2024年3月
■2024年3月25日(第1594号)
- 食と農の危機打開に役立つ農基法を
- 農民連は3月13日、「食料自給率向上を放棄する農基法改定案は撤回を!緊急院内集会」をオンライン併用で開き、「食料自給率向上を政府の法的義務とすることを求める請願」署名を提出しました。
- 地震大国・日本に原発は無謀
- 3月9日に金沢市で、「石川県原発を考える女性の会」が、長年石川県の原発の調査を続けている、新潟大学の立石雅昭名誉教授を迎えて、今回の能登半島地震が起こったメカニズムについての講演が行われました。
- 企業献金やめて応能負担の税制に
- 3・13重税反対中央実行委員会は3月13日、国会内で中央各界代表者会議を開きました。
- 軍拡よりくらしと人権 国際女性デー中央大会
- 「ハラスメントは人権侵害!」「安心して暮らしていける最低保証年金制度を!」「国は客室乗務員に保安任務ライセンスを付与せよ!」
- 二度と原発事故を起こしてはならない
- 東日本大震災、東京電力福島第一原発事故から13年を迎える3月11日に先立ち、「地震大国に原発いらない! 3・9原発ゼロ新宿パレード」が9日、東京・新宿で行われました。400人が参加し、新宿駅前などの大通りを「日本のどこにも原発いらない」「アルプス処理水海洋放出を中止せよ」と声やプラカードでアピールして歩きました。主催は「原発をなくす全国連絡会」。
- 農のこころ
- 集えば熱気この里を守(も)る春の雪
- 自給率向上署名
- 農民連が取り組んでいる「食料自給率向上を法的義務とすることを求める署名」が全国各地から集まっています。署名用紙とともに激励の手紙も寄せられていますので、その一部を紹介します。
- 日本農業を守り食料自給率の向上を
- 岡山県倉敷市内で3月3日、岡山大学名誉教授の小松泰信先生を招いて「日本の農業を守り、食料自給率の向上を!小松泰信先生と語ろう」の集会が開かれ、40人以上が参加し、農業について活発に話し合われました(写真)。この集会は、新日本婦人の会倉敷支部と岡山県農民連備北支部との共催で開かれました。
- 本の紹介/アグロエコロジー〈農文協〉
- 21世紀に入り、地球環境問題と食料安全保障が世界中で課題となるなか、資源やエネルギーを大量投入して規模と効率を追求する工業的農業が立ちゆかないことが明らかになってきました。
- 発見 農の現場から
- 昨年、大分県農民連の会長に就きました白石徳明(のりあき)です。住所は大分県の空の玄関口、国東(くにさき)市です。国東市は大分県の北東部にある国東半島の東側を占める農村地帯です。
- 多様な担い手の育成こそ地域農業再生の力に
- 2012年に、民主党政権下で始まった青年就農給付金制度。自民党の政権復帰以降は名称変更や支援内容の切り崩しなどもありながら、地域の農業の担い手育成に大きな力となってきました。この就農支援給付金制度を活用して、2015年に就農した徳島県板野町の石川五重さん(52)もその一人です。
- 旬の味
- 3月ももう後半。成人式も終わり卒業シーズンに入りました。奈良では日当たりの良い場所の桜がちらほら咲き始めています
■2024年3月18日(第1593号)
- 今の思いを語る
- 東日本大震災・福島原発事故から13年。今の思いを福島県北農民連副会長の佐藤紫苑さん(伊達市、イチゴ・キュウリ農家)に手記を寄せてもらいました。
- 2万4354人分の国会請願署名
- 国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会(全国食健連)は3月7日、国会議員会館内で、食料自給率を国内農政の重点政策に据え、「農業者戸別所得補償制度」の復活など、家族農業を支える政策を実行することを求める国会請願署名2万4354人分の提出行動を行いました。
- 長谷川会長が野党国会議員と懇談
