1999年6月
■1999年6月28日(第410号)
- 遺伝子組み換えトウモロコシ(Btコーン)ついに栽培凍結、農水省が発表
- 農水省は6月15日、国内での栽培を目的とした害虫抵抗性トウモロコシ(Btコーン)について、新たな安全基準を作るまで栽培を凍結する、と発表しました。
- 信濃平に「民宿部会」発足
- 全国研究・交流集会の開催地、長野県飯山市信濃平に6日、待望の県農民連「民宿部会」が誕生しました。
- 秋田県連、新聞「農民」1千部を達成
- 農民運動秋田県連合会は全国大会の方針にもとづき新聞「農民」読者の拡大に取り組み、6月初めに1千部を達成しました。
- 新農基法案、仙台、福岡で地方公聴会、自給率など批判意見続出
- 参院農水委員会は6月15日、新農基法案について仙台市と福岡市の2会場で地方公聴会を開きました。
- “これが本来の自治体の姿だ”
- 山形・田川農民センターが秋田・十文字町を訪問しました。
- 大豆畑トラスト運動、私も参加してみたい!
- 遺伝子組み換え輸入大豆に対抗し、生産者と消費者が提携して安全な国産大豆を作り、食べ支えようという大豆畑トラスト運動。全国からこの運動への共感と参加の申込みの手紙が連日殺到しています。
- 「科学の商品化」に警告、日本の大豆づくり運動に期待
- メイワン・ホー博士と会見して〈下〉 杉田史朗(農の会・理学博士)
- 続・我田青春
- 第2話 手作業のつらさ初体験
- 近所の女性たちと楽しく豆腐作り
- 伝統食の大切さ語り合って
■1999年6月21日(第409号)
- 農民・労働者が熱く燃えた6.10共同行動
- “農業守れは共通の要求”と6月10日、農民連と全労連や全国一般労働組合との共同行動が行われました。
- 大会決定に立ち返り、新しい情勢に見合った運動を
- 1999年6月5日 農民連第3回常任委員会
- 農民連の「学習テキスト」ができました!
- 待望の農民連の「行動綱領」を中心とした学習テキスト「農民連は何をめざし、どうたたかうか」(季刊「農民」No.49臨時増刊号・全113ページ)が、このほど発刊されました。
- 崩れた「安全神話」
- メイワン・ホー博士と会見して〈上〉 杉田史朗(農の会・理学博士)
- 「産直ネット」の教訓生かしさらに前進を
- 産直運動全国協議会の第11回総会が6月2、3日、静岡県熱海市に62組織、126名が集まって開かれました。
- “菜の花ライブコンサート”成功
- 「百姓フォーク ヒューマン・ファーマーズ ライブコンサート」が6月6日、茨城県結城市の結城アクロスで開かれ、北嶋誠さんらが熱演しました。
- 伝統食列車、石川でも盛んな交流
- 伝統列車第10号は5月27日から30日まで北陸路を走りました。伝統食列車を迎え入れた石川県農民連の西忠恭さんから現地リポートが寄せられました。
■1999年6月14日(第408号)
- 活かそう遊休・荒廃農地
- 長野・栄村農業委が集落の現況などを詳しく調査し、具体的な活用策しめす提言を5月27日、村長に提出しました。
- 遺伝子組み換え食品ノー! 世界行動デー集会開く
- 「崩された安全性、遺伝子組み換え食品―5・31世界同時行動デー集会」で英国の生物物理学者ホー博士が記念講演し、“生物滅亡に導く危険”と欧州などの最新研究結果を報告しました。
- みんなで選ぼう! 農地守り、地域発展の推進役――農業委員選挙特集(1)
- 農業委員選挙が、7月に全国の約7割の市町村(沖縄は9月)で行われます。農業委員会は「農民の利益代表機関」であり「農民の議会」と言われています。厳しい農業情勢のもと、21世紀の日本農業をどの方向へ導き、地域の農業をどう再生させていくかが問われています。そこで、農業委員会の果たす重要な役割や各地の地域農業を守る取り組みを紹介します。
- 東で西で活躍する農業委員会――農業委員選挙特集(2)
- 鹿児島県大浦町、茨城県八千代町、北海道幕別町からのレポート。
- 「有機農業で町づくり」を提案――農業委員選挙特集(3)
- 和歌山大学経済学部の橋本卓爾教授が、地域農業発展につくす和歌山・那賀農業委の活動を紹介。
- 新農基法案が衆院通過
- 6月3日、戦後農政を総決算し、農業をつぶす新農基法が衆院本会議で一部修正のうえ、自民、自由、公明、民主、社民の賛成、日本共産党の反対で衆院を通過しました。
- 初夏の北陸路(石川・富山)を伝統食列車が走った
- 「初夏の北陸路、米と魚の食文化をたずね」る伝統食列車第10号が5月27日から30日、石川県と富山県を走りました。
- 庄内(山形)で農業体験
- 10年来の「米産直」で手を結んでいる横浜の二つの保育園(苗場保育園・みどり共同保育所)総勢62人が「第2回・生命の源にふれる旅」と題し、昨年に続き庄内を訪れました。
- 低い農村女性の地位
- 5月27日の農水委で藤田スミ議員が農水相に、自家労賃控除など改善せよと迫りました。
■1999年6月7日(第407号)
- 新農基法案、国民的な議論つくせ
- 全国食健連・農民連の緊急アピールに各界から賛同が続々と寄せられています。
- 史上最大の減反を押しつける一方で、作況100超せば投げ売り
- 史上最大の減反を押しつけ、そのうえ「豊作」になれば、作況100を超えた「過剰米」を1俵千円以下でエサや援助用に回す「出荷調整」を行う――農水省と全中・全農が、こんなことを検討していることが明らかになりました。
- 農民連、国会前で座り込み、新農基法案徹底審議を要求
- 新農基法案の審議がヤマ場を迎え5月26日に中央公聴会、翌27日に農水委員会が開催されました。農民連は26日、徹底審議を求めて国会前で座り込みを行いました。
- 戦争法案の強行採決に抗議する
- 農民連は5月24日、戦争法案の強行採決に抗議する声明を発表しました。
- たかが“大豆トラスト”されど“大豆トラスト”…
- 大豆トラストを始めて1年、多様な産直運動に発展した茨城県南農民組合のレポート。広島、新潟での取り組みも紹介。
- 農業用施設(豚舎など)用地への宅地並み課税は違法
- 東京高裁は4月28日、「農業用施設用地(家畜舎やたい肥舎、温室、分家住宅などが建つ土地)への宅地並み課税は違法」との画期的な判決を下し、静岡の農家21人が勝訴しました。
- 続・我田青春
- 第1話 田んぼの温もり、手と足で実感
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