2013年12月


2013年12月23日(第1099号)

スペースマーク 冬空に響き渡る“TPPノー”参加者の思いは休刊のお知らせと新年号のお届け
晴天の冬空に「TPPからの撤退を!」の声が響き渡り、TPP年内妥結を阻止する大きな力になりました。東京・日比谷野外音楽堂で12月8日、「これでいいのか?! TPP大行動」が開かれ、全国から2700人が集まりました。主催は、同大行動実行委員会。
スペースマーク TPP秘密交渉から撤退を
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は、今年のグリーンウエーブ行動の締めくくりとなるグリーンウエーブ集結行動を12月9日、都内で行いました。
スペースマーク 各国の対立の根深さと交渉の行き詰まりまざまざ
「年内合意」をめざして12月7日から10日までシンガポールで開かれていたTPP閣僚会議は、来年1月に閣僚会議を開くことだけを決めて終わりました。この3年間、「来年こそは」という妥結目標を掲げ続けてきましたが、4回目の目標期限を設定できずに終わったことは、各国間の対立の根深さと交渉の行き詰まりをまざまざと示しています。
スペースマーク 農のこころ
大根引く郷の山腹後ろ楯
スペースマーク 多国籍企業のための合意をゴリ押し地域でさらに運動を広げTPP撤退に追い込もう
インドネシアのバリ島で開かれた世界貿易機関(WTO)第9回閣僚会議は、もともと4日間だった日程を土壇場で1日延長して12月7日まで開催し、合意を強引にまとめて閉幕しました。
スペースマーク 申告すれば節税こんなに
兵庫農民連は、来年の税金申告で仲間を増やそうと税金相談員養成講座に取り組んでいます。10月1回、11月2回、12月2回の5回シリーズです。
スペースマーク いっぱい食べて、運動の力に地域の団体と新たな共同広がる
今年9月から全国で繰り広げられてきた全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)のグリーンウエーブ行動を締めくくる「中央収穫祭」が12月8日、東京都内で開かれ、150人が集いました。この日の日中には「これでいいのか?! TPP12・8大行動」が取り組まれたとあって、TPP阻止に向けて、熱気あふれる収穫祭になりました。
スペースマーク 今年も世直し雷大行進
3つの最低保障―全国一律最低賃金制の法制化、年金制度の新設、課税最低限の引き上げ―の実現をめざし、東京東部地域の業者と労働者が中心となって、「世直し雷大行進」が12月8日、東京・浅草で開催されました。
スペースマーク 旬の味
いよいよ冬将軍の到来だ。ガチガチに冷え固まった政治に燃えたぎるような国民の声、声が日本中に鳴り響いている。日本の民主主義はどこにいってしまったのか

2013年12月16日(第1098号)

スペースマーク 「攻めの農業」で攻められるのは農民! 戦後農政の総決算を許すな!
参院選挙で「攻めの農業」「農業・農村所得倍増戦略」などを打ち上げた安倍内閣。その方向を規制改革会議や産業競争力会議など、農業とは無関係の学者や財界人に描かせ、11月26日、「攻めの農林水産業のための農政の改革」を打ち出しました。
スペースマーク 違憲の悪法「秘密保護法」の 強行採決に抗議する戦争に突き進む秘密保護法反対訴え国会前行動
一、自公両党は5日午後、参院国家安全保障特別委員会で審議を一方的に打ち切り、議会ルールを無視して「特定秘密保護法案」を与党単独で強行可決した。そして、野党の強い抗議と委員会への差し戻し要求、法案に反対して国会前を埋め尽くした群衆や激しい反対世論を無視して6日夜、参院本会議で強行可決した。
スペースマーク TPP交渉の現局面は
12月1日に東京で行われた日米交渉で、アメリカのフロマン通商代表は、甘利担当大臣らに5品目を含む全品目の関税撤廃を要求したと伝えられています。これに対して甘利大臣は「これ以上1センチも譲れない」と拒否したとされています。
スペースマーク 運動はヤマ場 全力あげ阻止
埼玉県さいたま市で11月26日、埼玉食健連(農林業と食糧・健康を守る埼玉連絡会)主催のシンポジウム「TPPこのまま進めて大丈夫?」が開催され、220人が参加しました。
スペースマーク 被災地で進む “強い農業” の実態は
日本科学者会議東京支部は11月30日と12月1日にかけて、研究成果を発表・交流する東京科学シンポジウムを開催しました。2日間で19分科会が設けられ、その一つとして食料問題研究委員会が「日本の食と首都圏の役割を考える」分科会を開きました。
スペースマーク 14年産米 26万トン減の765万トン
「2014年産米の生産目標数量は前年比で26万トン減の765万トンとする」――農水省の食料・農業・農村政策審議会食糧部会は11月28日、農水省の諮問を了承しました。過剰基調により米価暴落が深刻化していますが、部会では当面する2013年産米の需給対策は議論すらされませんでした。
スペースマーク 農のこころ
牛飼いのロマンの凍る轍わだちあと
スペースマーク 楽しく触れ合った産直まつり
熊本県玉名郡南関町の田んぼの中で11月23日に開かれた熊本県農民連城北農民組合主催の産直祭りに、産直に関わっている新日本婦人の会会員として参加しました。
スペースマーク わかりやすく、ためになった
5年ぶりとなる野菜栽培講習会が11月30日、大崎市の宮城農民連事務所で行われました。産直関係の組合員を中心に、13人が参加しました。
スペースマーク 本の紹介/家庭栄養研究会編 がん再発予防の食事&生活術
がんが死亡原因の1位である状態が続いています。さらに2011年の3・11以降放射性物質のリスクが加わり、がん予防への関心が高まっています。
スペースマーク 旬の味
12月に入り気温も低く冬の訪れを肌で感じる時期になった。わが家では本格的な冬の前に今年1年使った機械の整備をすることになっている。トラクターや機械はそれほど使っていなくても、しっかりオイル交換をしたり油を注したりする

