戦争法案の強行採決に抗議する1999年5月24日 農民運動全国連合会
憲法を蹂躙する戦争法案を強行採決する権利は、どの政党、どの議員にもない。満腔の怒りをこめて抗議する。 連立与党の党首が公然と「戦争法案だ」という食い違いが指摘されても答弁できないところに、政府・自民党の破綻が表れている。 あらゆる自治体と国民を戦争に巻き込むことは既に明らかだが、食料を生産する農民にとって耐えがたい怒りは、「非常の場合、食料が不足するときは、生産と流通を政府の意のままにすることができる」という新農業基本法のくだりがそのまま、戦争法案の具体化として、日ならずして強行採決されようとしていることである。 強行採決はしても、その具体化や実行を許さないたたかいがまだ残っている。たたかいはこれからである。そして、この悪法に賛成したすべての党と議員を来るべき総選挙で断固とした審判を下し、憲法蹂躙を撤回させる決意をするものである。 われわれはそのたたかいを全国に広げてこの法律を葬り去る決意である。
(新聞「農民」1999.6.7付)
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[1999年6月]
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