TPP阻止 秘密保護法廃止いっぱい食べて、運動の力に中央収穫祭
今年9月から全国で繰り広げられてきた全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)のグリーンウエーブ行動を締めくくる「中央収穫祭」が12月8日、東京都内で開かれ、150人が集いました。この日の日中には「これでいいのか?! TPP12・8大行動」が取り組まれたとあって、TPP阻止に向けて、熱気あふれる収穫祭になりました。
国交労連(日本国家公務員労働組合連合会)の宮垣忠中央執行委員長が、「TPP反対の世論が広がっているが、それを一番恐れているのが安倍自公政権だ。今日はおいしいものをいっぱい食べて、明日からの運動に備えようではないか」と開会あいさつ。 日本共産党の紙智子参院議員も駆けつけ、12月6日に参議院で成立した特定秘密保護法をめぐる国会情勢を報告するとともに、「秘密保護法の強行、TPP、社会保障制度の改悪など、安倍内閣の暴走に国民の怒りがますます広がってきている。ここからは安倍内閣の“終わりの始まり”になるようなたたかいにしよう」と呼びかけました。 「TPP参加交渉からの即時脱退を求める大学教員の会」の醍醐聰さんが来賓あいさつし、「重要5品目に関して甘利明TPP担当大臣が“1センチも譲れない”と言ったり、西村康稔内閣府副大臣が“1ミリも動いていない”と言ったりして、単位がだんだん細かくなっているのが気にはなるが…(会場一同、爆笑)、こう言わざるを得ないところまで私たちの運動が推進派を追いつめてきた」と述べ、「TPP反対の共同をさらに強めよう」と呼びかけました。 テーブルには、北は北海道、南は大分県など全国からのごちそうや地酒が並び、参加者はおおいに舌鼓を打ち、交流しました。
地域の団体と新たな共同広がる京都食健連 定期総会と収穫祭開く農民連や新日本婦人の会、労働組合などでつくる京都食健連は12月5日、京都市のハートピア京都で定期総会と収穫祭を行いました。総会ではこの1年間にTPP反対のたたかいが京都でも大きく広がったことが報告されました。 京都府保険医協会や労働組合、コープ自然派など、これまであまりつながりのなかった団体との共同が広がり、「TPP反対京都ネットワーク」の結成にもつながりました。また、地域でもTPP反対ネットがつくられ、12月15日には「TPPを考える山城ネットワーク」がシンポジウムを開催するなど、活発な活動が繰り広げられています。
定番の手料理で大盛況の収穫祭総会後は恒例の収穫祭。農民連の産直野菜や卵、魚ボックスで新婦人のみなさんが作った料理が並びました。2日間煮込んだ「ぶり大根」や「シフォンケーキ」も収穫祭の定番です。
伊根漁協直送のヒラマサやマルゴ、アオリイカの刺身と自治労連持参の地酒「大鬼」で大いに盛り上がりました。 (京都農民連 安田政教)
(新聞「農民」2013.12.23付)
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[2013年12月]
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