2013年12月9日(第1097号)

スペースマーク ご当地自慢の逸品ズラリ
「復興支援、日本列島3000キロ、産地がまるごとやってくる!」――。農民連ふるさとネットワーク、農民連、日本販売農業協同組合連合会(日販連)でつくる実行委員会は11月27日、東京都大田区の産業プラザで「ふるさと産直みほん市2013」を開き、出展者、来場者をあわせて約1000人の参加者が活発に商談や情報交換を行いました。
スペースマーク 民主主義を根底から破壊する「特定秘密保護法案」の強行採決に断固抗議し、廃案を要求する汚染水解決へ 英知集めよう
安倍政権は、26日午前の衆議院国家安全保障特別委員会で特定秘密保護法案の審議を一方的に打ち切り、自民、公明両党とみんなの党の賛成多数で可決した。同日、衆院本会議でも採決を強行した。
スペースマーク 「秘密保護法」ストップ大集会
11月26日、安倍政権は多くの国民の反対を押し切り特定秘密保護法を衆議院特別委員会、そして本会議で強行採決しました。21日には、「STOP!『秘密保護法』11・21大集会〜『何が秘密? それは秘密』それはイヤだ!」が東京・日比谷野外音楽堂で開催され、超満員の1万人が参加しました。
スペースマーク 農のこころ
天龍に霧立ち伊那は柿すだれ
スペースマーク TPP・安倍暴走農政と対決を
農業・農協問題研究所(農農研)は11月14日、都内で協同組合のこれからを考えるシンポジウム「TPP参加、規制改革のなかでなにが問われているのか」を開きました。
スペースマーク 相談会・学習会を早めに
5月から奈良県農民連の竹島茂直事務局長の講師で始まった東海ブロック税金相談員養成講座も11月12日でついに最終回(全6回)となり、岡山、静岡、愛知の3県から8人が参加しました。
スペースマーク 税金 ワンポイント
源泉徴収税について
スペースマーク 復興支援 産直みほん市2013(1/4)(2/4)(3/4)(4/4)おいしい野菜ができました。取りに来て。
11月27日に開かれた「ふるさと産直みほん市」の出展者と来場者の声を紹介します。
スペースマーク シリーズ 食品表示を考える(10)
日本の「おもてなし」が一挙に崩れました。有名ホテル、旅館、レストラン、老舗の百貨店などがメニューとは異なる食材を使っていたのです。消費者の怒りは収まりません。
スペースマーク 消費者が判断できる表示を
食品表示を考える市民ネットワークは11月15日、国会内で連続メディア懇談会「〜食品表示基準策定に向け〜JAS法と食品衛生法の矛盾点、整理すべき課題は何か」パート2を開き、市民団体の代表、マスメディア、国会議員らが参加しました。
スペースマーク ビキニ事件の真相と福島原発の今後の対応〈下〉
ビキニ事件では、汚染マグロの放射能は、最初は「死の灰」に触れた皮から見つかり、やがて汚染海域で泳いでいるうちにエラ、内臓から高濃度で検出されるようになりました。そして6カ月くらいして、セシウムは身に、ストロンチウムは骨に移動していくわけです。
スペースマーク 本の紹介/日本科学者会議原子力問題研究会編 現在進行形の福島事故
高濃度の放射能汚染水の海洋流出が止まらない東京電力福島第一原発。その福島原発で起こっている事態を、さまざまな分野の科学者が検証し、一般の人にもわかりやすく共同執筆したブックレットが刊行されています。日本科学者会議原子力問題研究委員会が編集した「現在進行形の福島事故 事故調報告書を読む、事故現場のいま、新規性基準のねらい」です。
スペースマーク さとうきびは沖縄の宝
台風や干ばつで沖縄県のさとうきび生産が重大事態になっています。南城市玉城(たまぐすく)さとうきび生産組合長で沖縄県農民連玉城農民組合役員の玉城(たまき)健(つよし)さんは「さとうきびは沖縄の宝」と、振興策の実施に向けて奔走しています。玉城さんに手記を寄せてもらいました。
スペースマーク 蜂屋柿
今年も堂上蜂屋柿をつくりました。後継者が減少し、蜂屋柿の名声を残すために、岐阜県美濃加茂市の堂上蜂屋柿振興会は苦労しながら研究を重ねています。
スペースマーク 旬の味
深秋、朝夕も冷え込むようになった。南国沖縄でも20度を下回る日もあり、そんな日はみな「寒い」とつぶやく。パインアップルをハウス栽培している組合員はビニール張りに精を出す。暖かい沖縄でも温室で育てることで酸味を減らし、糖度を上げ、6〜7月出荷を目標にする

