2017年10月
■2017年10月30日(第1285号)
- 国の責任、明確に断罪
- 10月10日に福島地裁で言い渡された「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の勝利判決について、同訴訟弁護団の馬奈木厳太郎さんに話を聞きました。
- 安倍退陣・9条改憲阻止へ全力あげたたかいぬこう
- 安倍9条改憲NO!全国市民アクションと総がかり行動実行委員会は総選挙最終盤の10月19日、国会前行動を行いました。冷たい雨と風の中、1200人が集結し、声をあげました。
- 民意無視の安倍政権ノー
- 沖縄県名護市の辺野古新基地の建設をめぐって今年7月、沖縄県が提訴した岩礁破砕の差し止め提訴を支援しようと、このほど、東京・日比谷野外音楽堂で「辺野古新基地建設を許さない集会」が開かれ、2000人の市民が集いました。
- 足音迫る日米FTA
- 11月5〜7日のトランプ大統領来日を前に、日本のマスコミは「足音迫る日米FTA、トランプ大統領来日へ」(時事)「米、FTA交渉意欲 農業照準」(日経)と大見出しで報道、事態は緊迫しています。
- 農のこころ
- 稲架干しを嬲るが如く雨叩く
- 農家が得する税金コーナー(15)
- 平成29年1月1日から平成33年12月31日までの間に健康の保持増進及び疾病予防として一定の取り組みを行っている人が、自己または生計を一にする親族のために特定一般用医薬品等購入費を支払った場合には、一定の金額の医療費控除を受けることができます。
- 鶏卵の残留農薬調査を開始
- 7月、オランダ産の鶏卵や鶏肉から、殺虫剤のフィプロニルが検出され、出荷停止になる事件が起きました。幸い、中毒などが発生する濃度ではありませんでしたが、それでも検出された最大値1・2ppmに汚染された鶏卵は、体重10キログラムの子どもが一つ食べれば一日摂取許容量という、安全の目安になる数値を超えるものでした。
- 都民と共存、生活に貢献する都市農業の一層の発展を
- 東京農民連は10月1日、都内で「都市農業振興プランを生かす講演会」を開きました。
- 体験農園開設して6年/おいしい秋 いっぱい食べよ
- 清瀬市で体験農園を開設して6年になります。最初は8人の生徒さんで始まりました。まったく家族的雰囲気でお互いに楽しさばかりが先行し、野菜づくりといっても家族的な農業の延長線上で、作業の苦しさも笑いで一蹴され、これで野菜が本当につくれるのかと心配になるほどでした。
- 旬の味
- 氷点下を記録する日が続くようになり冬の到来間近。4月末から放牧を始めて今月末には昼夜での放牧も終了。半年は放牧地で牛にまかせての搾乳、冬の間は夏の間に収穫した牧草のサイレージや乾草を食べさせての搾乳が半年つづく
■2017年10月23日(第1284号)
- 総選挙の争点は
- 衆議院選挙(10月22日投票)は最終盤を迎えました。私たちは今の農政をどうみて、何を選択すべきか。岡山大学大学院の小松泰信教授にメッセージを寄せていただきました。
- 福島原発・生業(なりわい)訴訟勝訴 国と東電の責任認める
- 東京電力福島第一原発事故の被災者約3800人が、国と東電に原発事故の責任があることを明確にし、原状回復などを求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ」福島原発訴訟(生業訴訟)判決で福島地裁は10月10日、国と東電に責任があることを言い渡しました。津波被害を予見できたにも関わらず、対策を怠ったと判断し、国の中間指針に基づく慰謝料の支払いを上回る賠償を認めました。
- 総選挙の各党の公約は?
- 総選挙を最終盤に控え、「官邸農政が続いたら、農業はつぶれる」という批判が強まっています。
- 安倍政権NO!
- 総選挙公示も近づく10月5日、「安倍政権NO! 1005銀座大行進」が開催され2000人の市民が東京・日比谷野外音楽堂に集結しました。主催は「安倍政権NO! 実行委員会」です。
- 選挙終われば日米FTA?!
- “アメリカからの輸入を増やし、アメリカへの輸出を抑えて貿易赤字を解消しろ”――11月のトランプ大統領訪韓を前に、韓国に対する圧力が極限に達しています。この事態は、日本にとって決して他人事ではありません。
- 農のこころ
- 滓稲火(いなしび)や郷の息吐く田の仕舞
- 裁判も選挙も勝利を!
