2017年9月
■2017年9月25日(第1280号)
- “徴収の猶予”勝ちとる
- 茨城県西農民センター会員のAさんは6月2日、茨城租税債権管理機構(以下、機構)に「徴収の猶予」を申請し、8月22日に「猶予決定」を勝ち取りました。
- お米マスコット「米男」
- 山口県岩国市で、地域の小学校の子どもたちと一緒にやっている田んぼアートも今年で6回目。いよいよ絵がくっきり見えるようになってきました。デザインは子どもたちが考えたお米マスコットの「米男」と、平和への祈りをこめた折り鶴です。今年は核兵器禁止条約が採択される一方で、北朝鮮情勢など不安なことも多く、タイムリーなメッセージのこもった絵柄になりました。
- 政府は秘密主義、国民無視だ/止めよう!原発再稼働 国・東電は責任果たせ
- 「TPPプラスを許さない!全国共同行動」は9月13日、米国抜きの11カ国からなるTPP11とRCEP(東アジア地域包括的経済連携)交渉について考える院内集会を開催しました。集会では日本政府による秘密交渉と国民無視に批判が相次ぎました。
- 安倍9条改憲を阻止しよう
- 「憲法9条に自衛隊の項目を加える」という9条加憲を狙う安倍政権に対し、憲法9条の空洞化を許さず、安倍政権による改憲を阻止しようと、作家の落合恵子さんや澤地久枝さん、瀬戸内寂聴さん、ジャーナリストの田原総一郎さん、同志社大学教授の浜矩子さんなど、著名人19人が発起人となり、安倍9条改憲NO!全国市民アクションが結成されました。9月8日には東京都内でキックオフ集会が開かれ、1500人以上が参加しました。
- 農のこころ
- 天に一声稲に一声刈りはじむ
- 本の紹介/村田武・河原林孝由基編著 自然エネルギーと協同組合
- 愛媛県食健連会長で、愛媛大学アカデミックアドバイザーの村田武さんが、農協や生協など協同組合による自然エネルギー事業の実践例をまとめたブックレット『自然エネルギーと協同組合』が、このほど刊行されました。
- 農家が得する税金コーナー(12)
- 今回は、償却資産税(固定資産税)についてお知らせします。
- 第26回伝統食列車
- 第26号伝統食列車が「晩夏の北海道道東へ、風土と生態系にそったマイペースな暮らし、農漁業のありようから日本の食の未来を拓く」をテーマに全国から63人が参加して行われました。
- 今年も力作そろう かかしまつり
- 稲刈りを控えた神奈川県海老名市中新田で25回目のかかしまつりが開かれています。今年も、テレビ・アニメの主人公をかたどったものなど、力作ぞろいでした。「たくさん実れ、おいしいお米」とメッセージつきのかかしもありました。
- 旬の味
- 収穫の秋がやってきた。わが家の田んぼに立てた案山子(かかし)が人の目を引いているようだ。男性案山子が“平和と暮らし、農に輝き”と訴え、女性案山子が“原発やめて! 里山の食べ物守って”と叫んでいる
■2017年9月18日(第1279号)
- 家族経営こそ日本漁業の主役
- 「家族・小規模経営こそ、日本の漁業の主人公だ!」――「JCFU沿岸漁民フォーラム 規制改革推進会議と漁業権を考える〜沿岸漁民の暮らしと資源を守る政策を〜」が9月1日、国会内で開催され(主催は全国沿岸漁民連絡協議会と21世紀の水産を考える会)、全国各地の漁師をはじめ、水産企業や漁協関係者、自治体関係者、マスコミ、国会議員など、会場いっぱいの約170人が集いました。
- 亡国の漁業権開放論
- 9月1日の「沿岸漁業フォーラム」で特別講演を行った鈴木宣弘・東京大学大学院教授の講演要旨を紹介します。
- 安倍改憲阻止盛り上げよう
- 農民連も加入している戦争する国づくりストップ!憲法を守り・いかす共同センター(憲法共同センター)は9月7日、憲法施行70年・安倍改憲NO!学習講演会「安倍9条改憲阻止の課題と展望について」を開き、200人以上が参加しました。
- 農のこころ
- 稲穂ゆれ夕日を浴びて人やさし
- 政府は漁民の声を聞け!
