党利党略 国政私物化
安倍暴走政権打倒を
冒頭解散
国会前に怒りの声響く
安倍首相が臨時国会の開会冒頭に衆議院を解散した9月28日の昼休み、国会前に怒りの声がこだましました。
安倍9条改憲NO!全国市民アクション実行委員会と総がかり行動実行委員会、共謀罪NO!実行委員会が「憲法9条変えるな! 党利党略解散抗議! 安倍政権退陣」国会前行動を行い、1300人が参加しました。
憲法共同センターの小田川義和さん(全労連議長)が主催者あいさつで「ここまで国政を私物化し、国会を軽視した首相がいたでしょうか」と批判。「憲法に従い個人の尊厳を最重視した政治の実現も目指す候補者を国会に押し上げるために共闘の絆を固め合いましょう」と訴えました。
連帯あいさつでは市民連合を代表して山口二郎さん(法政大学教授)が発言しました。「北朝鮮のミサイルの脅威をあおり、国民の間に恐怖と憎悪をあおり、思考停止の状態に追い込んで選挙で選択を迫るのは、1934年にドイツの国会議事堂放火事件の直後にヒトラーがやったような手口です」と指摘。「この選挙で問われているのは、戦争か平和、独裁か民主、安倍か非安倍かです。全国の各地では血のにじむような努力で、野党と市民の共闘が作り上げられています。民主主義と平和を守る候補を一人でも多く押し上げる努力を続けよう」と呼びかけました。
行動提起は総がかり行動実行委員会の福山真劫さんが行いました。福山さんは「逆風があろうが私たちは負けるわけにはいかない。4野党と合意した、憲法9条の改定に反対し、共謀罪などの違憲立法の白紙撤回など、7つの政策の実現を目指す政党、候補の勝利を目指してがんばり合いましょう」と呼びかけました。
野党各党からは自由党の森ゆう子参院議員、社民党の福島瑞穂副党首、日本共産党の志位和夫委員長があいさつしました。
(新聞「農民」2017.10.9付)
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