「農民」記事データベース20171023-1284-08

原発なくせの声 さらに広げよう

東電本社前でも大歓声

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  /東電本社前でも大歓声


福島 なりわい訴訟
判決日行動

 福島原発事故の賠償を求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の判決日となった10月10日、東京・内幸町の東京電力本社前でも判決日行動が行われ、原告や弁護士をはじめ、全国公害被害者総行動実行委員会や公害・地球環境問題懇談会(公害地球懇)に参加する市民などが集いました。

 午後2時過ぎに福島地裁の原告・弁護団から「勝訴」「国と東電 断罪」「被害救済広げる」の第1報が知らされると、参加者は大きな拍手とともに「ヤッター!」「勝ったー!」という大歓声にわきかえりました。

 農民連からは吉川利明事務局長があいさつ。吉川事務局長は、福島の今なお深刻な農地の土壌汚染の現状を報告し、「ある果樹農家は、幼い孫に畑に入るなと言っている。子どものころから農業に親しんでこそ、後継者として農業が続いていくのに、こんな切ないことはない。農業と原発は共存できない。この裁判での勝利を機に、『国・東電は原発事故の責任を認めろ』『原発なくせ』の声を、さらに広げていきたい」と述べました。

(新聞「農民」2017.10.23付)
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2017年10月

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