本の紹介
家庭栄養研究会編
がん再発予防の食事&生活術
がん細胞を消す食べ物・食べ方
レシピ入り、役立つヒント満載
がんが死亡原因の1位である状態が続いています。さらに2011年の3・11以降放射性物質のリスクが加わり、がん予防への関心が高まっています。
がん細胞は、私たちが食べているものを栄養源にしています。がん細胞が増殖する食事か、消滅していく食事か。がんの予防には増殖に大きく影響する食事が重要ですが、食事指導をする医師はごく少数で、再発予防の食事の類書はわずかしかありません。
本書は、がんの食事療法の第一人者、済陽高穂医師の考え方を基本に、元がん研究総合センター病院の栄養管理室長で、マクロビオテックを取り入れた栄養管理士の野口節子氏が監修しています。
家庭栄養研究会ではこれまで、月刊『食べもの通信』や講座・講演会などでがん予防の食事と生活について取り組んできており、本書はその成果をもとに、新たな書き下ろしを中心にまとめました。
がん細胞を消す食べもの・食べ方を中心に、レシピも40種類掲載。2色刷りでイラストや図表も多く親しみやすい編集になっています。入浴法・笑い・温熱法などの生活術もわかりやすく紹介し、今日から役立つヒントが満載です。
お勧めしたい食と温泉・代替療法がそろった宿泊施設の詳しい記事もあります。
▼編集 家庭栄養研究会
▼出版社 食べもの通信社
▼定価1200円+税
(新聞「農民」2013.12.16付)
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