2012年5月
■2012年5月28日(第1022号)
- 国民健康保険税(料)の軽減に取り組もう/国保税減額の事例
- 6月、7月は平成24年度(2012年度)の国民健康保険税(料)(以下、国保税)の納付書(キップ)が届く時期です。各地で集まり、確定申告の控えと国保税の納付書を持ち寄り、正しい税額かどうか確かめましょう。そして負担が重い場合には自治体に減免を申請するなど、まわりの農家にも呼びかけて運動を進めましょう。
- どんなエサ(FTA)にもすぐ飛びつく“ダボハゼ”政権
- 野田首相は5月13日に開かれた日中韓首脳会談で、年内に日中韓FTA(自由貿易協定)交渉を開始することで合意し、共同記者会見で「TPPと日中韓FTAを並行的に追求し、すべてが活性化することを期待したい」と強調しました。
- 会員の利用率高めよう
- 福岡県農民連と新日本婦人の会県本部との合同産直会議が4月25日、農民会館で開かれ30人ほどが参加しました。
- 私もTPPに反対です
- 全国建設労働組合総連合東京都連合会(全建総連都連=東京土建など15組合、約14万人で組織)では、2月と3月に「TPP参加に慎重な対応を求める学習会・国会要請行動」を行い、それぞれ約100人の組合員が参加しました。学習会では、民主党の国会議員などから、アメリカの真のねらいや韓米FTAの問題点などについて講演を聞き、そのあと国会議員に、公共事業の入札基準の変更や海外企業の参加による低価格競争、地域建設業者の受注減や外国人労働者の参入による失業・低賃金化に対する懸念などを要請しました。
- 農のこころ
- 一村の水音走る田植どき
- TPP映画祭
- TPPは、農業ばかりでなく、食の安全、医療、労働、公共サービスなど、あらゆる分野に影響を及ぼし、国のかたちを変えるものです。TPPに参加すれば、私たちのくらしはどう変化するのでしょうか。映画を通して、私たちのくらし、未来を考えてみませんか。
- DVD紹介/大野和興監修 アジア太平洋資料センター制作『お米が食べられなくなる日』
- 日本人の主食、お米。しかし10年後には、日本で米作りができなくなるかもしれません――。そんなショッキングなナレーションで本作は始まります。
- 救援ボランティア 東北へ行ってよかった(手記)
- 私は、岡山県農民連・県南支部の杉本太郎さんといっしょに、救援ボランティアとして東北に行ってきました。4月19日、会員のみなさんから援助いただいた米や野菜、もちなどを車いっぱいに積んで出発。1300キロを17時間かけて岩手県宮古市の被災地へ届け、23日に帰ってきました。
- 横浜市の「被災地の子どもたちにお米と笑顔を届ける保育園の会」
- 東日本大震災以降、横浜市内の保育園のみなさんが、自分たちに何かできないかと立ち上げたのが、「被災地の子どもたちにお米と笑顔を届ける保育園の会」です。
- 「つながる絵手紙一筆箋」
- 大震災と原発事故から1年余りが過ぎました。自然災害だけなら何とか時間がかかっても乗り切れるはずです。でも、人災ともいえる原発による放射能汚染と風評被害。農林漁業をもとにもどすにはどのくらいの時間がかかるのでしょうか。
- 田植え体験学習会に参加
- 5月6日、.滋賀県農民連の契約農家(大西代表)の協力で、「田植え体験学習」に参加しました。この日は、まわりの景色も素晴らしく絶好の田植え日和。アメリカの方も参加し、国際色豊かに田植えが始まると、お父さんやお母さんも加わり子どもたちのにぎやかな歓声があがりました。
- 旬の味
- 会津若松駅から「SLばんえつ物語」号に乗って、蔵とラーメンの街、喜多方へ行く。シュシュポッポと力強く前へ進む蒸気機関車。その吐き出す黒煙が、田植え間近の水面に溶け込んでいくようだ
■2012年5月21日(第1021号)
- 大飯原発再稼動許すな!/引き続き「東日本大震災・原発事故救援復興募金」のお願い
- 関西電力・大飯原子力発電所の再稼働が焦点となっています。大飯原発がある福井県おおい町から、再稼働をめぐる情勢をリポートします。
