農のこころ丸山美沙夫
天龍に霧立ち伊那は柿すだれ 竹村 茜 俳誌『白炎』から。天龍川に添う伊那谷は干柿の産地としても知られている。川霧が立ち寒暖の差が「市田柿」の渋を抜いて甘味に造成してゆく。吊柿は、家の周りや集落を包むように続いており風物詩となる。水分が乾くと、一つひとつ揉んで乾かし表面に白粉を生じる。寒い地方の風土を生かした知恵の美味。
(新聞「農民」2013.12.9付)
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[2013年12月]
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