TPP
運動はヤマ場
全力あげ阻止
埼玉でシンポ、香川で県民集会
埼玉県さいたま市で11月26日、埼玉食健連(農林業と食糧・健康を守る埼玉連絡会)主催のシンポジウム「TPPこのまま進めて大丈夫?」が開催され、220人が参加しました。
はじめに済生会栗橋病院の本田宏院長補佐が発言。「TPPはアメリカの保険業者や巨大製薬メーカーが大もうけするしくみ。日本の皆保険制度を守るため、絶対許してはダメ」とユーモアを交えて話しました。
県生協連の岩岡宏保代表理事・会長は、消費者としても心配と発言。JA県中央会の小池和明地域振興部長も、国民的共同の必要性を訴えました。
基調報告をした全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)の坂口正明事務局長は、「たたかいはヤマ場を迎えている。全力をあげよう」と呼びかけました。
会場からも、「今でも遺伝子組み換え食品などの安全性に問題のある食品が輸入されている。これ以上の自由化は、生産者と消費者で力を合わせて阻止しなければ」などの積極的な発言が相次ぎました。
(埼玉県農民連 松本慎一)
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香川革新懇主催の「TPP交渉から撤退を求める県民集会」が11月24日、高松市で開催されました。
JA香川中央会の宮武利弘会長が来賓あいさつ。「12日に林農水大臣に交渉から撤退するよう直接要請した」との話も織り交ぜ「TPPに加盟すれば、美しい国は守れない」と強調しました。
会場は250人以上の参加でいっぱいとなり、日本共産党の紙智子参議院議員の基調講演のあと、JA香川中央会参事、同JA労働組合委員長、香川高等学校教職員組合書記長、香川民医連副会長ら各界からの発言がありました。
TPP撤退アピールを採択した後、香川県農民連の植村隆昭書記長がイノシシの鳥獣被害を訴え、TPPの影響は「イノシシ以上」と怒りのあいさつで閉会としました。
撤退を求める運動を大きく盛り上げていく県民集会となりました。
(香川県農民連 福井利夫)
TPP反対の声 世界にも
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12月3日に行われた「STOP TPP!!官邸前アクション」 |
(新聞「農民」2013.12.16付)
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