農民連ブックレット読んで
組合員数を購入しました
宮崎県農民連書記長
来住誠太郎
「農民の苦悩あるところ農民連あり」
農民の目線でたたかった運動
宮崎の仲間に知ってもらいたい
行動綱領が道しるべ
私が宮崎県農民連の専従になったのは20年前。そのときに、雑誌『農民』49号で「農民連行動綱領」に出会いました。
当時は、農民連とはどんな仕事なのかもわからずに、行動綱領と農民連の歴史を照らし合わせながら読みました。私が生まれたときには、祖父母も離農していたので、農業分野は分からないことばかりで、不安な数年が続くなかで行動綱領が道しるべとなり、農家の要求に少しずつ応えられるようになるなかで、私自身の居場所を見つけられました。
農民連の歴史と私
さて、農民連の歴史に私自身のことを照らし合わせながら、農民連ブックレット『農民連は何をめざし、どうたたかうか』を読んでみました。
私の子ども頃には、夕方になれば牛の鳴き声とともに餌を準備する音が響き、豚の出産があれば見学に行ったりと、身近に農業を感じることができましたが、今では聞くことも見ることもできなくなりました。ブックレットに書いてあるように、家族経営の農業つぶしを実感しています。
宮崎県連では、農業の歴史に農民連が農民の目線で運動を進めてきたことを全会員に知らせたいと思い、ブックレットを組合員数購入しました。自主申告運動や産直運動だけでなく、たたかう農民として「農民の苦悩あ
るところ農民連あり」を掲げて、全国の仲間ががんばってきたことを伝えたいと思いました。
農民運動の羅針盤
ブックレットは、章立てが「歴史・政策・運動・世界」に分かれていて、とても読みやすくなっています。農民連の歴史を柱にして、政策・運動・世界が書いてあり、農民運動を進めていく羅針盤になります。来年の農民連結成30周年に向けて、ともにがんばっていきましょう。
(新聞「農民」2018.6.11付)
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