「農民」記事データベース20180618-1315-14

“わーっ やった”
“ちごうた”

税対部員養成講座(岡山教室)


『手引き』を開いて
にぎやかに楽しく

 農民連本部の吉川利明事務局長が正解を告げると「わーっ」「やったー」、「なんで違うのん」、少し時間をおいて正解したグループに大きな拍手が送られました。

 5月31日に行われた税金対策部員養成講座の岡山教室は第1回スクーリングで3〜4人の8班に分かれ問題を解きました。1時間余りのワイワイガヤガヤ、あーでもない、こうでもない、『税金対策の手引き』を開き、みんなで意見を出し合い、ホワイトボードに班長が答えを書き込んでいきますが、バラバラ。他の班の答えを見て計算し直すグループも。

 吉川事務局長の模範解答の説明を聞きながら、「国保税の軽減判定の所得基準を考えんかった」「住民税で白色専従者控除の計算がちごうた」など、間違った箇所が順番に飲み込め、早見表の見方も身についていきます。

 要求に寄りそい通年の取り組み

 岡山教室では、午前中に吉川事務局長からTPPをめぐる緊迫した国会情勢や農民にとって税金の自主申告の意義と農民連の役割を学び、長谷川敏郎常任委員が住民税と国保税のミニ学習、演習問題の解説と解答のポイントを説明しました。

 グループでの体験学習の後、今後の取り組みについて意見交換交流会を行い、(1)仲間でやる(2)『手引き』を見てやる(3)学んだことを周りの農家に広げ仲間を増やすことを確認しました。

 当日参加は28人でしたが、通信講座には40人が申し込みました。

 所得税の申告書提出で税金の取り組みは終了ではなく、住民税・国保税(料)、さらにさまざまな社会保険料負担が続きます。農民の負担軽減を求める要求に寄り添い年間を通じた取り組みの重要性が強調されました。

(新聞「農民」2018.6.18付)
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2018年6月

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