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11月27日に開かれた「ふるさと産直みほん市」の出展者と来場者の声を紹介します。
味覚の育つ子どもたちに、安全で、生産者の顔が見えるものを食べさせるのはとても大切なことで、そこにこだわってがんばっている栄養士さんもたくさんいます。日本の農業を守らなければ、子どもたちに安心して食べさせられる、安全な食材もなくなってしまいます。これからもいい商品を紹介して、理念を持って作っている生産者の皆さんと、学校とをつないでいきたいと思っています。
各地のお米の栽培を紹介するお米コーナー |
うちでは11年前から一般米は置かず、生産者の顔が見え、無農薬や特栽米、またはそれに準ずるものにこだわって扱っています。仕入れ値も小売価格も1年間一定で、スーパーのような特売はしませんが、売り上げは順調です。激安でなくても、鬼木さんの「おなご米」のように特色があるお米を求めるお客さんは確実にいます。
福岡出身の来場者と話が盛り上がる「おなご米」の鬼木さん(左) |
厳しいこと言うようですが、生産者も勉強が足りません。その地域ではありきたりでも、そこにしかないものに光をあてて、どう商品化していくか。農業はこれだけ難しい仕事を、大自然を相手にしてやっているのですから、そのことに誇りを持って、消費者に伝えていく努力も求められていると思います。
その意味で、北海道のブースに出ていた山わさびは、加工品としても、商品としても完成度が高く、生産者の千葉洋子さんの話もとても良いと思いました。ともすると中途半端な完成度になりがちな農産加工ですが、精度の高い加工品ができるようになれば、農業も変わると思います。
[2013年12月]
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