「農民」記事データベース20180618-1315-13

農民連食品分析センター

食の安全・安心へ機能発揮
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品質の差、抽出製法の違いから
うま味・甘みに差が生まれる

京都府和束町でお茶を生産する
植田 修さん(37)=農民連青年部=

 ペットボトルのお茶と、急須で淹(い)れるお茶の成分分析の違いの検査結果についてですが、お茶生産者やお茶好きの人間ならば、もちろん検査結果(うま味成分や甘み成分の差について)にさほど驚くこともないと言えます。

 そもそもお茶の原料となる茶葉の形態や、品質(時期、茶種)に大きな差があるし、抽出製法の違いもあるので、大きな差がでるといえます。

 お茶は、奥が深く、同じ茶葉(もちろん同量)を使っても、抽出する、湯(水、軟水、硬水でも)、温度、時間によって抽出される成分(味)が違います。

 細かく言えば、沸騰させる容器、淹れる容器でも、味は変わります。それらの知識を持っていても、淹れる時のシュチュエーション(状況)や、人の好み(食生活)で同じ味にならないところもあるのですから、お茶深しと言えます。

 急須で淹れるお茶の味をお楽しみください。


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島根・松江市 加茂京子
 
東京・日の出町 折田ナナ

(新聞「農民」2018.6.18付)
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2018年6月

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