農のこころ丸山美沙夫
実り田を他人顔して通りけり 平出つる子 俳誌『みすゞ』から。いつも田巡りをして育ててきた、丹精のこもる稲田は、黄金色に穂を垂れる。刈取りを前にした喜びとともに収穫への心も引き締まる。こんな時、誰かに「頑張れ」と一声かけてもらいたい思いもある。張り合いも、厳しい農業の現状も聞いてほしい。人影のない田径の寂しさ、滑稽さも見えて。
(新聞「農民」2017.10.9付)
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[2017年10月]
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