新潟県知事選挙
市民と野党の共同候補
池田千賀子さんが大健闘
新潟県知事選挙は6月10日に投開票され、元県議で市民と野党の共同候補、池田千賀子さん(57)=立憲民主、国民民主、共産、自由、社民の野党5党と「無所属の会」推薦=が50万9568票を獲得し、大健闘しましたが及びませんでした。当選は、自民、公明両党が支持する前海上保安庁次長、花角英世氏(60)=54万6670票=。
柏崎刈羽原発の再稼働問題が最大争点となるもとで、池田さんは「原発ゼロ・福島原発事故の検証結果が出ないもとでの再稼働は認めない」と公約。農業でも、戸別所得補償のモデル事業や主要農作物種子条例の創設など、前県政を引き継ぎ、県農業を守るための施策実現を訴えました。
自公丸抱えの花角候補は、原発再稼働に慎重であるかのような公約で、争点ぼかしを行いました。
新潟県農民連は、市民や他の農業団体とともに、池田さん勝利に奮闘。全国からの支援も得て、JAや農家との対話・宣伝に全力をあげました。
県農政連が自公候補を推薦する中で、これに抗して8つのJAが池田さんの推薦を決定するなど、安倍農政への怒りが広がりました。
広範な市民と5野党・1会派がそろって池田候補の推薦を決め、共同してたたかったことは今後につながる大きな財産をつくりました。この教訓を生かし、来年の参院選に向けて市民と野党の共同を広げましょう。
全国からの物心両面でのご支援・ご協力ありがとうございました。
(新聞「農民」2018.6.18付)
|