- 原発ない社会の実現を/12年国民平和大行進でも 原発と核兵器ゼロ訴え
- 北海道の泊原発3号機が定期検査に入り、日本国内の50基あるすべての原発が止まった5月5日、農民連も参加する「原発をなくす全国連絡会」が東京・JR新橋駅前で宣伝行動に取り組みました。
- アメリカいいなり、TPP推進明確に―断念するまでさらにたたかい抜く
- 一、野田首相とオバマ大統領は、日本時間の5月1日、アメリカ・ワシントンで日米首脳会談をおこない、「未来に向けた共通のビジョン」と題する共同声明を発表した。
- 原発事故の損害賠償運動交流会
- 農民連は4月26日、東京都内で、福島第一原発事故の損害賠償運動の交流会を開き、各地から約50人が参加しました。
- 農のこころ
- 耕耘機始動す尾根の退きつ起つ
- TPP参加反対、震災復興・原発ゼロ/農民連のプラカード 見事に“金賞”に輝く
- 「TPP参加反対」「消費税増税するな」「震災復興、原発ゼロ」などをスローガンに東京・代々木公園で5月1日に開かれた第83回中央メーデーには2万1000人が集い、農民連本部も参加しました。
- 福島・会津農民連・前田新さんの詩 アメリカの芸術家 版画に仕上げ出版
- 2011年7月18日付の新聞「農民」に掲載した福島・会津農民連の前田新さんの詩「見えない恐怖の中で僕らは見た」は、多くの感動を呼び、各地で朗読されるようになりました。福島県立医科大学講師の後藤宣代さんは、昨年10月27日、アメリカのカリフォルニア大学バークレー校で開かれた「フクシマ原発シンポジウム」でこの詩を紹介したところ、同大学教授のアンドリュー・バーシェイさんが英訳。アメリカでも話題になりました。
- 梨と桃の花見 シイタケ狩り、温泉につかりゆっくりツアー/群馬農民連産直センター
- 4月10日、福岡県の新日本婦人の会久留米支部の産直小組と美人湯小組の約15人が、みのう農民組合の佐々木督文書記長の梨畑に花見に来ました。天候の関係で、梨の花はまだ2、3分咲きほどでしたが、桃の花は見事に満開!
- 女性部あってよかった/南相馬市の女性たちは今…
- 「農民連があってよかった」「女性部に支えられた一年だったね」――東日本大震災と福島第一原発事故から一年。福島県農民連女性部の総会が4月29日、南相馬市小高区で開かれ、全県から16人のお母さんたちが集いました。
- なかやす牧場 リニューアルオープン
- おっぱいアイスでおなじみの「なかやす牧場」(静岡県浜松市)が、4月14日にリニューアルオープンしました。リニューアルに伴い、新商品の自家製プリンとジェラートの販売を始めました。
- 旬の味
- 新緑がまぶしい。木の種類によって若葉の色合いが違うし、ひと雨ごとに葉の色が濃くなり、緑色のグラデーションが美しい
■2012年5月14日(第1020号)
- “TPP反対”で一致/1万人キャンドル集会
- 「野田首相は日米首脳会談でTPP参加を表明するな!」―4月25日、国会周辺や日比谷野外音楽堂、銀座などで、「TPP反対」で一致し、広範な市民団体や個人、農林漁業団体、医療関係者、労働組合、消費者団体などが集まり、これまでにない画期的な共同の広がりとなりました。
- アメリカでBSE感染牛
- アメリカ農務省は4月24日、カリフォルニア州で飼育されていた乳牛1頭からBSE(牛海綿状脳症)の感染が確認されたと発表しました。これで4例目です。
- 原発事故の損害すべて償え
- 農民連は4月26日、福島第一原発事故によるすべての損害を速やかに支払うことなどを求めて、東京電力本社と交渉しました。交渉には、福島をはじめ山形、宮城、栃木、群馬などの東北・関東の近県や、静岡、奈良、大阪など15道府県から約50人が参加。東京電力側は、賠償相談室の紫藤英文部長らが対応しました。
- 東電本社に抗議、政府へ要請
- ふくしま復興共同センターと福島県農民連は4月26日、「原発の再稼働許すな、電気料金値上げ反対、原発事故の全面賠償と賠償金への課税撤回」を求めて、東京・千代田区の東京電力本社前で抗議集会を行い、東京電力と政府に対して要請を行いました。福島からバス5台でおよそ150人が参加しました。
