「農民」記事データベース20170918-1279-04

農のこころ

丸山美沙夫


 稲穂ゆれ夕日を浴びて人やさし

            大内 芳子

 俳誌『俳句人』から。稲穂が色づき、いよいよ稲刈りの時期を迎える。農家にとっては、このまま災害もなく豊かな豊作を迎えたい時でもある。夕日に染まる田園の景は美しい。ふるさとを象徴する美観である。道で出会う人たちに、稔の秋を心待ちする農の明るさもある。作者はその感動をしっかり捉えたのだろう。

(新聞「農民」2017.9.18付)
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2017年9月

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