- 福島県の安達地方農民連は10月7日、今年で4回目となる怒りの軽トラパレードを行いました。農民連会員20人が参加し、トラクター3台と軽トラック12台が刈り取りを待っている雨上がりの田んぼや市内をパレードしました。
- 東電本社前でも大歓声
- 福島原発事故の賠償を求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の判決日となった10月10日、東京・内幸町の東京電力本社前でも判決日行動が行われ、原告や弁護士をはじめ、全国公害被害者総行動実行委員会や公害・地球環境問題懇談会(公害地球懇)に参加する市民などが集いました。
- 農家が得する税金コーナー(14)
- 私は、9月13日に久しぶりに四国八十八か所霊場の八十五番札所八栗寺へ行ってきました。
- 「ごはん」
- 東京でOLをしていた主人公が父親の急死によって米作りを引き継ぐ―米作りを描いた映画「ごはん」を作成したのは安田淳一監督(50)です。京都府連の安田豊会長の息子で、普段は町のビデオ屋さんとして、イベントの撮影や演出などを手掛けています。安田監督が自主製作映画の2作品目のテーマに選んだのは米作りでした。
- グリーンチャレンジデーin新宿
- 「GTF GREEN CHALLENGE DAY(グリーン・チャレンジ・デー) in 新宿御苑 2017」が9月30、10月1日の両日、東京都新宿区の新宿御苑で開催されました。
- 旬の味
- 吹く風、虫の音、そして草木の彩りにと、“秋”が感じられる季節になった。夜明けもずい分遅く、朝夕は寒ささえ急に感じるようになった
■2017年10月16日(第1283号)
- 安倍暴走政治に厳しい審判下そう
- 「森友・加計疑惑」隠しで、国会を冒頭解散した安倍首相。これは、国民の世論と運動に追いつめられた結果です。衆議院選挙(10月22日投票)は、TPP(環太平洋連携協定)、日欧EPA(経済連携協定)、日米FTA(自由貿易協定)など自由貿易推進、農業・農協つぶしの安倍「官邸主導農政」をこのまま続けさせるのか、憲法9条を改定して「戦争する国」への暴走をストップさせるのかどうかが最大の争点です。安倍政権とその補完勢力に審判を下し、政治も農政も大元から変える絶好のチャンスです。
- 自給率向上を最優先する政治を!(1/4)/(2/4)/(3/4)/(4/4)
- TPP、日米FTA、日欧EPA 全部ダメ/米農家から2兆円奪い、外米に4000億円つぎこむ亡国ぶり/財界主導の農協つぶしをやめ農家・農業・農村の役に立つ農協に/農民連の提案
- 食べた!遊んだ!働いた! 稲刈り交流会に380人/実りの秋 食と農を守ろう
- 新日本婦人の会(新婦人)京都府本部と京都農民連の稲刈り交流会が9月24日、京都市の京北森林公園で開かれ、380人が参加しました。
- 農のこころ
- 日本の鬼門をにらむ案山子翁
- 旬の味
- 暑かった夏がうそのように裏庭にひっそりと咲く、つるリンドウの花に秋の深まりを感じる頃になりました。安倍首相は臨時国会の冒頭に衆議院を解散し、総選挙が行われることになりました。首相は今回の解散・総選挙を「国難突破解散」と位置づけています
■2017年10月9日(第1282号)
- TPPも日米FTAも日欧EPAも全部ダメ/TPP11葬り去ろう!