- 農民連の長谷川敏郎会長は3月6、7の両日、野党国会議員を訪ねて、食料・農業・農村基本法改定案について意見交換し、食と農の危機打開に向けて力を合わせることを申し入れ、懇談しました。
- 「畑作50年のイロハを語る」
- 水田交付金を頼りに小麦や大豆などをつくる北海道当別町で、「畑作50年のイロハを語る」と題し、畑作の実践者と交流する集まりが2月14日に行われ、北海道農民連副委員長の大沢稔さん(小清水町の畑作農家)がお話ししました。
- 農のこころ
- 捨て棚田拾い集めて春耕子
- 輪島 笑顔で“今日はありがとう”/能登半島地震支援募金にご協力ください
- 4回目となる石川県輪島市での炊き出し支援が2月29日に行われました。
- 農家のための税金コーナー(51)
- 消費税の申告期限は、3月31日です。それまで修正申告は何度でもできます。今年の消費税申告からはインボイス(適格請求書)対応が必要になります。
- いま注目 オーガニック給食―3―
- 東京都の栄養教諭、松本恭子さん(東久留米市第九小学校に勤務)は学校給食の重要性を考える中で、積極的に地場産や有機農産物を給食に取り入れています。学校給食の在り方を「教育」「産業」「福祉」それぞれの分野から取り組む松本先生に話を聞きました。
- 旬の味
- 令和6年能登半島地震により被災された方々やご家族のみなさまに、心からお見舞い申し上げます。地震から2カ月がたちました
■2024年3月11日(第1592号)
- 原発に反対する農家の思い
- 東日本大震災・福島第一原発事故から13年。今年は能登半島地震も経験し、全国各地で原発とたたかっている人たちはどんな思いで13年目を迎えたのか。事故後に愛媛に避難した渡部寛志さん(福島県農民連会員)に今の思いを寄稿してもらいました。
- 原発から5キロメートル、この土地で農業をする誇り
- 島根県松江市鹿島町にある島根原発(中国電力)は日本で唯一、県庁所在地に立地する原発です。中国電力は今年8月に2号機を再稼働させるとしています。島根農民連副会長の清原昭さんに話を聞きました。
- あたたかい食事、喜ばれる
- 新潟県農民連から青年部員が輪島で炊き出し/石川・輪島診療所で炊き出し支援
- 食料・農業・農村基本法改定案の閣議決定に抗議し、農と食の再生に役立つ基本法を要求する
- 一、政府は2月27日、食料・農業・農村基本法改定案を閣議決定し、国会に提出した。
- 「だれ一人取り残さない」の実現には農業を支えなければならない/ウクライナに平和を 500人が集会とデモ
- 私は学生に「食と農」から生活のリスクを考える授業をしています。
- 農のこころ
- クレヨンの塗はじめかな麦青む
- 原発推進の実態は「延命」!
- 昨年12月23日に行われた「原発ゼロをめざす全国交流会」で、龍谷大学の大島堅一教授が岸田政権による原発推進政策の実態について講演しました。
- 農家のための税金コーナー(50)
- 3月31日はインボイス(適格請求書)制度の導入後、初めての消費税申告期日になります。税務署も混乱しており、とんでもない事態が起きています。
- 春近し!!
- 2月に積雪がなくなった青森県黒石市の畑で蕗(ふき)のとうがとれたのは初経験でした。ネギも掘り出し喜んでいたら、翌朝20〜30センチも積もり、久々の雪片付け。目まぐるしい? 春近しです。
- いま注目 オーガニック給食―2―/イラスト
- 3月4日号で高校生の発案による有機給食を実現、という記事を紹介しました。食材を提供した農家のもとを訪れた高校生たち。その1つが愛知県田原市の「渥美どろんこ村」です。
- 旬の味
- 前回、AI(人工知能)と農業の関わりについて少し書かせてもらったので、続きを掘り下げてみたい。まず導入の恩恵を受けられるのは施設園芸における温度、施肥管理で、すでに先進地域では導入が進められている
■2024年3月4日(第1591号)
- PFASってなに?
