アメリカでBSE感染牛4例目 輸入緩和の危険うきぼりに
アメリカ農務省は4月24日、カリフォルニア州で飼育されていた乳牛1頭からBSE(牛海綿状脳症)の感染が確認されたと発表しました。これで4例目です。 日本は現在、生後20カ月齢以下の牛に限ってアメリカ産の牛肉輸入を認めていますが、アメリカ政府や畜産団体は、「アメリカのBSE対策は国際基準に合致しているから安全だ」と月齢制限の撤廃を求め、日本を再三にわたって攻撃してきました。そして、アメリカは日本のTPP参加を承認する条件のひとつとして、牛肉の輸入条件の緩和を要求しています。 こうした外圧を受けて、厚生労働省・食品安全委員会では、「輸入条件の見直し」作業を進めています。しかし、今回のBSE発生は、アメリカのBSE対策のズサンさと、輸入条件を緩和することがいかに危険なことかをあらためて浮き彫りにしました。
(新聞「農民」2012.5.14付)
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[2012年5月]
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