ候補が激しいつばぜり合いを展開しています。
- ＴＰＰ11採決許さない
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会（全国食健連）は5月25日、春のグリーンウエーブ中央集結行動を行いました。全国各地から50人以上が参加しました。
- 地域から農政を変える「家族農業の10年」の運動を
- 全国食健連は5月26日、都内で2018年度総会を開き、中央団体や地方から56人が参加しました。
- 大企業利益第1の改定許せない
- 卸売市場法「改正」に反対する院内集会が5月23日に開かれました。
- 農のこころ
- 青田道農継ぐべきか子に問わる
- 農民連ブックレット読んで組合員数を購入しました
- 私が宮崎県農民連の専従になったのは20年前。そのときに、雑誌『農民』49号で「農民連行動綱領」に出会いました。
- 農家の税金対策（11）
- 土地・建物等の譲渡や株式等の譲渡については、特別の税率が適用されるため、一般の所得（総合課税の所得）とは区別して、分離課税の譲渡所得として税額を計算します。確定申告書Ｂに第3表等を添付して申告します。
- 要求くみあげ仲間ふやそう
- 5月29日、田植えを切り上げ参加する会員もあった農繁期のさなか、香川県農民連の総会が観音寺市内で行われました。大塚久会長は、ＴＰＰ11の強行採決の一方で、モリカケ問題での国民をばかにした答弁を告発。
- 地域と農地の再生めざす
- 福島県南相馬市の小高区井田川地区で、風力発電とオーガニックコットンの栽培で地域の再生を図る新たな取り組みが始まりました。
- ふるさと よもやま話
- 東京都清瀬市で体験農園「畑の仲間・清瀬」を開園しています。
- 旬の味
- 新聞「農民」を開くと“埼玉で「県南食健連結成」との文字が飛び込んできました。昨年の秋に食健連、農民連、新婦人の方々にお世話になり、見沼田んぼを中心に営まれている農業と埼玉の食について学ばせていただき、農家訪問もしました
■2018年6月4日（第1313号）
- 原発ゼロ、TPP阻止へ みんなの力で池田知事誕生を
- 米山隆一・前新潟県知事の突如の辞任を受けて、5月24日告示、6月10日投票で県知事選挙がたたかわれます。
- TPP11はTPP12より悪い
- TPP11承認案と関連法案の衆議院通過を受け、この間明らかになったTPP11の問題点と今後のたたかいについて、鈴木宣弘・東京大学大学院教授に聞きました。
- TPP11衆議院を通過
- TPP11協定承認案が5月18日、衆院本会議で採択され、参議院に送られたのに続き、関連法案も5月24日、野党の反対を押し切って衆院本会議に緊急上程され、自民・公明・維新・希望の賛成多数で参議院に送られました。
- 農民連の活動を一から学ぼう 組合員全員の手にブックレット
- いま農民連ブックレット『農民連は何をめざし、どうたたかうか』の普及が全国で始まっています。全会員分を取り寄せた和歌山県農民連の井上雅夫会長に寄稿してもらいました。
- 農家が得する税金コーナー（36）
- 農民連の税金対策部員養成講座が5月22日の熊本会場を皮切りに、24日の東京会場、29日の奈良会場、31日の岡山会場で開校します。全国30都府県約100人が参加登録しています。
- 農のこころ
- 植田はやアルプス背負う水鏡
- 担い手づくり研修で石川県3法人を視察
- 4月12、13の両日に行われた農民連ふるさとネットワークの担い手づくり視察研修交流会2日目で訪問した石川県の生産者3件を紹介します。
- ふるさと よもやま話
- 私が住む高知県南国市の学校給食は、日本で最も進んだ給食だろうと思う。南国市の現在の状況は、平成15年度から週5回、自校炊飯でしかも教室ごとの炊飯器で炊く方法である。
- 旬の味
- やまぼうしの花が咲き、バラも色とりどりに咲き乱れ、清々しい初夏の風が気持ちよい季節になった。千葉の房総丘陵もイノシシ、シカなど野生動物による農作物被害が増え続けている。耕作放棄地が年々増えるなかで、野生動物たちによい住環境を提供しているのかもしれない
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