「農民」記事データベース20120514-1020-17

第71回中日農業賞・優秀賞に
農民連青年部長 杵塚 歩さん受賞

無農薬茶生産・紅茶づくり
地域での仲間づくりなど評価

関連/今年も茶摘み交流 過去最高の参加者

 地域農業を引っ張る若手生産者や生産団体をたたえる第71回中日農業賞(中日新聞社主催、農林水産省、中部9県後援)の贈呈式が2月28日、名古屋市で行われ、農民連青年部長の杵塚歩さん(静岡県藤枝市)が優秀賞を受賞しました。杵塚さんの受賞の喜びと今後の決意です。


人の心も体も温めるようなお茶を

 無農薬茶生産と紅茶づくり、そして地域での仲間づくりや若者を農村に呼び込む活動が評価されました。これらの活動はすべて、私一人ではなしえなかったことです。

 一番近いところで応援してくれる家族と愛犬、地域で無農薬茶の生産をともに続けてきた仲間たち、その生産を応援し支えてきてくれた消費者のみなさん、農作業の手伝いにきてくれた数多くの若者や学生たち、地域に若者を取り戻したいという共通の思いを持って活動してきた若い農家の仲間たち、そしていっしょに米作りやみそ作り、夏のバーベキューや交流会を盛り上げてくれた友人たちなど、数えきれないほどの人々とのつながりがあったからです。

画像
表彰状とたてを受けとる杵塚さん。となりの男性は、指導にあたった県の職員です

 今回の受賞は、これまでの私たちの取り組みや活動が公的に評価されたということです。この朗報を多くの仲間たちと分かち合うとともに、みんなに心から感謝の気持ちを伝えたいです!

 この受賞を大きなバネにして、さらにがんばっていきます。人の心も体も温めるようなお茶を作っていきたい。農業をとおして地域をまもり、人が人らしく生きられる、そんな地域社会を作っていきたいと思っています。

 今の社会の中で、農家の果たす役割はとても大きなものがあります。まだ道半ばどころか、スタートしたばかりの未熟者ですが、これからも多くの方々とつながり、学び、一歩ずつ進んでいきます。


今年も茶摘み交流
過去最高の参加者

 静岡県藤枝市にある「藤枝市農民組合」は4月28、29の両日※1、今年で36回目となるお茶摘み交流会を開き、過去最高の150人余りが参加しました。

 福島県二本松市で有機野菜作りに励んでいる菅野瑞穂さん(24)が「福島の今、若き農家の決意と想い」を語ってくれました。そして、青空の下、みんなでお茶摘みを楽しみました。


〈訂正〉6月11日号にて、以下の訂正がありました。
 5月14日付4面「お茶摘み交流会」の記事中、主催は「藤枝市農民組合」、日付は「4月28、29の両日」※1でした。おわびして訂正します。
 2012年6月18日、訂正しました。

(新聞「農民」2012.5.14付)
 
ライン

2012年5月

農民運動全国連合会(略称:農民連)

〒171-0022
東京都豊島区南池袋2-23-2
池袋パークサイドビル4階
TEL (03)3590-6759

本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
Copyright(c)1998-2012, 農民運動全国連合会