協力を発展させ
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根本代表の開会あいさつを聞く参加者 |
日本米穀小売商業組合連合会(日米連)の相川英一事務局長が来賓あいさつを行い、米政策が変わるもとでリスクを一方の負担としないためにも、「こうした交流会を各地で開き、生産者とつながることが大事」と述べ、あわせて生産者に「おいしい米だけでなく、それなりの価格の米の生産を」と要請しました。
ふるさとネットの湯川喜朗事務局長が米の需給や米価など、米情勢と農民連の取り組み方針を報告しました。
東京都西東京市の米屋、野口晃さんから問題提起があり、「こんな低価格では生産者はもたないというが、米屋ももたない。米屋には所得補償のような制度はない」と語り、「家庭用の米は需要が減っているが外・中食は減っていない。そこをターゲットに多収穫米で収入も確保するよう取り組んでほしい」と訴えました。
交流・意見交換会では、各テーブルに分かれて、生産者と米業界関係者らが、熱心に情報や意見を交換し、商談を行っていました。
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試食もしながら今年の作柄など意見交換しました |
報告した香取市議の宇井正一さん(千葉県農民連役員)は、1990年からの26年間で米価が1俵あたり9600円も下落(ほぼ半減)した同じ期間に、市内の商工会員が3割以上も減少したグラフを示し、2万円に回復すれば市内で44億円も増収となり、商店、飲食業、建設業などへの波及効果は130億円との試算を示しました。
参加者からは「米を安く買えても安全が心配」「地域振興につながることがよくわかった」などの感想がだされ、「学習を重ねて署名を広げよう」と呼びかけられました。
[2017年9月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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