- 大中型巻き網漁こそ規制強化を/沿岸漁民は消滅の危機/引き縄漁は資源にやさしい/廃業し解体する船も
- TPP上回る史上最悪の農業破壊協定 日欧EPA(1/3)/(2/3)/(3/3)
- 安倍政権は7月6日、日欧EPA(経済連携協定)の「大枠合意」を発表しました。しかし、この大枠合意は、ISDS(投資家と国家の紛争解決制度)などを棚上げにした見せかけの「政治的な合意」であり、最終合意ではありません。先の東京都議選で自民党が歴史的大惨敗を喫し、7月の世論調査でも政権不支持が支持を上回るなど、ボロボロの安倍政権を「外交成果」で浮揚させることを狙ったもの。これからの運動でストップできます。一方で「暫定発効」への警戒が必要です。EU(欧州連合)は、韓国やカナダとのFTA(自由貿易協定)で、関税などを抜き出して各国議会の議論を封じて暫定発効させています。日欧FTAの「暫定発効」に期待する日本政府の姿勢は言語道断です。最終合意させないためにも、交渉経過や影響評価、協定文の情報公開を求め、日欧EPAが国民のくらしを壊す危険な協定であることを暴露し、国民的な運動へと広げましょう。
- 私の戦争体験
- 京都府の丹波・福知山の農家の長男として生まれた私は「米という字は八十八と書くんじゃ。米ができ上がるのに八十八回人手がかかるのじゃ。米には三宝さん(神様)が宿っておられるので粗末にしてはいかん」とこぼしたご飯を拾って食べさせられたものです。父からは「百姓は『多くの人を生かす』と書く。農業は尊いものじゃ」と教えられました。
- 福島“復興”阻むものは?
- 福岡県久留米市の筑後弁護士会館で8月27日、福島県農民連の根本敬会長の講演会が開かれました。「原発なくそう!九州玄海訴訟」・ちっごの会が主催で、そのほかに、アニメーション映画「浪江町消防団物語 無念」の鑑賞会、弁護士による福島現地報告もありました。
- 地域の話題あれこれ
- 宮崎県でも、農業経費の増加や規模拡大で軽油の使用量が増えるなど、色々な要因で「免税軽油」の要求が広がっています。
- 核兵器禁止条約参加へ
- 今年8月に広島・長崎で行われた原水爆禁止世界大会2017は、国連で採択された核兵器禁止条約への調印が始まる9月20日から国連核兵器廃絶デーの26日までの間、世界のすべての国で政府に条約参加を求める世界同時行動「平和の波」を呼びかけました。
- 農家が得する税金コーナー(11)
- 農業所得は収入と経費で決まります。なかでも経費の見方で税額がずいぶん違います。農民連の『税金の手引き』では、「1円ももらさずに記帳しましょう」とし、領収書や伝票、レシートの保存を呼びかけています。また、家事関連費との按(あん)分について具体的に示しています。
- よかった!食と農で出会ったぁ/イラスト ふるさとは宮城…
- 大阪農民連は8月27日、大阪府能勢町で、「大阪の青年農家と交流しよう」を開き、30人が参加しました。
- 旬の味
- 沖縄のお盆は旧暦で行われるので9月になってからのお盆となった。旧7月13日はウンケー(おむかえ)仏壇にウンケー雑炊をお供えして先祖の霊を迎えた。幼いころお婆さんたちはまるで門から糸が張ってくるのを見ているかのように手招きをして家の中に誘い、お迎えしていたのを思い出した
■2017年9月11日(第1278号)
- 生産調整廃止後の米づくりは?