- 「国難突破解散」――安倍首相は、こう言ってのけて森友・加計疑惑隠しの冒頭解散に打って出ました。しかし、最大の「国難」は憲法破壊、民意踏みつけ、国政私物化の暴走を進めてきた安倍政治の存在そのものです。
- 安倍暴走政権打倒を
- 安倍首相が臨時国会の開会冒頭に衆議院を解散した9月28日の昼休み、国会前に怒りの声がこだましました。
- 国の責任認めない不当判決
- 福島第一原発事故の被害者が国と東電の責任を問い、損害賠償を求めた裁判の千葉地裁判決が9月22日にありました。
- 新機器を活用 ぜひ利用を
- 9月から農民連食品分析センターでは、除草剤グリホサートの検査を開始しました。新たに導入した高速液体クロマトグラフ質量分析計(LC/MS/MS)を利用した分析法です。
- 農のこころ
- 実り田を他人顔して通りけり
- 農家が得する税金コーナー(13)
- 島根県の邑南農民センターのKさん夫妻は野菜農家。山間の条件不利地で米や年間10種類の野菜を市場や道の駅に出荷しています。
- 『憲法9条を変えて、「戦争する自衛隊」にしていいのですか』
- 憲法改悪阻止各界連絡会議(憲法会議)は8月31日に「安倍9条改憲を阻止する」との思いで、パンフレット『憲法9条を変えて「戦争する自衛隊」にしていいのですか』を作成しました。
- 市民・地域共同発電所 全国フォーラム2017in福島 11・2木〜11・4土
- 11月2〜4日、福島市で「市民・地域共同発電所全国フォーラムin福島」が開催されます。
- 弁当部特製の食事が大好評
- 群馬・利根沼田農民連では、忙しい時でも理事会に出席しやすいようにと、長年にわたって、食事を用意してきました。
- 地域の話題あれこれ
- ジャックさん(本名トーンチム・パトンタット)=34歳=は昨年から日本に移住し本格的に農業に取り組み始めました。現在、京都府和束町の植田修さん(農民連青年部前部長)のところで、農の雇用事業の支援を受けて、お茶と米作りの研修に励んでいます。
- 旬の味
- コシヒカリの収穫が終わり、お米の産直の会の交流会の打ち合わせをしました。今年も例年通り新米を炊いて豚汁をつくり、おかずは持ち寄りということになりました
■2017年10月2日(第1281号)
- 追いつめられて解散へ、総選挙で安倍政権に審判を
- 安倍晋三首相は9月25日、会見で28日から始まる臨時国会冒頭に衆議院を解散することを表明しました。総選挙は10月12日公示、22日投票が予定されています。
- 吉野復興大臣に直接要請
- 9月20日に福島市の復興庁福島復興局で、吉野正芳復興大臣と福島県農民連との直接対談が実現しました。4月28日に国会で山本太郎参院議員(自由党)の質問に答えるかたちで「ご指摘のみなさん(県農民連)と一度会って話を聞きたい」との答弁がようやく実り要請行動となりました。
- 食と農守る共同を地域から
- 全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は9月16日、秋のグリーンウエーブに向けた全国代表者・活動者会議を東京都内で開催し、地域や中央団体から64人が参加しました。
- 市民と野党の共同で安倍退陣を
- 安全保障関連法制=戦争法の強行採決から丸2年たった9月19日、戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会は国会前で大集会を行い、1万500人が集結しました。
- 農のこころ
- 稲刈らる忽ち天龍にし東
- 地域の話題あれこれ
- 9月16日に群馬県高崎市の「高崎城址公園」で、戦争させない1000人委員会群馬、群馬県憲法共同センター、ぐんま市民連合平和の風の3者の共同で「憲法改悪を許さず、安倍内閣退陣を求める9・16群馬大集会」が開かれ、3野党と市民が一堂に会し、1100人が結集しました。
- 農家の税金対策(4)
- 「納税者の権利を守る運動」の2つ目は、税務調査対策です。農民連が自信をもって税務調査に対応できるのは、(1)自分で記帳している、(2)組織で対応する、の2つがあるからです。
- 共謀罪は憲法違反 あきらめず廃止!
- 共謀罪廃止のための連絡会は9月15日、東京・日比谷公園で「共謀罪は廃止できる!9・15大集会」を開きました。3000人が集結し「憲法違反の共謀罪廃止」と声をあげました。
- 葉物の生育の遅れ深刻
- 9月に入り、「やっと普通の生育に近くなった」と安どの顔をみせる農家が多くなりました。
- 秋晴れのもと 楽しく親子で稲刈り体験会
- 9月9日に石川県の新日本婦人の会の稲刈り体験会が、農民連会員で能美市辰口町の山口征男さんの田んぼで行われました。5月に石川新婦人のみなさんが田植えした田んぼは、稲刈りにはまだ早いので、大阪新婦人のみなさんが田植えした田んぼの稲刈りになりました。爽やかな秋晴れに恵まれ、子どもとおとな合わせて10人が参加しました。
- その食べ物 本当に安全?
- 第62回神奈川県母親大会・第10回海老名母親大会が9月17日、海老名市で開催され、神奈川農民連女性部(いちょうの会)が食と農の分科会を担当。今回は、「ちょっと待って!その食べ物、本当に安全?」のタイトルで、助言者を港湾労組(全国港湾労働組合連合会)委員長の奥村芳明さんにお願いし、106人が参加しました。
- 旬の味
- 農業は近年後継者不足が深刻化している。ごく一部の農業青年は、海外にまで販路を広げ、農業経営を安定させている。日本農業は家族経営が多く、農繁期のみ人手を欲しているところは多い。それらの家族経営は、常に期間労働者の確保に苦労している
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