- 農のこころ
- 島捨てず子に従はず種子おろす
- アメリカいいなりの輸入規制緩和許さぬ
- 生活クラブ生協やパルシステム生協連、全国農業協同組合連合会などで構成している「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守るネットワーク」が、4月25日、東京都内で「BSE(牛海綿状脳症)対策の見直しを考えるシンポジウム」を開きました。
- 多くのカンパと応援に励まされて/放射能・農薬などの分析料金を改定
/ゲルマニウム半導体検出器導入に尽力したフランスCGT
- 4月23日、待望のゲルマニウム半導体検出器による検査を開始することができました。高い性能を発揮するこの装置の稼働は、原発事故と対峙(じ)し、食糧主権を掲げる運動を進めていく上で、とても大きな意味があります。
- TPP阻止小さな垣根を超え大きな連携を(1/5)/(2/5)/(3/5)/実行委員団体と賛同団体/(4/5)/(5/5)
- 「1万人キャンドル集会」では、TPPを考える国民会議・副代表世話人の山田正彦衆院議員が開会のあいさつを行い、民主党の篠原孝衆院議員が4月のアメリカ訪問を報告。ヒューマン・ファーマーズ、チグリハーブ、三宅洋平さん、Yaeさん、喜納昌吉さんがライブセッションで盛り上げ、東京大学大学院教授の鈴木宣弘さんと「サルでもわかるTPP」の安田美絵さんがミニ講演。そして各分野から一言アピールを行いました。最後に、タレントの藤波心さんが集会アピールを読み上げ、「市民アクション実行委員会」から菅野芳秀さんが「希望と未来は私たちの手のなかにあります。がんばりましょう」と、力強く閉会のあいさつをしました。
- 2012夏季カタログ
- 人と人とのつながりを実感できる、「2012夏季産直カタログ」ができあがりました。「つながっていれば、私たちは負けない」をテーマに、被災地応援の産直品コーナーも設けました。
- 鳴子温泉「農民の家」(宮城)で感謝の集い
- 宮城県東松島市の沿岸部で地震と巨大津波に襲われた住民は、大崎市の鳴子温泉にある「農民の家」を避難所にして共同生活を送り、その後各地の仮設住宅に分散して生活をしてきました。そのみなさんが、大震災から13カ月後の4月11日、「農民の家」で再会しました。
- 春の農園見学とTPP学習
- 神奈川県の相模大野九条の会は4月14日、春の農園見学とTPP学習会を参加者32人で開催しました。雨天でしたが好評でした。
- アースデイ東京2012
- 地球のことを考えて行動する日――アースデイ東京2012が4月21、22の両日、代々木公園などで開かれ、2日間でおよそ11万人が参加しました。今年のテーマは、「新しい未来は自分たちの手で」。若者らが多数訪れ、環境、エネルギー、女性と子ども、平和、食と農などのテーマで出店やトーク、コンサート、パレードが盛大に行われました。
- 第71回中日農業賞・優秀賞に
農民連青年部長 杵塚 歩さん受賞/今年も茶摘み交流 過去最高の参加者
- 地域農業を引っ張る若手生産者や生産団体をたたえる第71回中日農業賞(中日新聞社主催、農林水産省、中部9県後援)の贈呈式が2月28日、名古屋市で行われ、農民連青年部長の杵塚歩さん(静岡県藤枝市)が優秀賞を受賞しました。杵塚さんの受賞の喜びと今後の決意です。
- 桃の花いま満開!/原発もういらない。/たけのこの元気をもらっちゃおう
- “岡山といえば桃!” いま、赤磐市(旧山陽町)では桃の花が満開です。例年なら4月初旬に花が咲くのですが、今年は寒い日が続き、中旬になってやっと開花しました。
- 旬の味
- 松の切り株跡地に植え付け、ドングリから育てたクヌギ苗が、淡緑の小さな葉をつけ始めた。寒さで遅れていた桜も一気に開花し、今は新緑の葉桜だ。用水路には水が引かれ、田植えの準備が急ピッチで進む。畑では夏野菜の植え付けが終わった
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