農のこころ
大根引く郷の山腹後ろ楯 美沙夫 大根は葉をつかんで引き抜くので「掘る」とは言わず、「引く」という。通年栽培されるが、やはり美味しい冬の食材の一つであり、食文化を広げてきた大事な野菜であろう。山々に囲まれた村里は、いよいよ雪となるが、そこに生きる人々の大根引きの姿も逞しい。作業する足腰を踏ん張る背は、山腹に抱かれている。
(新聞「農民」2013.12.23付)
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[2013年12月]
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