- 今、各地で「PFAS(ピーファス)」による汚染が深刻になっています。PFASとは1万種以上もの有機フッ素化合物の総称です。
- ホクレン北農中央会農政事務所に要請
- 北海道農民連は2月13日、北農中央会とホクレン、北海道農政事務所への要請を行いました。
- 女性差別撤廃条約実現へ 女性・市民団体が院内集会
- 今年の10月にスイス・ジュネーブで行われる国連女性差別撤廃委員会(CEDAW=セドー)の日本報告審議に向けて、女性差別撤廃条約の実効性を高める「選択議定書」の早期批准を求める女性・市民団体のネットワーク「女性差別撤廃委員会の日本報告審議までに選択議定書の批准を実現させる会」が発足し、2月14日にキックオフの院内集会が開催されました。
- 原発なくす会がイレブン行動
- 東日本大震災から来月で13年を迎える2月13日、「原発をなくす全国連絡会」が東京都新宿駅前でイレブン行動を行いました。6団体11人が参加し、岸田政権の原発推進政策を批判し、再生可能エネルギー普及を進める政治に変えようと街頭で呼びかけました。
- 農のこころ
- 自給率上げねば飢える麦青む
- 日本の種子の未来を考える
- 農民連とOKシードプロジェクト、家族農林漁業プラットフォーム・ジャパン(FFPJ)、日本消費者連盟は2月13日、オンライン学習会「日本のタネの未来を考える〜種苗法改正の背後にあるUPOV(ユポフ)の実態〜」を開き、約180人が参加しました。
- 食料自給率向上切り捨て、日本農業再生の展望なし(1/3)/(2/3)/(3/3)
- 政府が国会に提出する食料・農業・農村基本法の改正案が明らかになりました。岸田首相が施政方針で「農政を抜本的に見直す」と表明した通り、現行基本法を事実上廃止して、国民が望む食料自給率の向上を切り捨て、アグリビジネス推進のための新法に置き換える内容です。
- 千葉県農民連 第55回定期大会
- 食料と気候など世界の多重危機のもと、食料主権とアグロエコロジーで農業を未来につなぎ、暮らしと地域を守ろう――。千葉県農民連は1月25日、第55回定期大会を成田市にある宗吾霊堂(東勝寺)で行いました。
- 設立7周年講演会開く/ドキュメント映画「腐植土―地球を救う忘れられた最後のチャンス」上映会
- 沖縄と連帯する島根の会主催で設立7周年記念講演会が2月12日に開催され、農民連全国連の長谷川敏郎会長が招かれ、「食料自給率向上は東アジアの平和の道」と題して1時間20分の講演と参加者からの質問に答えました。松江市の島根県民会館大会議室には会場いっぱいの130人余りが県内から詰めかけ、熱気あふれる講演会となりました。
- 農家のための税金コーナー(49)
- 今年の重税反対統一行動は3月13日を中心に行われます。早めの申告の準備を心がけましょう。
- 地震大国日本に原発はいらない
- 原発をなくす全国連絡会とふくしま復興共同センターは2月7日、都内で政府に対し要請交渉と署名提出を行いました。
- いま注目オーガニック給食 ―1―
- 東京都杉並区にある文化学園大学杉並中学・高等学校(以下、文大杉並)で1月25日、「オーガニック給食の日」として有機農産物を使った献立メニューが給食で出されました。学校給食を実施する同校の中学生約390人を対象に実施。
- 旬の味
- 家族とヘルパーさんとの共同作業で少量多品種な野菜を栽培中。葉物は、ほうれん草2種、小松菜、かき菜、ルッコラ、あぶら菜、高菜2種、野沢菜など。それぞれ特徴ある風味で直売所でも人気です
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