2013年12月2日(第1096号)

スペースマーク 再生可能エネルギーで地域再生・地域おこしフィリピン台風被害救援募金のお願い
再生可能エネルギー普及で地域づくりをすすめようと、11月16、17の両日、「再生可能エネルギー普及全国フォーラム in 大町」が長野県大町市で開催され、全国から150人を超える参加者が集いました。農民連も参加する同全国フォーラム実行委員会が主催しました。
スペースマーク TPPはヤマ場 断固撤回を秘密保護法の危険性を告発
国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は11月20日、都内でTPP交渉から離脱を訴える国会前座り込みと議員要請、駅頭宣伝を行いました。
スペースマーク 巨費かかる原発は“不良債権”
eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)は11月16日、東京都武蔵野市でシンポジウム「どう計算しても原発は高い〜地域から始める原発ゼロノミクス〜」を開催しました。
スペースマーク ビキニ事件の真相と福島原発の今後の対応 〈上〉
「21世紀の水産を考える会」が11月9日、東京都内でフォーラムを開き、太平洋核被災支援センター事務局長の山下正寿さんが、「ビキニ事件の真相と福島原発の今後の対応」をテーマに基調講演しました。その要旨を紹介します。
スペースマーク 九条りんご 復活
福島県北農民連では、安倍政権が憲法改悪、特に9条を変え戦争する国づくりを進めるなか、果物王国ふくしまで何かできないかと役員会で議論し、「九条りんご」を復活させることが決定しました。
スペースマーク 農のこころ
すぽっと抜くウソのない大根の白さ
スペースマーク 本の紹介/天笠啓祐著 遺伝子組み換え食品入門
バイオテクノロジーの応用が進み、自然界にはなかったものが作られ、生態系への影響や食の安全性が脅かされています。最近の研究では、遺伝子組み換え食品が免疫機能を低下させ、肝臓や腎臓などを損傷し、次世代以降にも悪影響があることが確認されています。
スペースマーク 職種超えた女性パワーに感動
11月16、17両日に名古屋市で開催された第58回はたらく女性の中央集会には全国からのべ1280人が参加し成功することができました。
スペースマーク 朝市まつり&収穫祭岐阜県民医連 健康まつり
前日の暖かさと比べ気温が下がり、肌寒い一日となった11月9日、茨城県結城市の浦町児童公園で第24回朝市まつり&収穫祭が開催されました。
スペースマーク 旬の味
果物や米の収穫もおおむね終了の時期を迎え、高い山から初冠雪の便りが聞かれる。紅葉に彩られた森にみぞれ交じりの雨が降る季節も目の前に来ている
ライン

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