要求くみあげ仲間ふやそう
=香川農民連が総会=
専従体制移行へ協議を
5月29日、田植えを切り上げ参加する会員もあった農繁期のさなか、香川県農民連の総会が観音寺市内で行われました。大塚久会長は、TPP11の強行採決の一方で、モリカケ問題での国民をばかにした答弁を告発。
農民連本部の吉川利明事務局長はTPP11の衆議院でのまともな審議ぬきでの本会議強行を批判し、参議院での廃案を呼びかけました。
さらに国連「家族農業の10年」に言及し、農民連のたたかいの戦略的方向性を訴えました。
総会では、重点方針として「要求をくみ上げ、仲間をふやそう」と強調。それを支えるために専従体制への移行を各単組でじっくりと協議しようと呼びかけました。
また、多くの地域で、農家の要求が渦巻いていることを小豆島や坂出を引き合いに報告。新しく加盟した高松市農民組合の若い仲間を紹介し、拍手で歓迎しました。
総会では、日本共産党の白川容子氏が来賓あいさつを行い、新日本婦人の会県本部からお祝いメッセージが寄せられました。
総会は、来年の農民連30周年を上げ潮の中で迎えるたたかいの契機となるものとなりました。役員体制では、新たに薬師敏宏氏(高松市)が代表委員に加わりました。
(香川県農民連 福井利夫)
(新聞「農民」2018.6.11付)
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