- 「米価はどうなるのか」「来年からの転作について情報がない。このままでは秋に小麦の種まきができない」……。2018年から政府による生産数量目標配分が廃止されることを受け、不安の声が広がっています。
- 16年度食料自給率38%に低下/内閣も農政も不支持が7割
- 農水省が8月9日に発表した2016年度の食料自給率によればカロリーベースで前年度より1ポイント減の38%になりました。
- だだちゃ豆収穫
- 山形県鶴岡市の今年のだだちゃ豆は、特に6月の低温の影響を受け、早生(わせ)品種を中心に生育の遅れがみられました。
- 農家と米屋が一緒になって米づくりと経営を守ろう
- 農民連ふるさとネットワークは8月27日、米屋さんと生産者をつなぐ交流会を大阪市内で開催し、生産者や米屋、卸業者など約100人が参加しました。
- 減反廃止 広がる農民の不安
- 田んぼの稲は黄金色に染まり、刈り取りも始まるなか、京都・農民組合丹後地域センターは8月26日、京丹後市の道の駅・丹後王国「食のみやこ」で「生産数量目標廃止後のコメづくり、コメ流通を考える『コメづくりシンポジウム』」を開催しました。営農組合の役員さん、大規模農家、新規就農者ら30人が参加しました。
- 農のこころ
- 捨て畑に新たな風来蕎麦の花
- 農家の税金対策(3)
- 農民連の税金対策の3つの柱の2つ目「納税者の権利を守る運動」は、(1)能力に応じて支払う納税対策と、(2)税務調査対策に大別されます。今回は納税対策について説明します。
- 地域の話題あれこれ
- 秋の気配が漂い始めた。最近、トンボが増えたような気がする。ネオニコチノイド系農薬(殺虫剤)で田んぼの昆虫が姿を消しつつある。世界的にこの農薬の規制が進んでいる。しかし、日本では規制は「手つかず」状態だ。朝、田んぼの畦畔を歩くと赤とんぼが稲穂でくつろいでいる。
- この人
- 生駒山地の南端、大阪府柏原市でブドウと野菜を生産する大西啓之さん(43)は、郵便局職員から転身し就農しました。「郵政民営化で嫌になり、退職しました。農家だったらお客さんと接することも少ないと思っていたら、全然違いましたね」と笑顔を見せます。
- 九州北部豪雨被災地へ支援のバザー
- 8月の初めに、福岡市博多区の民医連千鳥橋病院労働組合の方から、みのう農民組合に「九州北部豪雨のお見舞いと、被災地の農産物を買って応援したい。そこで、病院の一角で開かれるバザーで農産物の販売をしませんか?」と電話が来ました。
- 旬の味
- 東京から新潟に向かう関越高速道路は埼玉県を南北に走り、群馬県につながっていく。日本農業遺産に認定された埼玉県三芳町の畑を見ながら、そして上里町の青々と育っている農産物を眺めながら、埼玉県の農業が盛んなことを想像する
■2017年9月4日(第1277号)
- “地域づくりプロジェクト”で婚活イベント〜てんとうむしの恋♡〜
- 「農村と食に笑顔を作りたい」をテーマに取り組んでいる「地域づくりプロジェクト」。和歌山県の紀ノ川農協では農業を安定的に営める環境を整えようと、耕作放棄地の再生や新規就農・移住定住希望者の募集、農業研修・体験学習の実施など、新たな人材を求め、受け入れるシステムづくりに力を注いでいます。その一環として産声をあげたのが婚活イベントです。第一弾は海南市にある黒沢牧場で開催。標高約500メートルの高原という開放感あふれるロケーションのなかで行われました。
- 稲刈りシーズン突入
- 山口県岩国市のわが家では、今年は早々と稲刈りをしています。
- 生産者と米屋の共存を/米価2万円回復求める署名1万以上集め、地域の振興に
- 農民連ふるさとネットワークは8月20日、「米屋さんと生産者をつなぐ交流会」(東京会場)を千代田区のエデュカス東京で開き、生産者、米業者ら130人余りが集いました。
- “安倍ヤメロ”“戦争法反対”
- 安倍内閣の退陣、戦争法・共謀罪法の廃止などを求めて、総がかり行動実行委員会は8月19日、衆院第2議員会館前で行動しました。
- 農のこころ
- 田が友や問いかけている稲の花
- 私の戦争体験
- 戦前の私は軍国少年でした。国民学校高等科(中野国民学校・島根県邑南町)を卒業した1943年の春、14歳のとき、勇んで満蒙開拓青少年義勇軍に志願しました。
- 農家が得する税金コーナー(10)
- 農家の所得税の歴史について、記憶のある所を思い返してみました。
- 第63回日本母親大会 in 岩手/農村のお母さん交流会に100人
- 第63回日本母親大会が、8月19、20の両日、岩手県盛岡市で開催され、のべ1万700人が参加しました。
- 旬の味
- 岩手で開催された日本母親大会。核兵器禁止条約が国連で採択された記念すべき年!! あたりまえの営みができなくなるような情勢、戦争法、共謀罪はノー! 世界に誇れる憲法を守り、みんなが人間らしく生きられる世の中を子どもたちに残したい! と。草の根から運動を広げて63回の重みで感動だった
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